ヘイブルグ共和国
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「最弱無敗の神装機竜」の記事における「ヘイブルグ共和国」の解説
ヘイズ 声 - 金元寿子 ヘイブルグ共和国の軍師。神装機竜〈ニーズヘッグ〉の使い手。 旧帝国の皇族の特徴である銀髪に、灰と蒼の瞳を持つ少女。フギルから第三皇女殿と呼ばれているが、旧帝国の皇族の顔を全て知っているルクスにも見覚えがなく、また自らを本物と称し、ルクスをエセ王子と呼ぶなど謎の多い人物。夜架との会話の中で自身の目にも洗礼を施しているという旨の発言をしており、両目の色が異なるのは洗礼の影響と思われる。遺跡を統括する自動人形たちからは創造主と呼ばれ、起源種と呼ばれる角笛の力で終焉神獣さえ支配下に置くなど、一介の軍師とは到底思えない力を駆使する。性格は非常に高慢で他者を見下しており、女であるが「俺」という一人称を使い、チンピラのような非常に口汚い喋り方をする。また、計算高く余裕のある態度を崩さないが、ルクスたちが自分の予想を超えて終焉神獣ユグドラシルを倒したときなどは取り乱しており、計算外の出来事には弱い。 当初は闇商人として暗躍し、ベルベットやバルゼリッドと接触していたが、王立士官学園への襲撃を機に正体を表し、以後は直属部隊「ケルベロス」を指揮して直接ルクスたちと対峙するようになる。過去に旧帝国で行われていたある人体実験に関わっており、実験の被検体であったフィルフィを利用してルクスたちと戦わせるなど卑劣な手段でも平然と実行する。詳細は不明だが胸中に深い恨みを抱き、復讐を目的としており、自分の手でその恨みを晴らすことに拘っている。帝都奪還計画ではニーズヘッグを駆って出撃するが、ルクスたちの活躍によって計画は失敗に終わり、自身もリーシャとの一騎討ちに敗北して止めを刺された。彼女の敗北とともにその正体にまつわる謎も闇に葬られたかに見えたが、〈方舟〉の最深部から発見された古代の皇族の名を記した古文書の中にヘイズの名があり、さらに謎が深まっている。 ソフィスが「月」を起動させた時期に意識を取り戻し、より強力な『洗礼』を施す事で身体を動かす事にも成功。だが、かなり強引な手段らしく、保ってあと10日の命らしい。 『洗礼』の力で、統括者の支配能力を持っている。 サニア・レミスト 声 - M・A・O 王立士官学園の三年生。〈B-bloodワイバーン〉を使う。 セリスをお姉様と慕い、ルクスを学園から追い出そうとする在学反対派の筆頭。七人兄妹のうち女性はサニアのみでセリスには父や兄から虐げられていたため男性が怖いと話していたが、レミスト家では養子であり正体はヘイブルグ共和国のスパイ。ヘイズ直属の部下である特殊部隊「ケルベロス」の一人で、ヘイズの命令で学園内に隠されたグラン・フォースを探していた。ポセイドンの学園襲撃時にアイリに正体を看破されたことで本性を表す。祖国のヘイブルグでは士官養成所に引き取られた戦災孤児で下積みを重ねて機竜使いとなっている。帝都奪還計画ではイーグニッド、キルリとともにグラン・フォース捜索のため王城を襲撃するが、セリスに敗れ捕縛される。 イーグニッド ヘイズ直属の部下である特殊部隊「ケルベロス」の一人。〈B-bloodワイアーム〉を使う。 サニアと同じく旧帝国との戦争で戦災孤児となり士官養成所に引き取られている。下積みを重ねて機竜使いとなるが生まれの差から最下級の扱いだったところをヘイズに見出され、正式に騎士となる。ヘイズのことを苦手としており、自分たちに隠していることがあるのではないかと疑念を抱いていた。また同じケルベロスの一員であるキルリに対しても素性が知れないこととその素顔を見たことでヘイズと同様に疑っていた。 帝都奪還計画ではサニア、キルリとともにグラン・フォース捜索のため王城を襲撃するが、セリスに敗れ捕縛される。 キルリ ヘイズ直属の部下である特殊部隊「ケルベロス」の一人。〈B-bloodドレイク〉を使う。 イーグニッドやサニアと違い戦災孤児ではなくヘイズがどこかから連れて来た娘で、表向きは火傷の跡を隠すためという理由で仮面を付けており言葉も話せないということにされていた。しかし実際には火傷の跡などはなく、金属質の鳥の羽のような耳が生えており、それを隠すために仮面を付けていた。正体は遺跡〈巨人〉の統括者エル・ファジュラの特殊能力で作られた第2分身。 帝都奪還計画ではサニア、イーグニッドとともにグラン・フォース捜索のため王城を襲撃するが、二人が倒されたことで撤退しようとしたところをセリスに止めを刺され機能を停止する。 ローザ・グランハイド ヘイブルグ共和国の七竜騎聖。神装機竜〈ゴルィニシチェ〉の使い手。「鋼の魔女」の異名を持つ。 善を嫌い、悪であることを由としており、常識や倫理に縛られない。それ故に勝つためには卑劣な手段も厭わず、それどころか率先して使おうとさえする。部下の兵士達にもその悪意は向けられており、肉体的、もしくは相手の家族を奴隷に落とすといった精神的な恐怖によって従えている。 全竜戦の代表を決める校内選抜戦で5人を殺害しており投獄されていたため、世界会議まで他国にその存在が知られていなかった。 だが、実はこの「悪は絶対」という思考は、『悪たる王』の洗脳によって植え付けられたもの。本来の性格は臆病で、それを敵意に変えたかのような人物。両親は旧帝国との戦争に反対していたが、同じく国の圧政に不満を覚える市民達の密告により、国家への反逆を企てたことで捕まり、処刑された。この際、投獄された自分を買い取った軍人から「信じていた正しさだけでは、何一つ事態は好転しない」と教えられ、更には『悪たる王』の洗脳によって傲岸不遜な人物像が生まれた。 新王国の港町トライポートにて、第一遺跡『塔(バベル)』攻略のための総司令官として赴いているはずだったが、身代わりを立てて本人は自国に留まっていた。そこで、ヘイブルグに侵入し、世界連合の裏切り者の調査を行っていたルクスとフィルフィと交戦し、最初は優勢に立っていたが最後には敗北した。一度投獄されたが、『悪たる王』の手引きによって脱獄し、『塔』の外壁を破壊し終焉神獣を解き放つ事を命令される。だが、それは用済みになった彼女を始末する事が目的だった。すんでのところをコーラルに助けられると同時に、彼からルクスが自分を助けてほしいと頼まれた事を告げられ、悪の仮面を脱ぎ去る。その後は『悪たる王』とヘイブルグの暗部について全て証言した後、行動を監視、制限された上で七竜騎聖の座を続投している。 カレンシア・ハーズマイス ローザの補佐官。額を出した髪型と理知的な眼鏡が印象的な、年若い外見の少女。ローザに家族を人質に取られ、自らも「悪を為す者だけが勝者になれる」と教え込まれていた。 だが、その正体は、ヘイブルグ共和国を陰から支配する存在である『悪たる王』。神装機竜〈アルクラ〉の使い手。本物のカレンシアは既に殺害されており、彼女がすり替わっていた。ローザには「悪を為さねば生きられない」と洗脳を施し、彼女の家族と友人を人質に取って命令を出してきた。人々を虐げる欲望に興じながらも、周囲から善性のある人間として扱われたいという歪んだ快楽を望んでいる。 ヘイブルグに侵入したルクスとフィルフィに協力していたが、これはルクスを世界連合の裏切り者に仕立て上げるための芝居。その目論見は失敗したが、投獄されたローザに『塔』の終焉神獣を解き放つよう命令した後、ルクスの機攻殻剣を軍に渡す事で本来の目的を達成した。だが、ローザを始末するようルクスに懇願したところで、彼に正体を看破される。その後、神装の相性からルクスの代わりに前に出たフィルフィと戦闘し、敗北。エリクシルを過剰投与していた為、最後には灰となって消滅した。 ステファ・ハーズマイス カレンシアの従妹の盲目の少女。 機竜適正を見込まれて士官候補生となったが、演習中の事故で目を負傷して退役しており、現在は施療士見習いをしている。士官候補生だった頃はローザとも親しく、退役して以降は疎遠になっているが、ローザについての悪い噂に心を痛めながらも彼女のことを信じている。 ゲルタフ・ヴェイル ヘイブルグ共和国の暗殺部隊『六刑士(サーヴァンツ)』の一人で通称『猟刑』。何者かの依頼で新王国の警備兵を装いセリスをつけ狙っていた。最終的に聖触の体液であるエリクシルを浴び魔人化するも敗北し謎の機竜の指示により自ら口を封じた。機竜は<エクス・ドレイク>。
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