ニコンF2用ファインダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:52 UTC 版)
「ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧」の記事における「ニコンF2用ファインダー」の解説
ニコンFの時点で実現されていたTTLファインダーの実装は前提とされ、その電源はボディ本体に設けられた電池室から銀電池SR44×2またはアルカリ電池LR44×2により行なわれることとなり、ニコンF用に比べ小型化されたフォトミックファインダーが用意された。 露出計内蔵ファインダーは測光素子の寿命が尽きているものが多いものの、ボディー本体には消耗的な電子部品による寿命の制約がなく、また構造に無理がなく各部品が頑強なため、今でもメーカーの補修用部品在庫の範囲で修理が可能。またパーツを生産しオーバーホールする修理専門店が比較的多くある。シャッター耐久性能は公称値15万回、社内規格としては実に20万回という数値を設定して企画されたが、高速側のシャッター速度は使用過程で誤差が生じる場合が多いことが1971年12月号のアサヒカメラニューフェース診断室で確認されており、適宜調整は必要である。 ボディーの銘板を外せばニコンFにも使用でき、またニコンF用ファインダーはそのままにニコンF2にも使用できる。 アイレベルファインダーDE-1 - 小型軽量なアイレベルファインダー。 アクションファインダーDA-1 - ファインダー接眼窓から6cm目を離しても全視野が確認できるファインダー。 フォトミックファインダーDP-1 - 中央部重点測光方式のTTL露出計を内蔵したファインダー。測光素子はCdS、表示は指針式。別売のフォトミックイルミネーターDL-1を装着すれば暗所でもファインダー内の情報を照明によって読み取ることができる。 フォトミックSファインダーDP-2 - 中央部重点測光方式のTTL露出計を内蔵したファインダー。測光素子はCdSながら表示をLED式としたモデル。EEコントロールユニットDS-1またはEEコントロールユニットDS-2併用によりシャッター速度優先自動露出撮影可能。 フォトミックSBファインダーDP-3 - フォトミックファインダーDP-2の測光回路をシリコンフォトダイオード(SPD)に近代化しかつ小型化したモデル。表示はLED式。EEコントロールユニットDS-1またはEEコントロールユニットDS-2併用によりシャッター速度優先自動露出撮影可能。 フォトミックAファインダーDP-11 - フォトミックファインダーDP-1をAi方式(Automatic maximum aperture Indexing )に改良したモデル。別売のフォトミックイルミネーターDL-1を装着すれば暗所でもファインダー内の情報を照明によって読み取ることができる。 フォトミックASファインダーDP-12 - フォトミックSBファインダーDP-3をAi方式(Automatic maximum aperture Indexing )に改良したモデル。EEコントロールユニットDS-12併用によりシャッター速度優先自動露出撮影可能。 ウェストレベルファインダーDW-1 - ファインダースクリーンを垂直上方から確認できるファインダー。折畳式の5倍ルーペ内蔵。 高倍率ファインダーDW-2 - ファインダースクリーンを垂直上方から確認できるファインダー。6倍ルーペ内蔵。
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