しょうかい‐き〔セウカイ‐〕【×哨戒機】
【哨戒機】(しょうかいき)
Patrol Plane.
敵の接近や侵入などに備えて広範囲を哨戒(見回り)し、警戒することを目的とした軍用機。
哨戒や警戒だけでなく、戦場の監視や、場合によっては攻撃をも行う。
用途として偵察機と重複する部分があるが、広い範囲の空域を長時間飛行する必要があるため、長い航続距離や滞空時間が求められるのが特徴。
このため、大量の燃料を積める大きな機体(輸送機や爆撃機をベースとするものが多い)と、燃費のよいエンジンを持つことが一般的である。(現代ではターボプロップやバイパス比の高いターボファンなどが用いられる)
レーダーなどの探知手段が発達した現代では、哨戒機といえば潜水艦を対象にした対潜哨戒機がほとんどである。
ただし、当初対潜哨戒機として造られたものを、陸上や水上の目標に対して使うことも多い。
近年では、漁船の違法操業や不法入出国、密貿易、海賊行為、汚染物質の不法投棄などへの監視・対処といった警察的任務をこなすこともある。
関連:偵察機
対潜哨戒機
(哨戒機 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 05:16 UTC 版)
対潜哨戒機(たいせんしょうかいき、英語: Maritime patrol aircraft, MPA[注 1])は、対潜戦を重視して設計・装備された航空機。日米の軍用機の命名規則では哨戒を意味する英単語(patrol)の頭文字からPが使われるが、イギリスではMR、NATOコードでは独立した分類を持たず雑多な機種としてMが使われる。
注釈
出典
- ^ a b c 久保 2017.
- ^ a b Polmar & Whitman 2016, pp. 35–38.
- ^ a b 石川 2003.
- ^ a b c Grossnick 1994, pp. 537–540.
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- ^ a b Polmar & Whitman 2016, pp. 8–12.
- ^ a b c d Polmar & Whitman 2016, pp. 53–56.
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- ^ a b c 海上幕僚監部 1980, ch.5 §11.
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- ^ 柿谷 2021.
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- ^ a b 白石 2021.
- ^ a b c 岡崎 2012, pp. 67–75.
- 1 対潜哨戒機とは
- 2 対潜哨戒機の概要
- 3 機種一覧
- 4 脚注
哨戒機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 19:38 UTC 版)
BAE ニムロッドMR.2が対潜水艦戦闘 (ASW) と対水上艦戦闘 (ASUW) 任務に従事していた。加えて同機は、長大な航続距離と強力な通信装置を生かし、救難ヘリ・艦艇・沿岸基地間の通信を橋渡しすることで、捜索救難ミッションにおける調整役をも担っていた。さらに、海上を漂流する人々に対して、救命ボートとサバイバル用品を搭載するポッドを投下することも可能である。MR.2はMRA.4への改装を開始したが、中途でキャンセルされ2011年には退役し全機スクラップとされている。 後継として9機のP-8導入を2015年には決定している。
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哨戒機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 20:40 UTC 版)
対潜哨戒機では、捜索機と攻撃機がペアとなって行動するハンターキラー戦術が第二次世界大戦中から始まり、AF-2WとAF-2Sから構成される航空システム「AF ガーディアン」などが運用されたが、機材の進化により、ハンターとキラーの兼任が可能となったため、現代では行われない。
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哨戒機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 00:04 UTC 版)
「超時空要塞マクロスの登場メカ一覧」の記事における「哨戒機」の解説
ES-11D キャッツアイ (テレビ版) 大気圏内外両用の早期警戒機。開発メーカーはグラモア。機体後部に大気圏内用エンジン、前進翼の両翼に大気圏外用エンジン、機体上部に円盤型レドームを装備する。複座型で前席にレーダー監視員、後席にパイロットが搭乗する。第10話で早瀬未沙が偵察任務のため同乗する。 EC-33B ディスクセンサー (テレビ版) 大型調査偵察機。開発メーカーはマックネル・ドグラー。機体上部にレドームを装備し、胴体内のモニタリングルームで情報収集を行う。第32話でカムジン一派追跡隊の指揮機となる。
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哨戒機
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「エリア88の登場兵器一覧」の記事における「哨戒機」の解説
E-2C ホークアイ 空母登場直前、プロジェクト4の補給ルートへの海岸基地のエリア88による攻撃の際、プロジェクト4側が発進拠点を探知するのに登場。エリア88の隊員は使用していない。 S-2G トラッカー 周辺地区の偵察哨戒任務についていたが、プロジェクト4上陸部隊を発見した哨戒機2機が撃墜されている。元々、S-2は艦上対潜哨戒機であるが、漁業監視機や消防機などの多目的利用もされている。エリア88に配備されているが、主要の隊員は搭乗していない。 S-3A ヴァイキング 空母88の艦載機として登場。プロジェクト4の潜水艦を対潜ミサイルで撃沈している。なお、この対潜ミサイルは赤外線探知と記載があるが、実在する対潜ミサイルは音響誘導方式であって、赤外線誘導方式は存在しない。主要メンバーは搭乗していない。
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