フラットパネルディスプレイとは? わかりやすく解説

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フラットパネル‐ディスプレー【flat-panel display】

読み方:ふらっとぱねるでぃすぷれー

薄型平面パネル表示装置のこと。液晶ディスプレーが代表。FPD


FPD

フルスペル:Flat Panel Display
読み方エフピーディー
別名:フラットパネルディスプレイ

FPDとは、薄型で、平坦な画面持ったディスプレイ総称である。厚み10センチメートル未満のものをFPDに分類することが多い。

FPDには幾つかの種類があるが、液晶ディスプレイLCDディスプレイ)やプラズマディスプレイPDP)などが代表的なFPD種類であるといえる。他にも発光ダイオードLED)やエレクトロルミネセンスEL)、有機ELディスプレイなどの方式がある。

FPDは、それまで一般的だったCRTブラウン管ディスプレイ比べて画面のゆがみが少なく奥行きを必要としないというメリット持っている。そのため省スペースで大画面ディスプレイ設置することができる。FPDの登場初期には、消費電力輝度発色視野角再現可能な色数、あるいは応答時間などといった技術的な課題があったが、それらの課題有機ELディスプレイプラズマディスプレイなどの方式それぞれの技術によって克服しつつある。

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薄型テレビ

(フラットパネルディスプレイ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 10:07 UTC 版)

薄型テレビ(うすがたテレビ、Flat Panel TV)とは、テレビ受像機のうち、表示画面にフラットパネル・ディスプレイを使ったテレビの総称である。


注釈

  1. ^ 2008年までは日本でも生産されていた。
  2. ^ 主に小型ポータブルテレビが中心で、ワンセグ放送が視聴可能なタイプが多い。後に地デジフルセグ放送も視聴可能な小型ポータブルテレビも登場している。据置型テレビで地上アナログチューナーを廃止した製品第1号はパナソニック「VIERA」TH-17LX8およびTH-L17F1と東芝「CELL REGZA2010年秋冬モデル。
  3. ^ さらに2010年秋冬モデル以降の機種からはAVアンプ(ホームシアター)とHDMI接続する際、HDMIケーブル1本のみで迫力あるサウンドが楽しめ、光デジタルケーブル接続が不要となる、新規格「ARC(オーディオリターンチャンネル)」が登場している。ただし普及価格帯のモデルは、光デジタル出力端子が非搭載で、HDMI端子もARC非対応の機種が多く、この場合はAVアンプとの組み合わせは不可。
  4. ^ ビデオ入力端子数も年式が進むにつれて減少しており、現在発売中の2011年最新モデルは、普及価格帯モデルを中心に、ビデオ入力が1系統のみの機種や、S2/S1映像入力端子を全廃した機種も多い。この場合、S-VHSW-VHSD-VHSの各ビデオデッキとはコンポジット映像ケーブル以外での接続はできず、画質は汎用型VHSデッキと変わらなくなる。 2011年モデルの上位機は、ビデオ入力端子を2系統に減らしてモニター出力・Irシステム・S2/S1入出力の各端子を廃止した代わりに、ビデオ入力2の音声端子をメニュー操作でアナログ音声出力としても使用可能な機種が登場している。また、BDレコーダーDVDレコーダーは現行の2011年モデルでも大半の機種がS2/S1入出力端子を標準装備しているが、単体デジタルチューナーの多くはS2/S1出力端子非搭載である。
  5. ^ HDMI連動は原則として「接続するテレビ受像機と録画機は同一メーカー同士でないと動作しない」仕組みになっており、同じHDMI接続でもテレビ受像機と録画機の組み合わせメーカーが異なる場合は正常に動作しない場合がある。日立の「Woooリンク」はパナソニック「ビエラリンク」と同一規格になっており、現在発売中の日立製BDレコーダーはパナソニック「DIGA」のOEM品であり、子会社日立リビングサプライ製テレビにもパナソニック「VIERA」のOEM品がある。
  6. ^ 2011年以降製造の薄型テレビはモニター出力端子とS端子が全廃されたため、アナログチューナーのみ搭載の従来型録画機によるデジタル放送録画ができなくなり、かつ(HDMI非搭載の)S端子付き録画機とはコンポジット接続しかできなくなった。このため2011年春以降発行のテレビおよびBDレコーダーカタログには「録画機の地デジ化もお忘れなく」という注意書きが添えられている(モニター出力端子が付いた2010年以前製造の機種と従来型アナログ録画機を組み合わせた場合、標準画質にはなるがデジタル放送の録画が可能)。
  7. ^ 後継の「AQUOS」は2001年に同賞に選ばれている。また、ウィンドウは米マイクロソフト社からウィンドウという商品名は使わないよう言われたことがある。
  8. ^ a b 2016年、インド市場でのみブランド復活。
  9. ^ 2010年3月で全面撤退。
  10. ^ 岐阜県美濃加茂市にある「Wooo」生産工場はプロジェクター製造へ転換し従業員の雇用も現行通り維持する。
  11. ^ 東芝・ソニー・シャープ・日立リビングサプライがアンテナ自社生産を相次ぎ終了した。
  12. ^ 八木アンテナは日立グループの企業だが、日立チェーンストールの多くは現在(マスプロ・日本アンテナ・DXアンテナなどの)他社製品を仕入れている(日立リビングサプライもかつてアンテナを生産していたが、日立コンシューマー・マーケティングとの経営統合に伴い2014年限りでアンテナ生産より撤退)。
  13. ^ 但しパナソニックショップについてもパナソニック製アンテナを仕入れている店舗は今や少数派となり、多くの店舗では(マスプロ電工日本アンテナDXアンテナサン電子などの)他社製品を仕入れている。なおパナソニックは(ブースター・アンテナ線・分波器・分配器・アンテナマスト・屋根馬などの)アンテナ周辺部品とスカパー用CSアンテナ生産を2013年までに終了しており、現在は地デジ及び(取付部材・アンテナ線付属モデルを含む)BS・110度CS用アンテナ本体のみをDXアンテナよりOEM供給を受ける形で生産している。

出典

  1. ^ 地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査の結果(PDF)、総務省2007年5月7日(リンク切れ)
  2. ^ 地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査の結果(PDF)、総務省、2008年5月8日(リンク切れ)
  3. ^ 地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査の結果「受信機の保有状況」(PDF)、総務省、2009年5月7日
  4. ^ 地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査の結果「地上デジタルテレビ放送対応受信機の保有状況」(PDF)、総務省、2010年5月27日
    ただしこれらの調査は地デジの「チューナー内蔵テレビ」を対象としているため、地デジ非内蔵機を含めるとさらに多い。
  5. ^ 薄型テレビの転倒防止対策の重要性国民生活センター
  6. ^ 松下が50型以下にフルHDは不要と断言する理由 大河原克行のデジタル家電 -最前線-、AV Watch2006年6月1日
  7. ^ “松下、50/58/65/103型のフルHDプラズマ「VIERA」を投入-103型は600万円前後。1080pHDMI×3やWチューナ搭載”. AV Watch. (2006年7月19日). https://av.watch.impress.co.jp/docs/20060719/pana1.htm 2013年4月9日閲覧。 
  8. ^ 【世界最大級、超大画面TV GIGA】の商品ラインナップに150インチと200インチを追加!最大サイズで最安値! | 日本ユーザック株式会社のプレスリリース
  9. ^ ゲオからNHKが映らないスマートテレビ登場。50V型4Kで3万8280円、コスパが吠える! | ギズモード・ジャパン
  10. ^ 西川善司の大画面☆マニア 第161回:世界初4Kテレビの実力 東芝「55X3」”. AV Watch (2012年4月20日). 2013年4月9日閲覧。
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  25. ^ 【西川善司の大画面☆マニア】映像機器・技術を追い続けた善司の20年と、夢破れたSED/FEDの話-AV Watch
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  28. ^ シャープ、パナソニック、ソニー…「日の丸電機」際立つ苦境、液晶や電池も低迷、テレビの巨額赤字補完できず
  29. ^ 中田行彦「日本はなぜ液晶ディスプレイで韓国、台湾に追い抜かれたのか?―擦り合せ型産業における日本の競争力低下原因の分析―





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