区別する特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 00:36 UTC 版)
発見されている骨は少ないが、他のドロマエオサウルス科恐竜とアウストロラプトルを区別する解析結果を得るには十分であった。アウストロラプトルは前肢が相対的に短いことが特筆すべき点であり、他の多くのドロマエオサウルス科恐竜よりもプロポーションとして短くなっている。Novas et al. 2008 によると、アウストロラプトルは以下の特徴で判断される。 涙骨は含気化が進んでおり、降下的突起が吻部側に大きく湾曲している。尾側突起は眼窩上で水平に広がる。 前頭骨との関節部に後眼窩骨の背側正中突起がない。鱗状骨突起が極度に縮小している。 上顎骨歯と歯骨歯が小さく、円錐形で、鋸歯状構造がなく、溝が走っている。 上腕骨が短く、大腿骨の約46%の長さである。 足の第II中節骨が横方向に狭く、極端に頑強な第IV中節骨と対照的である。 2012年には、第IV趾骨が特に太いわけではないことが第二の標本から示された。第II趾骨とされていた骨は実際には第I趾骨だったのである。
※この「区別する特徴」の解説は、「アウストロラプトル」の解説の一部です。
「区別する特徴」を含む「アウストロラプトル」の記事については、「アウストロラプトル」の概要を参照ください。
- 区別する特徴のページへのリンク