廣瀬 量平
北海道函館生まれ。北海道大学教育学部卒業後、東京藝術大学作曲科に入学。1961年、同専攻科を修了。在学中、池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄らに師事し、厳格なエクリチュールと高度な音楽教養を身につけた。その後、63年の《トルソ》(筝2面・三絃・尺八・チェロ)を皮切りに、邦楽器のための作品を多く発表。特に尺八には多大な関心を寄せ、以後10数年にわたって尺八を主役とする作品を書き続けた。その他代表作に、チェロ協奏曲《トリステ(悲)》(71)、フルートアンサンブルのための《ブルー・トレイン》(79)、アルト・リコーダーのための《メディテーション》(75)など。京都市立芸術大学音楽学部教授、音楽研究科長、音楽学部長を歴任。ザルツブルグモーツアルテウム音楽院講師、独エッセン音楽大学講師等も務めた。現在、京都市立芸術大学名誉教授、京都コンサートホール館長。文化庁芸術作品賞、紫綬褒章等、受賞多数。
廣瀬量平
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