国連宇宙軍軍人
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「宇宙戦艦ヤマト2199の登場人物」の記事における「国連宇宙軍軍人」の解説
『2199』に登場する国連統合軍傘下の4軍のうちの1つ。傘下に「宇宙海軍」「空間防衛総隊」「宇宙海兵隊」が存在する。 古代守(こだい まもる) 声 - 宮本充 / デザイン - 結城信輝 / 登場作品 - 『2199』『星巡る方舟』『ヤマトという時代』 宇宙海軍・連合宇宙艦隊・第一艦隊所属駆逐艦「ユキカゼ」艦長。三等宙佐。古代進の兄。神奈川県三浦市出身。28歳。 『2199』第1話から登場。メ号作戦で先遣艦を務めていたためガミラス艦隊との直接戦闘を一時回避する。艦隊に合流後、旗艦キリシマの撤退援護のため敵艦隊に突撃。消息を絶って戦死扱いとなる。部下からは慕われている。 旧作と異なり、ヤマトのイスカンダル到着時点ですでに死亡しているが、イスカンダルの科学力によってその記憶は保存され、コスモリバースを起動させる核となる。 土方竜(ひじかた りゅう) 声 - 石塚運昇(〜『2202』第19話)、楠見尚己(『2202』第21話〜) / デザイン - 結城信輝 / 登場作品 - 『2199』『追憶の航海』『星巡る方舟』『2202』『ヤマトという時代』 空間防衛総隊司令長官(『2199』)→外洋防衛師団司令官(『2202』)。宙将。東京都出身。2142年5月5日生。56歳(『2199』)→60歳(『2202』)。 『2199』第1話から登場。『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』や『宇宙戦艦ヤマト2』が反映され、古代や島の恩師となっている。また、沖田の同期かつ親友と明確に設定され、旧シリーズではなかった共演シーンが存在する。その他、雪の保護者という設定も追加されている。 山南修(やまなみ おさむ) 声 - 江原正士 / デザイン - 結城信輝 / 登場作品 - 『2199』『星巡る方舟』『2202』『ヤマトという時代』『2205』 宇宙海軍・連合宇宙艦隊・第一艦隊旗艦「キリシマ」艦長(『2199』)→地球連邦航宙艦隊総旗艦「アンドロメダ」艦長(『2202』)→第65護衛隊隊司令(『2205』)。一等宙佐。兵庫県出身。2150年4月4日生。48歳(『2199』)→52歳(『2202』)→55歳(『2205』)。 『2199』第1話から登場。楽観主義者だが実力は確かな人物で、沖田の信頼は厚い。 目の形や肌の色、頬髯や顎鬚など、『ヤマトよ永遠に』とは大きく異なる顔立ちへ変更された。また、『ヤマトよ永遠に』では姓のみ設定されていたが、本シリーズではフルネームが設定された。 島大吾(しま だいご) 声 - 宝亀克寿 / デザイン - 結城信輝(原案)、山岡信一(クリンナップ) / 登場作品 - 『2199』 宇宙海軍・巡洋艦「ムラサメ」艦長。一等宙佐。大介・次郎の父。沖縄県出身。故人、2191年没、享年52。 『2199』第4話の回想から登場。2191年のガミラスとの初遭遇時の戦闘で戦死している。ガミラスとの戦闘はガミラス側の先制攻撃と報道されたが、実際は芹沢の命令を受けた大吾のムラサメが先制攻撃を仕掛けた。どのような命令でも粛々と遂行する生真面目な軍人だが、本来は異星人とも友好関係を築けると考える温和な人格者であり、ガミラスと戦端を開いてしまったことを悔やんでいた。死の間際、大介に異星人とも共存できるという希望を持つよう願った。 軍人であると同時に船乗りとしての信念を抱いており、かつて大介に「どんな時も仲間を見捨てないのが本当の船乗り」と語っている。その信念は、成長した大介にも受け継がれている。 石津英二 声 - 原田晃 / デザイン - 山岡信一 / 登場作品 - 『2199』『ヤマトという時代』 宇宙海軍・連合宇宙艦隊・第一艦隊所属駆逐艦「ユキカゼ」副長。宙雷士。一等宙尉。 『2199』第1、17話に登場。メ号作戦で、殿(しんがり)を務める意志を持った古代守に対して軽口を叩き、他の乗組員とともに「銀河航路」を歌い始め、最期まで守と共にする覚悟を示した。その後、ガミラスの捕虜となるが、捕虜護送船がイスカンダルへ墜落し、その際に死亡する。守や他の乗組員とともにイスカンダルに墓標が立っている。 山本明生(やまもと あきお) 声 - 小上裕通 / デザイン - 山岡信一 / 登場作品 - 『2199』『星巡る方舟』『2202』 空間防衛総隊・火星方面軍・第343航空団第4偵察飛行隊所属の偵察要員、コールサインは「ソードスリー」。三等宙尉。山本玲の兄。火星アルカディアシティー出身のマーズノイド。故人、2193年没。 『2199』第2話での写真から登場。玲の兄で、加藤三郎の親友。篠原とも同じ部隊ゆえに知り合いだった。玲と同様の紅瞳で、髪は玲より若干濃い銀髪。「偵察は戻ってくるのが任務」といつも玲に言っていたが、カ2号作戦における偵察任務中にガミラスの襲撃に遭い戦死した。明生の死は玲と加藤の心に深い傷を残しており、玲が航空隊に志願した理由かつ加藤がそれに反対した理由でもある。漫画版 コスモゼロ(アニメ第1話、単行本第1巻で古代と島が壊した試験機)のテストパイロットという設定になっている。また、アニメ版と異なり、暴動にまきこまれた幼児をかばって暴徒に襲われて死亡し、市民との対立に発展することを恐れた行政府と軍の判断により戦死扱いにされているという設定に変更されている。死亡時期もアニメ版と異なり、玲の飛行課入学後と2199年から近年のこととなっている。 緋眼のエース 第二次内惑星戦争終結から間もない少年時代、戦争で敵対していたマーズノイドを差別する地球出身者から玲を守る良き兄としての姿が描かれている。また、加藤はパイロットとしての技量を大いに認めていた明生が戦死したゆえに「どんなに腕が良くても、宇宙で戦闘機に乗ることは常に死と隣り合わせ」という思いを抱き、それが玲を航空隊に入れない考えの根源となっている。 沖田の息子 デザイン - 結城信輝(ラフ) / 登場作品 - 『2199』『追憶の航海』『ヤマトという時代』 名前は不明。カ2号作戦時に戦死している。漫画版では駆逐艦艦長で、三等宙佐。 旧作と違い着用しているのは艦長服で、身長も父より高い。旧作同様に写真は沖田と息子と女性の3人で、やはり女性の素性は不明である。
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