各部族と関連用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:05 UTC 版)
「Horizon Zero Dawn」の記事における「各部族と関連用語」の解説
ノラ族 女神「大いなる母」を信仰する部族。ノラ族は山岳を女神に見立て、部族はその加護を受けていると考えている。ノラ族の「義勇兵」によって危険な機械が排除された「安息の地」と呼ばれる山岳地帯に住む。集落ごとに30人の長老が存在しており、それを束ねる3人の大長老がいる(すべて女性)。長老になるためには孫ができる必要がある。結婚には長老の許可が必要。ノラ族の掟を破り部族から追放された者は「異端者」と呼ばれる。犯した罪の重さによって追放の期間は異なり、異端者は他者と言葉を交わす事を禁じられる(掟の詳細は不明)。ただし、以前より掟は緩くなっているらしい。ノラ族の試練に合格した者は義勇兵となり、部族を守る任務に就く。この試験で最高成績を出せば望みのものが与えられるとされる。また、義勇兵になれば異端者でも部族の一員として扱われる。ノラはカージャを信仰心のない不届き者と嫌っており、カージャはノラを未開の蛮族と見下しているなど反りが合わない。 大いなる母 ノラの信仰する女神。同時に聖地である「母の源」にある山の中を指す。中にはホロロックの扉など、機械文明の残滓を見られる。機械を忌避するノラ族だが、大いなる母の声(電子アナウンス)を聞くと平伏する。近づいたアーロイをスキャンし、遺伝子からエリザベト・ソベックとの99.47%の合致を認めるも、「アルファ・レジストリ」(おそらくはアルファに関するデータベース)が破損していたことでエラーとなり扉を開くことはできなかった。そこで、アーロイはその修復(ティルサ曰く「穢れの浄化」)を目的として天命の使者に任命された。 その正体は、プロジェクト:ゼロ・ドーンで建造された人類再生施設「ゆりかご施設」の1つ(エレウシス9)。新人類の始祖はここの人工子宮で誕生し、成長と共にテラフォーミングと文明復興に必要な教育を施されるはずだった。しかし、ファロによってデータベースを管理するアポロが消去されたため、教育がなされないままテラフォーミングされた世界へ解き放たれる事となった。 人類再生から約700年後、ガイアの命令でエリザベト・ソベックのクローンであるアーロイの作製が行われたのもここである。ちなみに、出生直後のアーロイを施設の外まで連れ出したのは稼働限界ギリギリだったサービターの一機で、施設入り口付近でそれらしき残骸が確認できる。 この山の中には、ノラ族の掟により大長老しか入ることはできないが、大長老ティルサはエクリプスの襲撃で瀕死になったアーロイをここに匿うことを許した。またノラ族全体がエクリプスの襲撃を受けた際には生き残った人々をここに避難させている。 カージャ族 太陽を崇拝する部族。壮麗な宮殿「太陽宮」を中心に様々な建物が広がるメリディアンを首都としており、統治者は第14代サン王アヴァード。 かつて、第13代サン王・ジランが機械の暴走を収めるため、他の部族を太陽への生贄に捧げればいいという妄執に取りつかれ、周辺の部族に攻め込み虐殺を繰り返した「赤の動乱」を起こした。次男であるアヴァードがオセラム族と共に反乱を起こしてジランを倒したが、今でも他の部族との確執は消えていない。希望や救いといったポジティブな概念には光、死や裏切りといったネガティブな概念には闇にまつわる言葉を当てており、アヴァードの統治するカージャの民は「サン・カージャ」と呼ばれ、戦犯などは追放や収監だけで済ませ、追放者は「シャドウ・カージャ」と呼ばれるようになった。 始祖であるアラマンはノラ族だったが、鉄の遺跡で「古の葉」を見つけたことを咎められて追放された(おそらくフォーカスの事)。しかし、古の葉のもたらす情報で「祈りの塔」がある場所や古代技術を知り、現在の規模まで発展した。なお、古の葉は既に壊れてしまったらしい。 サン王/サン王国 日本語版では「サン」が固有名詞のような印象を与えることがあるが、英語版ではサン王はSun-king、サン王国はSundomと表記され、太陽王(国)といったニュアンスが正しい。カージャの太陽信仰を表した用語である。 エクリプス 「埋もれし影」を神として崇めるカルト集団であり、シャドウ・カージャの主勢力。埋もれし影を名乗ったハデスに服従し、フォーカスネットワークを通して操られている。ジランを支持した司祭や戦士が主となっており、自身らの扱いを不当として現在もメリディアンを奪還しようと考えている。ジランの行いに対して肯定的なものもいるが、立場上やむを得ずに協力する者もいる。コラプターを拠点防衛の戦力とし、デスブリンガーの機関銃で武装した兵士もいるなど高い戦力を持つ。 オセラム族 鍛冶や工芸を得意とする部族。傭兵として活躍することも多い。北の「クレイム」(ゲーム内には登場しない)を本拠地とし、マップ北部にはオセラム族の集落がいくつかある。クレイムでは投票によって代表者を決定し議論を行う選挙制度が設けられている。しかし、罵り合いに発展して三日三晩かけても決まらないこともある。女性の鍛冶師は歓迎されない。ノラ族と同じく「赤の動乱」で多大な被害を受けたたものの、アヴァードが王になって以降はカージャ族とも協力関係にあり、メリディアンでも傭兵部隊「ヴァンガード」を組織して防衛力としている。エルサが隊長であったが、エルサの失踪後は弟のエレンドが隊長になった。 バヌーク族 シャーマニズムを主とする部族で、機械にも魂があると信じている。機械の頭部を加工して頭にかぶり、シャーマンは体に青く光るチューブを埋め込む風習がある。「バン・アー」なる土地からやってきている(オーロラが見られるらしいので、極北地帯と思われる)。その性質は徹底的な実力主義かつ個人主義。一人で全てを解決することを是とし、他人が手を貸すことを好まず、罵ることはあっても感謝することはほとんどないという。血縁という概念も薄く、「ウェラック」という集団単位で活動する(族長もウェラックごとに存在する)。他にも、機械から部品を剥ぐことはシャーマンの担当となっている。バン・アーから滅多に出てこないが、それも過酷な環境から逃げ出したというバヌークにとって屈辱的な扱いを忌避してのものである。バン・アー以外の土地の高所に壁画とグレイザーらしき像が安置されているのを発見できるが、これはかつて無実の罪で追放されたバヌークの偉人によるものだとされる。また、バヌークの文化では壁画は芸術ではなくメッセージであるとされ、新しい絵を描くことはほとんどなく、伝承されたものを描いている。 ウタル族 本編のマップ外の地域を拠点とする部族で、作中には1人しか登場せず、詳細はよく分かっていない。狂王ジランの赤の動乱の際に多くの犠牲者を出したらしい。 テナークス族 禁じられた西部などに拠点を構える好戦的な部族。ウタル族と同じく作中に1人しか登場しない。次回作「Horizon Forbidden West」ではテナークス族の本拠地にアーロイ達が遠征することになる。
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