ジーグマイスター:ピアノ ・ソナタ 第4番
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ジーグマイスター:ピアノ ・ソナタ 第4番 | Piano Sonata No. 4 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 Allegro moderato | 4分30秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Andante con moto | 7分30秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Allegro Vivace | 3分30秒 | No Image |
ルビンシテイン, アントン:ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ルビンシテイン, アントン:ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調 | Piano Sonata No.4 in A minor Op.100 | 作曲年: 1877年 初版出版地/出版社: Jurgenson, Senff, Hamelle |
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調 | Sonate für Klavier Nr.4 a-Moll D 537 Op.164 | 作曲年: 1817年 出版年: 1852年 初版出版地/出版社: Spina, Vienne |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro, ma non trop | 8分00秒 |
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2 | 第2楽章 Mov.2 Allegretto, quasi andante | 7分30秒 |
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3 | 第3楽章 Mov.3 Allegro vivace | 4分30秒 |
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作品解説
1817年、シューベルトは、未完も含め、6曲ものピアノ・ソナタを作曲した。第4番はその第一作である。ただ、シューベルトの自筆譜には「第5番」と記されており、他に完成した作品があったのか、あるいは以前の未完成作品まで含めて数えているのか、疑問が残る。シューベルトには未完作品が多いため、その番号付けは一筋縄ではいかない。ともあれ、この第4番はようやく全3楽章として完結したピアノ・ソナタである。初期の作品でありながら、シューベルトらしい旋律と和声の調和が非常に心地よく聴こえる。なお、彼は緩徐楽章の牧歌的な主題をなんと第20番のフィナーレにも用いている。
アルベニス:ピアノ・ソナタ 第4番 イ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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アルベニス:ピアノ・ソナタ 第4番 イ長調 | Sonata pour piano No.4 Op.72 | 作曲年: 1886-87年 出版年: 1886-87年 初版出版地/出版社: Romero |
ステンハンマル:ピアノ・ソナタ 第4番 ト短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ステンハンマル:ピアノ・ソナタ 第4番 ト短調 | Piano Sonata No.4 in G minor |
バックス:ピアノ・ソナタ 第4番 ト長調
ローゼンハイン:ピアノ・ソナタ 第4番 ニ短調
ミャスコフスキ:ピアノ・ソナタ 第4番 ハ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ミャスコフスキ:ピアノ・ソナタ 第4番 ハ短調 | Sonata for piano No.4 in C minor Op.27 | 作曲年: 1924年 出版年: 1925年 初版出版地/出版社: Universal |
フィールド:ピアノ・ソナタ 第4番 ロ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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フィールド:ピアノ・ソナタ 第4番 ロ長調 | Piano sonata No.4 H.17 | 出版年: 1813年 初版出版地/出版社: St Petersburg |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 | Sonate für Klavier Nr.4 Es-Dur Op.7 | 作曲年: 1796-97年 出版年: 1797年 初版出版地/出版社: Artaria |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 1.Satz Allegro molto e con brio | 8分30秒 |
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2 | 第2楽章 2.Satz Largo,con gran espressione | 9分30秒 |
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3 | 第3楽章 3.Satz Allegro | 6分00秒 |
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4 | 第4楽章 Muv.4 Rondo-Poco allegretto e grazioso | 7分30秒 |
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作品解説
22歳を迎えたベートーヴェンはヴァルトシュタイン伯爵の「不断の勤勉によって受け取りたまえ、ハイドンの手からモーツァルトの精神を」というエールを胸に、1792年ヴィーンに活動の場を移す。ヴィーンの楽壇での彼のデヴューは作曲家ではなく、ピアニストとしてであった。数多くの貴族の寵愛を受け、ヴィーン中のホールを渡り歩きながら、対位法の大家アルプレヒツベルガー、ハイドンらの下で作曲の勉学に明け暮れた。
そうした駆け出しの新進作曲家ベートーヴェンが残したピアノ・ソナタである。この頃の彼はピアノ・ソナタを4楽章で構成している。前作である作品2の3曲から続く傾向であるが、これは前作を自信を持って発展させていると見ることができるだろう。のちの人生と時代と音楽の厳しさと相対するような響きはまだなく、ただ未来に思いを馳せる作曲家の姿が浮かぶ。
第1楽章は8分の6拍子のソナタ形式であるが、6拍子のスウィング感の代わりに楽章を通じてリズムの正確付けを与えられているのは左手の力強く疾走する打鍵である。右手の主題も明らかにリズムに導かれて変容している。まだ熟成された深みまで達していないが、非常に気品を感じさせる第2楽章、軽快で優しい第1部と三連の分散和音で埋め尽くされた中間部との音の厚みの対比が鮮やかな第3楽章を経て、第4楽章では卓越した発想のロンド。細かい音価で右手と左手の対話を編み上げていく。徐々に波が引いていくように静まっていくアルペジオが印象的に幕を閉じる。
この時期のピアノ作品はまだ緩慢さや誇張が見られ、未だ発展途上であるとする向きもある。吐き出したいだけ吐き出し、必要なものだけを残すという作業を彼が意識しだすには今しばらく待たなくてはならない。
発表当時「愛する女」という通り名がつけられていた。しかしこれは、彼のプライヴェートな話題というより、その音楽自体につけられたものであるという。
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 | Sonate für Klavier Nr.4 Es-Dur K.282 K6.189g | 作曲年: 1775年 出版年: 1799年 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Adagio | 8分00秒 |
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2 | 第2楽章 Mov.2 Menuetto I - Menuetto II | 4分30秒 |
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3 | 第3楽章 Mov.3 Allegro | 2分00秒 |
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作品解説
1775年にミュンヘンで、デュルニッツ男爵のために書かれた6曲のうちのひとつ。第1楽章にアダージョが置かれている点で特筆されるべき作品。
第1楽章は第1主題の再現をもたないソナタ形式、第2楽章は2つのメヌエット、そして第3楽章は再びソナタ形式、モーツァルトのソナタの終楽章らしい快活な動きの楽章である。
※ソナタ第一番から第六番までの調性については、第一番の解説を参照のこと
スクリャービン(スクリアビン):ピアノ・ソナタ 第4番 嬰ヘ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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スクリャービン(スクリアビン):ピアノ・ソナタ 第4番 嬰ヘ長調 | Sonata for Piano No. 4 Op.30 | 作曲年: 1903年 出版年: 1904年 初版出版地/出版社: Belaïev |
作品解説
モスクワ音楽院のピアノ教授を辞した直後の、極めて多作な1903年に書かれた。スクリャービン独自のスタイルが確立されてゆく、中期の開始を告げるソナタであり、切れ目なく演奏される2つの楽章からなる。
第1楽章(Andante)二部形式
冒頭の旋律を、スクリャービンは「理想の創造力への努力」、後続の短いモティーフを「努力の後の倦怠や疲労」と呼んだという。開始部の天上的な静けさは、このソナタにスクリャービンが後から付した詩によれば、彼方の星が放つ、美しく優しい輝きである。この主題が、そうした煌めきを思わせる装飾を加えられて繰り返される。第2楽章の動機にもとづく推移的なフレーズが、次の楽章への橋渡しをする。
第2楽章(Prestissimo volando)ソナタ形式
第1楽章の静けさとは対照的に、躍動感に満ち溢れる。冒頭の第1主題を特徴づける跳躍、軽快な伴奏やリズムは、中期以降のスクリャービンに典型的な「飛翔」の表現であり、楽章全体を性格づける。展開部では第1楽章の主題が歌われるが、この主題は終結部においてfffで、熱烈な伴奏で奏でられる。「飛翔」で辿り着くのは、もはや彼方の星でなく「燃ゆる太陽」であり、壮麗なクライマックスが築かれる。
ウィリアムソン:ピアノ・ソナタ第4番 ロ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ウィリアムソン:ピアノ・ソナタ第4番 ロ長調 | Sonata No.4 in B major | 作曲年: 1963年 |
作品解説
第一楽章:Maestoso
第四楽章:Allegro
1963年ウィグモア・ホールでのリサイタルにおける初演時には、この作品の第2・第3楽章として、ソナタ第3番の同楽章を半音移調させたものを挿入して発表。後にこの挿入部分なしの2楽章構成として、新たに1994年イギリス音楽情報センターで初演された。
Allegroのジャズ的なリズムは、ウィリアムソンがかつてナイトクラブのピアニストであった経験が反映されている。
ピアノ・ソナタ第4番
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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チェルニー(ツェルニー):ピアノ・ソナタ 第4番 ト長調 | Sonate für klavier Nr.4, G-dur Op.65 | 初版出版地/出版社: Kistner |
タンスマン:ピアノ・ソナタ 第4番 | Piano Sonata No.4 | 作曲年: 1941年 出版年: 1942年 初版出版地/出版社: Eschig |
ヘラー:ピアノ・ソナタ 第4番 変ロ短調 | Sonate für Klavier Nr.4, b-moll Op.143 | 出版年: 1878年 初版出版地/出版社: Breitkopf |
カザドシュ:ピアノ・ソナタ 第4番 ロ短調 | Sonate pour piano No.4 in B minor Op.56 | 作曲年: 1957年 出版年: 1964年 初版出版地/出版社: Durand |
ジャコブ:ピアノ・ソナタ 第4番 | Sonate pour piano No.4 | 作曲年: 1940年 |
ソラブジ:ピアノ・ソナタ 第4番 | Piano Sonata No.4 | 作曲年: 1928-29年 |
メリライネン:ピアノ・ソナタ 第4番 | Sonata for piano No.4 | 作曲年: 1974年 |
ヴァイゼ:ピアノ・ソナタ 第4番 | Piano Sonata No.4 | |
ルーセンベリ:ピアノ・ソナタ 第4番 | Piano Sonata No.4 | 作曲年: 1927年 |
アレクサンドロフ, アナトーリイ:ピアノ・ソナタ 第4番 | Sonata for piano No.4 | |
マギン:ピアノ・ソナタ 第4番 | Sonate pour piano No.4 | |
アンタイル:ピアノ・ソナタ 第4番 | Sonata for piano No.4 | 作曲年: 1948年 |
クジェネーク(クジェネク、クレネク):ピアノ・ソナタ 第4番 | Piano sonata No.4 Op.114 | 作曲年: 1948年 |
諸井 三郎:ピアノ・ソナタ 第4番 | 作曲年: 1930年 | |
シェルシ:ピアノ・ソナタ 第4番 | Sonata No. 4 | 作曲年: unknown年 |
カプースチン:ピアノ・ソナタ 第4番 | Piano Sonata No.4 Op.60 | 作曲年: 1991年 |
ピアノソナタ第4番
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/27 15:49 UTC 版)
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