ニコンF2桁シリーズとは? わかりやすく解説

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ニコンF2桁シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 17:09 UTC 版)

ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧」の記事における「ニコンF2桁シリーズ」の解説

レンズ内の距離環の示す距離の絶対値信号として発生するDタイプレンズに対応したオートフォーカス一眼レフカメラシリーズ。距離情報オートフォーカス高速化や、露出スピードライト制御高精度化に利用している。またキヤノンミノルタ比較して遅れていたオートフォーカスセンサーのワイドエリア化、クロスタイプ化、そして多点測距化も導入された。 ニコンF90(Nikon F90 ) - 被写体までの距離情報用いる「3D測光」が初め採用され、より測光精度向上したモデル専用コード電子手帳接続することによりカスタムセッティングの設定撮影データ保存が可能(後にPCリンクキットも登場)。世界24地域現地時間夏時間対応したデータバックも用意されており、本格的かつ高度に電子化されたパイオニア的モデルであったニコンF90S - 1992年平成4年9月発売、マルチコントロールバックを標準装備したものニコンF90D - 1992年平成4年9月発売。ワールドタイムデータバックを標準装備したものニコンF90 - 1993年平成5年2月発売通常の備える。 ニコンF70(Nikon F70 、1994年平成6年11月発売) - ガイドナンバー14照射角28mmのスピードライト内蔵しており、ニコンF-601の後継機ニコンF80前身機である。情報表示用にアイコン駆使したカラー表示液晶ディスプレイ採用されており、設定状態などがアナログ感覚読み取れるようになっているファンクションキー押しながらダイヤル回してカテゴリー選択し、項目パラメータ変更というする方式斬新な機構ではあったが、その後ニコンからは同様の機構モデル出ていない。マニュアルニッコールレンズが使える(非CPUAiレンズ開放測光が行える)ことや、露出補正が1/3ステップであるなど、F80にない機能持っている。旧機種ゆえ後に登場するVRニッコールの手振れ補正機能使えず、Gタイプニッコールでは露出モードプログラムシャッター速度優先し使えないが、AF-Sレンズ使えるのはニコンF-601にはない利点である。フィット感を持たせるため裏に貼られたラバー素材が、製造から年月過ぎて経年変化によるベタ付き起こしている個体が多い。ニコンF70D(Nikon F70D ) - パノラマ撮影切替内蔵されているモデルニコンF50Nikon F501994年平成6年4月発売) - ニコンF-401シリーズ該当する普及機シャッターやマニュアルレンズへの対応などは踏襲されオートフォーカスセンサーも従来のままであったが、Dタイプレンズに対応した3Dマルチパターン測光とイメージプログラムを採用している。ドットマトリクス液晶採用しダイヤル廃した斬新なユーザーインターフェイス採用したが、初心者やファミリーユースにはあまり受け入れられなかった。また露出補正など中〜上級者がよく使う操作煩雑になったニコン一眼レフカメラ最初にパノラマ切替機構採用したモデルでもある。 ニコンF90X(Nikon F90X 、1994年平成6年10月発売) - ニコンF90のマイナーチェンジモデル。オートフォーカス性能の向上、縦位置グリップ対応などにより信頼性の高いカメラとなったニコンF90X - 通常の備える。 ニコンF90XS - マルチコントロールバックを標準装備したものニコンF90XD - ワールドタイムデータバックを標準装備したものニコンF60Nikon F601998年平成10年8月発売) - ニコンF50後継機カメラとしてのスペックはほぼそのまま踏襲したが、デザイン操作性に関してニコンF5要素取り入れた。また他社並みモード切替ダイヤル採用し操作性大幅に改善された。なおこのモデルまでは普及機クラスでもペンタプリズムには光学ガラスマウント周りやフィルムガイドレール等カメラ内部要所金属部品使用されニコンらしいポリシー感じられる。全製品日本製ニコンF100Nikon F1001998年平成10年12月発売) - キャッチフレーズは「F5ジュニア」。大きく重くなったニコンF5基本性能維持したままに小型・軽量化実現した5点測距オートフォーカス加えてニコンとして初め採用されたのがオートフォーカスエリアのスーパーインポーズによるファインダー内表示である。スーパーインポーズにはLED採用されており、選択されフレーム赤く照らし出され認識しやすくなっている。ボディにはマグネシウムダイキャストを使用フィルムカメラ事業縮小により2006年平成18年をもって生産終了となったニコンF80Nikon F802000年平成12年4月発売) - ニコンF70の後継機であるが機能省略行われている。オートフォーカス上位機のニコンF5ニコンF100同様に5点測距だが、フォーカスエリアの表示には「PN液晶」が採用されており、被写体に応じて表示色赤または黒に変化するまた、このPN液晶により格子線をカスタム設定表示することも可能。DとSが存在するが、Sにはデータバック(コマデータ写し込み機能シャッター速度」「絞り値」「露出補正値」)が予め組込まれている。なお後発のニコンF6にも同様にデータバックが標準装備された。ニコンF100とともに2006年平成18年生産終了ニコンU/ニコンF65(Nikon F65 、2001年平成13年3月発売) - 「大きくて重い」「使いづらい」「難しい」という、今まで一般ユーザー抱いていたニコン一眼レフカメライメージ払拭、400gというニコン史上最小・最軽量当時)のボディ登場キャッチフレーズは「ずっとずっとWith U」。海外ではニコンF65の名称で販売されていた。ライカ判フィルムを使うニコンFマウントカメラでは初めペンタプリズムではなくペンタミラー使用した。b.Nikon!!2002年平成14年発売) - 本機種をベースにしたアニエス・ベーとのコラボレーションモデル日本2000台が限定発売された。ブラックボディのニコンUは日本では本機種しか存在しないカメラとしての機能は、日付写し込み機能がないほかは通常のニコンUと同じである。 ニコンUs/ニコンF55(Nikon F55、2002年平成14年3月発売) - 初代ニコンUをコストダウンし、さらに小さくした最廉価版モデルボディAFニッコール28-80G、AFニッコール70-300G、バッグ使い方ビデオをまとめた「カジュアルセット」もあった。徹底したコストダウン施され結果オートフォーカス制御信号線が省かれているためAF-IAF-Sといったレンズ内にオートフォーカス駆動部があるレンズではオートフォーカス使用できない。この点は、旧機種ニコンF-401からニコンF60までの普及機クラスと同じである。ニコン35mmフィルム一眼レフカメラでは歴代軽量モデルで、唯一プラスチックマウントを採用している。 ニコンU2/ニコンF75(Nikon F75、2003年平成15年3月発売) - ニコンUの後継モデルキャッチフレーズは「一眼レフ遊ぼう。」エントリーモデルありながら5点測距オートフォーカス3D25分割測光装備するニコンUsの「カジュアルセット」と同じようなもので「プレジャーセット」というのもある。金属マウント採用ペンタミラー蒸着アルミから銀に変更されオートフォーカス上級ニコンF80並み専用ダイヤルでの5点選択式に改良測光機能などF80上回る部分もある。海外ではニコンF75の名称で販売されていた。2006年平成18年)に生産終了

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