カルーセル麻紀
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カルーセル 麻紀(カルーセル まき、Carrousel, Maki、1942年〈昭和17年〉11月26日 - )は、日本のニューハーフタレント。本名:平原 麻紀(ひらはら まき)、旧名および出生名:平原 徹男(ひらはら てつお)。所属芸能事務所は、オフィスカルーゼル。
注釈
- ^ 公称は長らく「1945年生」ということになっていたが、後に訂正された。
- ^ ちなみに麻紀の弟は、「徹男に次ぐように」という願いを込めて次男(つぐお)と命名されたとの事。
- ^ 本人によると「診断直後は焦ったが、治療に当たった医者がイケメン揃いで“ここホストクラブじゃないの?(笑)”と思った。そのおかげで入院中は気分が滅入ることなく過ごせた」とのこと[3]。
- ^ 「本当は“あたし”と言いたかったが、幼かったため上手く言えずこの呼び方になった」としている[3]。
- ^ 本人は丸刈りを嫌っていたため、小学校の校則か父親に命じられて丸刈りにしていた模様。
- ^ 客の中には勝新太郎や田宮二郎などの有名人もいた[3]。
- ^ ちなみにこの頃は、身体に下着の跡がつかないようにいつも裸にサックドレスを羽織っていた[3]。
- ^ 「ドクターに訴えても“大丈夫、大丈夫”の一点張りだった。壮絶な激痛が収まらず、最後は看護師にお金を渡して手術道具を借りて、麻紀自ら化膿した部分を切り取る処置をした」とのこと[8]。
- ^ これは『クイズダービー』での問題としても使われた。
- ^ たとえテレビ番組にレギュラーで出ていても、番組を降ろされるのを覚悟で「この時期は絶対に休みますから」と番組スタッフに伝えているとのこと[6]。
- ^ 「あの奔放で小悪魔的なセクシーさと無造作に計算されたファッションセンスが大好きで、私の目指す所です」と評している[8]。
- ^ 彼から熱烈にプロポーズされた後、彼の両親にも紹介された。彼が「麻紀と結婚したい。元男性だけど手術をして女性になっているから」と伝えられ、彼の両親から“結婚”を承諾された。日本で彼と一緒に暮らしたが嫉妬深い所がある彼についていけなくなり、半年後のちょうど彼のビザが切れる頃に彼の荷物をまとめて半ば強制的に帰国させたとのこと[2]。
- ^ 当時は性的少数者に対する差別が強く、「帰ってくんな、釧路の恥さらしが」と言われたり、石を投げられたりすることもあったという[6]。
- ^ 自身の術後の辛い体験や、その後手術した後輩たちの理想と現実に苦悩する姿を見たことから[10]。
- ^ 太地は15期生として入団したが、一年留年したため峰岸と同じ16期生として卒業した。
- ^ 関敬六とデュエット。
- ^ 日活映画「夜は私を濡らす」主題歌。
出典
- ^ カルーセル麻紀さん戸籍変更の記者会見(各メディアの報道を紹介したサイトのインターネットアーカイブ)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z “人間ドキュメント・LGBTタレントのパイオニア、カルーセル麻紀が戦ってきた「偏見と差別」”. 週刊女性PRIME (2021年3月20日). 2021年12月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 『週刊現代』12月4日号:私の地図 第503回カルーセル麻紀 pp.78-80
- ^ a b c カルーセル麻紀さん 79 血管の病気(5)「あと20年生きたい」『読売新聞』夕刊2022年7月30日3面
- ^ a b c 【国内】カルーセル麻紀・大麻、コカイン所持で現行犯逮捕 2001年9月22日報道
- ^ a b c d e f g h i “カルーセル麻紀が桜木紫乃に語る「15歳のときに家出して、ゲイボーイに。自分の居場所は自分で作る」”. 婦人公論.jp. 2020年6月16日閲覧。
- ^ a b c d “気になるピープル・カルーセル麻紀・第1回「ゲイを夢見る少年から、究極の女へ。」”. ウェブマガジン「salitote」 (2012年1月5日). 2021年12月15日閲覧。
- ^ a b c d “気になるピープル・カルーセル麻紀・第3回「パリ、モロッコ、性転換の旅。」”. ウェブマガジン「salitote」 (2012年2月2日). 2021年12月15日閲覧。
- ^ a b c d “気になるピープル・カルーセル麻紀・第4回「男と女、ハイブリッドな私の人生。」”. ウェブマガジン「salitote」 (2012年2月17日). 2021年12月15日閲覧。
- ^ a b “気になるピープル・カルーセル麻紀・第2回「自由と魔性のセクシャル革命」”. ウェブマガジン「salitote」 (2012年1月19日). 2021年12月15日閲覧。
- ^ “カルーセル麻紀、仲がよすぎて猿翁妻に嫉妬される”. 週刊女性PRIME. 2021年2月19日閲覧。
- ^ TV番組で自身が語っていたり、本人のホームページのインタビュー新聞記事から。
- ^ “作品データ”. ルパン三世NETWORK 2016年5月3日閲覧。
- ^ “前田敦子×カルーセル麻紀×哀川翔が共演 三島有紀子監督『一月の声に歓びを刻め』公開へ”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2023年10月5日) 2023年10月5日閲覧。
- ^ CM Watch(2016年1月19日)
- ^ KIRIN商品情報(2016年1月)
- 1 カルーセル麻紀とは
- 2 カルーセル麻紀の概要
- 3 人物
- 4 出演作品
- 5 音楽
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