スポーツ系オイスターモデルとは? わかりやすく解説

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スポーツ系オイスターモデル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:41 UTC 版)

ロレックス」の記事における「スポーツ系オイスターモデル」の解説

ターノグラフ (Turn-O-Graph) 元々はデイトジャストバリエーションのひとつで、10分毎の記載のある両方回転式ベゼル持ち現在のスポーツ系ロレックス一連のデザイン原型とも言えるモデルターノグラフ以前「サンダーバード」という名前で呼ばれていた。2013年製造終了エクスプローラーI (Explorer I) 1953年発売三針式、日付なし、黒文字盤の同社スポーツモデルさきがけとなった製品初期型はRef.6150。その後Ref.1016、Cal.1560、ハック機能付きのRef.1016、Cal.1570に移行し1989年に一旦製造中止となったが、翌1990年にRef.14270、Cal.3000として文字盤デザイン一新し再発売され、2001年よりRef.114270、Cal.3130に移行し2010年現行モデルであるRef.214270、Cal.3132にモデルチェンジされた。直径39mmで、クロノメーター認定取得エドモンド・ヒラリーエベレスト初登頂時に用いられたとする資料が多いが、実際にその時使用されていたかどうかは定かではないヒラリーその後広告使われ、このモデル探検家モデルとして有名になった。後述する1960年頃の一部モデル除き蛍光塗料によって針や文字盤表示塗られており、暗いところでも時間確認が容易である。通常のモデル同じデザイン素材ありながらノンクロノメーターを一回り小さなボーイズサイズケースに収めたモデル極限られた市場向けに少数販売された。 エクスプローラーデイト (Explorer Date) 1960年ごろ北米市場限定発売当時エアキング及びパーペチュアルデイトに酷似しデザイン黒・白金色文字盤ステンレスコンビケース使用したカレンダー付きモデル極少数だけ販売され好事家に幻と言われるほど稀少である。ノンクロノメーター。 エクスプローラーII (Explorer II) 1971年発売時針分針秒針24時間針の四針式3時位置日付のあるモデル初期型はRef.1655、Cal.1575。1988年Ref.16550に、1991年Ref.16570、Cal.3185に、2011年にRef.1655のデザイン倣ったRef.216570、Cal.3187、2021年にRef.226570、Cal.3285に移行した直径42ミリ洞窟探検家用とされ、日光遮られ昼夜区別がつかない場所でも24時間針によって昼夜判断できる。この24時間針は当初単純に24時間表示をするだけのものだったが、現行モデル24時間針を単独操作することが可能で、第2時間帯を示すことができ、その結果後述の「GMTマスターII」に近い機能を持つようになった現行モデルは全製品クロノメーター認定受けている。ラインホルト・メスナー1980年エベレスト単独無酸素登頂達成した時に使われたとする資料が多いが、実際にこの時使われていたのはオイスタークォーツである。 サブマリーナー (Submariner) 1953年発売三針式、逆回転防止ベゼル有するモデル直径41mm。デイト機能付(Ref.126610LN他)とデイト機能無(Ref.124060)の2つのモデルがあり、日付ありのものにはサイクロプスレンズがついている素材でもステンレス製一部ゴールド使ったコンビモデル、オールゴールドモデルなどバリエーションも豊富。潜水作業用時計防水性能が他のモデル比べて高く(サブマリーナ以外は大体100m防水)、初期製品はRef.6536、Cal.1030で100m防水であったその後200m強化され現行モデルでは300m防水になっているその後ノンデイト・ノンクロノメーターのRef.5513が約25年製造されるロングセラーとなり、1962年デイト付のRef.1680が登場その後、Ref.16800、Ref.168000を経て1989年にRef.16610、Cal.3135にモデルチェンジして、これも20年上製造されるロングセラーモデルとなった2020現行モデルとなるRef.126610LN、逆回転防止ベゼル逆時計周りにのみ操作可能なべぜルで、潜水作業中に酸素時間簡単に測定できるようになっている現行モデルはノンデイト、デイトともにクロノメーター認定受けている。ジェームス・ボンド映画007シリーズの中で愛用していることでも有名で、現在のロレックス・スポーツモデルでの一番人モデルとなっている。 シードゥエラー (Sea-Dweller) 1971年発売サブマリーナー派生モデルヘリウムガスを抜くためのバルブケースの9時位置につき飽和潜水対応している初期型防水性能610mのRef.1665、Cal.1575。直径40mm。三針式で回転ベゼル有する日付はあるが破損危険性を減らすためサイクロプスレンズはついていない。1980年防水能力が1220mのRef.16600、Cal.3135に移行したが、ディープシー発売により2008年にいったん生産打ち切られた。その後2014年ニューモデル(Ref.116600)として生産再開された。すべての製品クロノメーター認定受けている。 ディープシー (Deep-Sea) 2008年発売。シードウェラーの防水性能強化したモデル。Ref.116660。直径44mm。防水性能は3900m。サイズ大型化された。クロノメーター認定受けている。デイト機能搭載されているが、サイクロプスレンズは搭載されていない2009年DEEP SEA表記商標権侵害に当たると日本時計メーカーエルジンに提訴され敗訴オイスタークォーツ (Oyster Quartz) 1972年発売1990年代まで販売されたクォーツモデルで、一時生産の1割を占めていた。ラインホルト・メスナー1980年エベレスト単独無酸素登頂達成した時に使われた。デイトジャスト比べ、角ばって厚みのあるケース形状をしており、ロレックス特有の「フラッシュフィット」を用いないブレス採用している。 GMTマスター (GMT Master) 1954年発売時針分針秒針24時間針の四針式昼夜区別する特徴的な2色又は単色両方回転ベゼル有するモデルで、当時世界最大の航空会社であったパンアメリカン航空(PANAM)の協力得て共同開発された。初期型はRef.6542。3時位置日付があり、サイクロプスレンズがついている。全製品クロノメーター認定受けている。初期モデルのみ5気圧以降現行モデルまで10気圧防水となっている。メイン時間帯短針文字盤、第2時間帯24時間針+指定した時間帯合わせてセットした回転ベゼル同時に表示する。本来は航空用時計として開発され非公式ながらNASAアポロ計画の際一部米空軍出身飛行士私物として宇宙行ったり、人類初の音速突破果たしたパイロットチャック・イェーガー米空軍退役少将現役当時からずっと愛用しているなど魅力的な逸話は多い。回転ベゼルにより他の時間帯時間容易に読めるため、仕事時差問題抱えることの多い国際線旅客機パイロットビジネスマンにも使用されている。赤青ベゼルモデル石原裕次郎チェ・ゲバラ愛用していたのはつとに有名である。2000年生産終了GMTマスターII (GMT Master II) 1983年発売GMTマスター短針のみ1時間単位で動かす機能追加され上位機種第3時間帯容易に管理できるようになったコスモグラフ・デイトナ (Cosmograph Daytona) 1961年発売ロレックス唯一のクロノグラフモデル。これ以前コスモグラフはムーンフェイズ機能を持つモデルの名称であった。「コスモグラフ」という名称が物語通り当初アメリカアポロ計画為に開発された物だが、NASA選定の際にオメガの『スピードマスター』、ロンジンのクロノグラフモデルとNASA公認腕時計の座を争い最終的にオメガ・スピードマスターの前に破れ去ってしまった。その後カーレース用のモデルとして宣伝された。初期型はRef.6241、Cal.72B。以前はバルジュー(現エタの手巻きキャリバー72改造したキャリバー72Bやキャリバー727搭載していた。俗称「エキゾチック・ダイヤル」と呼ばれたダイヤルデザインのモデルポール・ニューマン愛用され「ポール・ニューマン・モデル」とも呼ばれて1本約1000万前後という高価格にて取引されている。1988年からゼニスとモバードが共同開発した『エル・プリメロ』を大幅に改造したCal.4030を積み自動巻き化されたRef.16520に、2000年には自社自動巻キャリバーCal.4130となったRef.116520に移行したゴールドとのコンビモデルや金無垢・プラチナモデル、ダイアモンド宝石ちりばめたモデルなど種類は豊富。現行モデルすべての製品クロノメーター検定受けている。タキメーターベゼル刻印(現行モデルプリントされている物もある)されていることにより、カーレース初速性能工場での生産数計りやすいという特徴持っているサーキットであるフロリダ州デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ関連する思われる命名の理由明らかでない。しかしロレックス1991年からデイトナ24時間レーススポンサーとなり、優勝した旨を裏刻印しデイトナ優勝チームドライバー3名+補欠1名に提供している。また、2013年からF1の公式計時開始した関係で、近年はF1と絡め広告展開行っている。 ヨットマスター (Yacht-Master) 1992年発売回転式ベゼル持ちサブマリーナードレスアップとしての位置づけを持つモデルすべてのモデル貴金属ケース文字盤採用されているが、防水性能10気圧防水にとどまる。スポーツ系ロレックスモデルでは唯一メンズボーイズレディース3種類の大きさを持つモデル(現在はレディースモデルは製造終了)。 ミルガウス (Milgauss) 三針式、日付機能無で、ケース内に収められ軟鉄製の帯磁ケースムーヴメント保護しており、1000ガウス耐磁性能を備えたモデルミルガウスの『ミル』はフランス語で「1000の意味)。初期型稲妻形秒針備えRef.6541、Cal.1066。後に稲妻型の針は通常の直線針に変更され1980年代末一度生産打ち切られたが、2008年に再び稲妻型の針を付けて復活した

※この「スポーツ系オイスターモデル」の解説は、「ロレックス」の解説の一部です。
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