冴木神社とは? わかりやすく解説

冴木神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 03:25 UTC 版)

ぎんぎつね」の記事における「冴木神社」の解説

冴木 まこと(さえき まこと) 声 - 伊藤かな恵 / 金元寿子 本作主人公16歳高校2年生である少女江戸時代から続く冴木稲荷神社祭神宇迦之御魂大神)の十五代目跡取。母・由子はまことが幼い頃他界しており、現在は父・達夫2人暮らしている。普段、人の目に見えない存在神使など)を見ることのできる目、神眼しんがん)を持っている。見ることができるのは、神社正当な跡取で、同じく神使などを見ることのできた母や祖父血を引いているため。神眼発現したのは4歳、母の葬儀の時で、銀太郎とはそれ以来10年上の付き合い幼い頃から兄のような存在として銀太郎を見てきているためか、神使に対して物怖じしない。特に銀太に対して容赦がなく、髭を引っ張ったり、眠っているところにの上思いっきり拳を振り下ろしたりなど過激なスキンシップを取ることも。幼い頃から家を継ぐつもりで、資格要しない巫女になろうとなんとなく考えていたが、高2の進路相談控え悩んだ末に、國學院大學神職資格取り神主になることを決意する。跡取を目指したのは幼い頃銀太郎に告白しかわされた際の経緯から。 おせっかい焼きで、困っている人を見ると放っておけない。天真爛漫で人懐っこく、年齢の割にやや子供っぽい面もあるが、周囲には好かれやすい性格。しかし男女機微にはあきれるほど疎く小杉想い寄せられていることや、船橋達夫憧れていることにも全く気づいていない。また、悟とは同居しているうえ神眼と言う秘密共有しているため、周囲から付き合っていると見られることも多いが、まこと自身否定している。 作中言及される場面少ないが、容姿母親似かわいらしく小杉には「天使」とまで言われている。 銀太郎(ぎんたろう) 声 - 関俊彦 / 三木眞一郎 冴木稲荷神社依代とし、稲荷大神仕え銀色狐の神使。雄。長い間神社住み多忙な神の代わりに神社守っている。350年ほど生きており、若年神使からはたびたび「おっさん呼ばわりされ本人否定していない。初期はたまにの姿に戻っていたことも。元は普通ので、眉の上傷痕生前負ったもの。その際もらったミカンのことが忘れられ大好物になったが、まこと達にはその経緯教えていない。占いができ、たびたびまことに請われては渋々占いをしている。那智によると、神使通常依代となった神社規模合った体格をしているようだが、銀太郎(や金次郎)は冴木神社の規模割には大柄あるらしい。 口が悪く面倒くさがりで、普段はほぼ一日中寝て過ごしている。まことによると「かわいくない」性格で、上記占いのように、嫌々ながらまことのわがままに付き合ったり、周囲馴染めない悟に対しぶっきらぼうながらアドバイスしてやるなど、素直ではないが根は優しい、いわゆるツンデレ神使として畏敬されることに慣れてはいるが好んではおらず神使人間対等に見ているまことを特別視している節がある神使人間違い弁えているため、まことを敢えて突き放しているようだが、他の神使がまことをたしなめる不機嫌になるなど、その胸中複雑な様子達夫つられてTVドラマ見ていることも多く、特に放送中時代劇にはまことより詳しいが、登場人物役者混同している節もある。 冴木 達夫さえき たつお) 声 - 織田優成 / 関俊彦 まことの父で、冴木神社の宮司43歳。神社の婿として入ったため、神使などを見ることはできないが、存在はなんとなく感じているようである。常に穏やかで夢見がちなのんびり屋で、神使見えまことの良き理解者でもある。(本人には見えていなかったとはいえ)亀の神使の前で、子供の頃見た、車に敷かれた亀の死体の話をするなど、やや天然ボケ一面覗かせる若干性格装っている風情もある。人の心が読める神使たちにも「何を考えてるか分からない」と思われ一目置かれている。男手一つでまことを育ててきたため、料理始めとした家事全般は得意。意外?にも底なし酒豪近所の主婦達からは「先生」慕われており、冴木神社は主婦達の溜まり場となっている様子実家地元でも有名な老舗酒蔵で、幼い頃から跡取り息子として扱われていたため、本人も何となく家を継ぐつもりでいたが、高2の時、後に妻となる由子との出会い機に神職志す当初銀太郎について妻から聞かされても半ば信じていなかったようだが、幼い娘が知らないはずの「銀太郎」の名を発したことで、神使存在信じようになったらしい。また現在では微塵も見せないが、由子亡くなった直後には慣れない家事男手一つ育児一般家庭の出ながら伝統ある神社託されプレッシャーから精神的に追い詰められていた時期もあった。 神尾 悟(かみお さとる) 声 - 小野賢章 冴木神社に居候している、まことと同い年少年彼もまた別の神社正式な跡取りであり、まことと同じく幼い頃から神眼持っている生真面目優しく礼儀正しいが、周囲に対して淡白一歩退いたような態度を取ることも多くまことに他人事情深入りしないよう釘を刺すこともしばしば。しかし剣道の際は格上相手に対して強気攻めるなど、根は頑固でかなりの負けず嫌い女性は苦手だが、年長男性に対して比較素直になる面も。また、背が低いことをひそかに気にしているなど、歳相応悩み抱えている。まこととは異なり神使畏敬しているが、唯一ハルだけは兄妹のように対等に接している。 幼い頃両親事故失いその後悟を引き取った祖父もすぐに他界しその後叔母(父の妹)夫婦育てられる幼い頃から叔母その子ども達から虐げられてきた経験から、周囲に対して壁を作ってしまい、それ故周囲に対してもどこか他人行儀接してきた。その後紆余曲折あって冴木神社に居候することとなったが、まことたちの開いた歓迎会機に少しずつ周囲にも溶け込めるようになり、まことやユミに対してストレートかつ辛辣なツッコミ入れるなど、彼なりのコミュニケーション取っている様子幼い頃から剣道習っており、その腕前折り紙つき。冴木神社に居候することになったのも、まことの通う高校剣道部強豪であったという背景がある。実家神社叔母一家譲って良い考えているものの、ハル処遇のこともあり弁護士勉強をしたいらしいが、叔母からは財産権利主張され彼に全部取り上げられる警戒されており、三者面談の際に学ぶと宣言した時に学費などをもう支払わないとまで恫喝されてしまっているが、本人意に介していない。修学旅行機に、まことを異性として意識し始めた様子ハル 声 - 藤村歩と共に冴木神社に居候している狐の神使一見すると男の子のようだが、実際女の子年齢80前後だが、神使としてはまだ子供(仔のときに死んだことが原因かもしれないが)。元は子別れ中に自動車撥ねられた仔で、悟の曽祖父(声 - 中島ヨシキ)に供養され神使となった。そのため悟の実家神尾神社依代とするが、周囲に心を閉ざす悟を案じてついてきた。子供らしく生意気な性格で、まことや銀太に対しても「バカ女」や「デブサイク」などの暴言を吐く一方、悟に対して過保護甘え様子見せ女性(特に悟と同世代の)が悟に好意的な態度見せると機嫌悪くなるなど、悟に「入れあげすぎ」ている。また、銀太に対して辛辣な態度を取るものの、悟がいないときはそばにいて過ごしたり、遠く出かけるときは銀太郎に肩車をしてもらうなど、それなりに仲はいい模様好物クリームパン天気を占うことができる。 冴木 由子(さえき ゆうこ) まことの母で故人。冴木神社の十四代目で、銀太郎によると「ちょっと夢見がちフツーの女」。しかし神眼持たない頃から目には見えない神や神使存在心底信じており、特に高見からはいわゆる「脳内お花畑不思議ちゃん」と思われていた。達夫高見同い年だったが、病気がちであまり学校へは通えていなかったらしい。まことが生まれた頃には神眼発現しており、先行き短い自分に代わってまことを見守るよう、銀太郎に頼んでいた。 高2のとき、冴木神社へ配達の手伝い訪れた達夫高見出会い達夫一目惚れされる。配達の手伝いでたびたび訪れ達夫たちと親しくなり、達夫徐々に惹かれ行った様子。冴木神社を継ぐため神主資格欲しかったものの、体が弱いことから大学進学諦めており、達夫神主の道を選ぶキッカケとなった冴木 武光(さえき たけみつまことの母方の祖父故人。冴木神社の十三代目で、厳格だ思慮深く思いやりのある人物だった様子当初一人娘由子達夫結婚反対していたが、老舗酒蔵跡取り息子を奪う申し訳なさから来たもので、達夫人柄由子との仲は認めていた。孫の誕生控え、男でも女でも誠実さや真剣さや正直さ持ってほしいと思いから「まこと」と名付けたが、ある日突然倒れそのまま孫の誕生待たず亡くなった。そのため、まことは祖父ついてよ知らない様子

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