ダーシュとは? わかりやすく解説

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Daesh

読み方:ダーシュ、ダーイシュダーイッシュ

中東シリア中心に活動すうテロ組織ISISISIL)を指す呼び名のひとつ。中東メディアフランス政府などが呼称として採用している。

フランスのメディアFrance 24によれば、「Daesh」という語はアラビア語ISILイラク・レバントのイスラム国)を意味する「al-Dawla al-Islamiya al-Iraq al-Sham」の語から頭文字を(やや緩く取った語である。「Daesh」の語の響きは、アラビア語で「踏みつけ破壊する者」といった意味のある「Daes」、あるいは「不和原因となる者」という意味の「Dahes」に通じ、かなりネガティブ印象を伴う言葉となっているという。

単語発音音声共有するウェブサイトForvo」に投稿された、フランス人男性による「Daesh」の発音参照すれば、「Daesh」の発音おおよそ「ダーシュ」と音写しうる。日本語カナ表記ではDaeshは「ダーイッシュと書かれる場合が多い。

ISISISIL)は自らを「イスラム国」(Islamic State)と名乗っているが、同組織イスラム的でもなく国でもなく、イスラム国との呼称不適切との見解世界的に見られるヨーロッパはじめとする諸国には「ISIS」の呼称用いているところが多い。米国は「ISIL」の呼称用いている。フランスでは2014年後半には「Daesh」の語を公式に使用し始めている。日本政府2015年1月に同テロ組織を「ISIL」の呼称で扱う方針固めた
日本のメディア2015年2月時点で「イスラム国」の呼称を主に使用している。NHK2月13日に「イスラム国」でなく「イスラミックステート」の呼称原則的に使用していく方針公にしている。

関連サイト
French govt to use Arabic ‘Daesh’ for Islamic State group - france24.com 2014-09-18
daesh - 発音辞書Forvo

ダーシュ

名前 Das; Dāś

ダッシュ (記号)

(ダーシュ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 08:49 UTC 版)

ダッシュまたはダーシ (: dash) は、ある種の横棒状の約物の総称。

種類

欧文組版

短いenダッシュ「–」(Unicode U+2013、JIS X 0213 1-1-30、エンダッシュ) と長いemダッシュ「—」(Unicode U+2014、JIS X 0213 1-1-29、エムダッシュ) の二つがある。それぞれ、長さが欧文フォントnmの幅に等しいことが、名前の由来である。

ハイフン「‐」、マイナス「−」、長音符(音引き)「ー」と字形は似ているが、enダッシュとemダッシュの区別を含め、字形・使用法とも区別される。字形としては、ハイフンはenダッシュより短く、位置が低い。

ASCIIにはどちらも存在しないので、enダッシュはハイフンマイナス「-」で、emダッシュはハイフンマイナス二つ「--」で代用される。

enダッシュが半角、emダッシュが全角とされることがある。

なお、Unicodeの全半角に当たる東アジアの文字幅 (East Asian Width) では、enダッシュはNa(半角)、emダッシュはA(場合による)である。

和文組版

倍角倍角ダッシュがしばしば使われる。活字等の場合、2倍の大きさで作られた約物であるが、コンピュータ上などでは必ず2文字並べて「——」のようにする、といった運用でカバーすることが多い。

類似の記号に水平棒英語版「―」があり、環境によってはShift_JISの「ダッシュ(全角)」の文字を「水平棒」にマッピングしている(詳細は後節の「全角ダッシュのマッピング問題」を参照)。

ほかに、波ダッシュ」(Unicode U+301C、JIS X 0213 1-1-33) がある。またダッシュ記号と本来は別物だが、しばしば全角チルダ「~」(Unicode U+FF5E) で代用される(詳細は「波ダッシュ」の項を参照)。

用法

enダッシュ

emダッシュ

  • 文と文の間、字句と字句の間に用いられて、時間の経過を表す。
  • 括弧のように、ダッシュの対で囲んで、説明や副題などを表す。
  • 行頭に用いられて、引用を表す。
  • 単語の後に用いられて省略を表す。

和文

  • 倍角ダッシュの用法は、基本的にemダッシュと同じである。
  • 波ダッシュの用法は、enダッシュとemダッシュにまたがる。詳細は→波ダッシュ

符号位置

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+2012 - ‒
‒
FIGURE DASH
U+2013 1-3-92 –
–
–
二分ダーシ、ダッシュ(二分)
EN DASH
U+2014 1-1-29[表 1] —
—
—
ダッシュ(全角)
EM DASH
U+2015 -[表 1] ―
―
HORIZONTAL BAR
U+2053 - ⁓
⁓
SWUNG DASH
U+2E3A - ⸺
⸺
TWO-EM DASH
U+301C 1-1-33 〜
〜
波ダッシュ
WAVE DASH
U+3030 - 〰
〰
WAVY DASH
  1. ^ a b § 全角ダッシュのマッピング問題を参照。

全角ダッシュのマッピング問題

JIS X 0208およびJIS X 0213漢字集合1面の1区29点には「ダッシュ(全角)」があり、ISO/IEC 10646およびUnicodeの対応する文字名はEM DASHと定義されている。したがって、この(面)区点位置に対応するUnicodeの符号位置はU+2014である。

なお、JIS X 0213:2000には最初誤ってU+2015と印刷されていたが、2001年5月付けの正誤表で訂正された。2002年5月発行の日本規格協会『増補改訂 JIS漢字字典』でもU+2014としており、2004年のJIS X 0213改正でもU+2014であることが確認されている。JIS X 0213:2000/追補1:2004の規格票解説3.3.5では、JIS X 0208の1区29点がISO/IEC 10646のU+2014と対応することについて、JIS X 0221-1:2001の解説の3.8.8を参照している。

ただし、かつてUnicodeコンソーシアムがnon-normativeな情報としてFTPサイトで提供していたShift_JISとの対応を記したテキストファイルには、Shift_JISの0x815C(1区29点に対応するコード値)に対応するものとしてU+2015を記していた。このテキストファイルはいまやUnicodeコンソーシアムによってobsoleteとされているが(Unicodeと他の国家規格等との対応は他の規格の側でつける方針)、この変換表のとおりに実装したプログラムが今でも存在すると考えられる。これはマイクロソフトが実装しているCP932のUnicode変換と同じである。

これに対し、AppleのShift_JISの実装であるMacJapaneseWindows Vista以降のIMEパッドの文字一覧におけるJIS X 0213の面区点表示では、JIS X 0208/0213と同じEM DASH (U+2014) にマッピングされている。

これらの非互換性により、Shift_JISの0x815Cを使ったテキストデータは文字化けすることがある。

脚注

  1. ^ Ives, George Burnham (1921). Text, type and style: A compendium of Atlantic usage. Atlantic Monthly Press. p. 125. https://books.google.com/?id=5dkWAAAAIAAJ&pg=PA125. "The en-dash... may stand for the word 'and' or 'to' in such phrases as 'the Radical–Unionist Coalition,' 'the Boston–Hartford Air Line'; 'the period of Republican supremacy, 1860–84'; 'pp. 224–30.'" 
  2. ^ Griffith, Benjamin W (2004). Pocket Guide to Correct Grammar. Barron's Pocket Guides. Woodbury, NY: Barron's Educational Series. ISBN 0-7641-2690-3 

関連項目


「ダーシュ」の例文・使い方・用例・文例

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