世界最大の航空会社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 17:35 UTC 版)
「アエロフロート・ロシア航空」の記事における「世界最大の航空会社」の解説
ソビエト国民の海外渡航や、国外からの旅行者のソビエト国内における移動には大幅な制限があったが、東側諸国の衛星国や、アフリカや南米などの遠方にある友好国への路線といった、外交関係を誇示することを第一目的においた採算を度外視した国際線を多く持っていた。さらに、日本やアメリカ、イギリスや西ドイツなどの西側諸国に乗り入れているだけでなく、日本航空やエールフランス、アリタリアなどの西側諸国のフラッグキャリアとのコードシェア運航なども行っていた。 また、西側諸国への路線の多くが外交官や諜報員の運搬に使われた他、西側諸国の上空の飛行時に、軍事施設の上を故意に飛行するなど、その活動範囲は一航空会社の枠を大きく超えていたと言われる。それがゆえに、冷戦末期にユジノサハリンスクから新千歳空港までの路線の開設を日本国政府に申請した際に、新千歳空港が自衛隊との兼用空港であることを理由に、就航を拒否された経験がある。 所有機の多くを空軍と共有していたことから正確な数はいまだに不明であるが、世界最大の保有機数(旅客機、貨物機、ヘリコプター、軽飛行機等も含む)と従業員数を誇っていた。このことから「世界最大の航空会社」と呼ばれており、ギネスブックにもその旨が記載されていた。1991年における機体保有数は貨物機やヘリコプターを含めると10000機を下らないとされる。
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