ストラーデ・ビアンケの客
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 07:59 UTC 版)
「かわうその自転車屋さん」の記事における「ストラーデ・ビアンケの客」の解説
キツネザル ワオキツネザルの男性。「輪尾きつね」名義で活動する漫画家である。かなりの頻度でカフェスペースに姿を見せており始めはヨウコに無職と思われていた。編集部からは離れた場所に住んでおり自転車便を利用して原稿を送っている。ストラーデ・ビアンケの常連で、自転車便を利用し、自身の作品に自転車を登場させているのにもかかわらず、自転車には全く興味がない。第4話で、原稿が間に合わないからと、ストラーデ・ビアンケに来てかわうそ、ヨウコ、それにたまたま居たバクに助けを依頼したが、バタバタして結局自転車便の到着に間に合わず、「ひとりで描いた方が早かったかも」「うちで仕事させてください」と言い残した。後に愛沢アイ太というアシスタントがついたが、彼は自転車狂で毎日片道40キロメートルを自転車通勤した疲労のため仕事でミスを連発する有様だった。そのようなこともあり自転車便を毎回のように待たせている。 小和田 バク バクの男性。寝具店「ふとんの漠山」の営業マン。ストラーデ・ビアンケ近辺を担当し自転車で営業を行っている。外回り中パンクしストラーデ・ビアンケで修理を依頼し、同時にピザを食べ美味しさに感銘を受けた。以後カフェスペースの常連である。営業成績が上がり金銭的余裕が出来た時には電動アシスト付き自転車の購入を検討したが、試乗してみると何かなじめず、元の自転車のハブを交換し愛車に乗り続けた。ハブ交換の効果に驚く彼であったが後日その値段が電動アシスト付き自転車並みだと聞いて再び驚いた。59話で既婚であることが明かされ、71話で1子の父となった。 貝原 ユズ カピバラの女性。バクの同僚で営業事務をしている。温泉と食べ物が大好き。常に体重を気にして自転車で減量しようと試みるが、食べ過ぎて逆に太ってしまう。雑誌に掲載されていたモフモフの有高を見てかっこいいと言ったが競技前に毛を刈った姿を見て一度はショックを受けた。しかしこれが有高の真の姿なのだと悟り一転熱狂的なファンに転身し、有高所属のチームキャメルのレプリカジャージをはじめとしたグッズを買いあさった。第36話ではロードレースに出場する有高にサインをもらえる予定だったが、ぎっくり腰で動けなくなった新井の祖父を救護室に運び届けサイン会には間に合わなかった。しかし偶然有高本人が救護室に現れ、彼女が有高を応援し続けていたことをしっかり覚えており、着ていたサイクルジャージにその場でサインをし彼女にプレゼントした。そのジャージは洗って額に入れ大切に飾ってある。兎本とは仲がよく彼女をうさもっちゃんと呼んで親しんでいる。 猪又 イノシシの男性。高級なパーツで組んだロードバイクに乗っている。しかしヨウコの目の前でゴミのポイ捨てと信号無視してマークされる。この時ヨウコはママチャリに乗っていて峠ならちぎれるとふんだ彼はくるみ峠を登るが、ヨウコの牙城ともいえるこの峠ではママチャリといえど簡単に追いつかれ厳しく叱責を受ける。勝負ならいつでも受けると言って名刺を残して去ってゆくヨウコをかっこいいと思う彼であったが、格好のつかない負け方がストラーデ・ビアンケの敷居を上げ何度も近くまで行くが入店できずにいた。市民祭りのサイクルレースでヨウコと再会し勝負を挑むが、整備不良で棄権しかわうそにオーバーホールを依頼するのであった。翌年のレースでも負けまいとスタートで1位に躍り出たがあっさりとヨウコに抜き去られた。 縞野 かぐら・あると リスの幼い兄弟。家はシマノ・ベーカリーというパン屋。バクに勧められ母と自転車を買いに来店した。2人で1台かつ安くという要望で、古いタンデム自転車のフレームを自分たちで塗装しかわうそに仕上げてもらった。これがきっかけでシマノ・ベーカリーはパンをストラーデ・ビアンケにパンを卸すようになった。幼いながら市民祭り第2回サイクルレースでは新たに加わった仮装のルールで見事優勝した。 公星 ゴン ハムスターの男性。「株式会社ネズミックス」のシステムエンジニアで砂田の友人。連日の残業と休日出勤による過労状態で自転車走行中に落車し失神、そこをバクに助けられストラーデ・ビアンケに運び込まれた。介抱のかいあり目を覚ました彼は、走れなくてストレスが溜まっていることを告白すると、かわうそにローラー台を勧められて解消した。市民祭りの第1回サイクルレースでは砂田とチームを組んで優勝した。 砂田 ネズ スナネズミの男性。工業デザイナーで公星の友人。市民祭りの第1回サイクルレースでは砂田とチームを組んで優勝した。 新井 アライグマの男子中学生。自転車マニアの祖父から入学祝いとして最新モデルの小径車を贈られたものの、ギアをうまく使いこなせず、自転車屋の無い場所でパンクしていたところを通りがかりのかわうそに修理してもらう。その後輪行の方法を学び、ストラーデ・ビアンケのポタリングツアーに参加するなど親睦を深める。 阿久 たすく タスマニアデビルの男性。旅行代理店「ポケットトラベル」の新卒社員。入社式の朝に寝坊し、切羽詰まってストラーデ・ビアンケに駆け込んだのをきっかけに常連客の仲間入りをする。退職する先輩からツアー企画の仕事を引き継ぎ、サイクリングツアーの企画に取り組む。 小本 カゲオ コモドドラゴンの男性。超甘党。木楽田市の現職市長。しかし公務をサボり輪尾並みにカフェスペースに足を運び、同じくヨウコに無職だと思われていた。第1話から登場していたが、サングラスをかけ変装しカフェスペースの一番端の席で静かにスイーツを食べる姿が小さく描かれるだけで、素性が判明しストーリーに絡んでくるのは第15話で秘書の烏野に見つかってからである。ヨウコが従業員になる以前、ストラーデ・ビアンケで最初に自転車を買った客である。愛車はこの時かわうそに組んでもらったスポルティーフ。後にトラウマ工房でオーダーメイドした妻とおそろいのランドナーに乗る。 羽沼 ハヌマンラングールの男性。病気・高齢などで図書館に来館できない客のために本を自転車で宅配するボランティアをする学生。たくさん本を運べる自転車を探しておりかわうそにカーゴバイクを提示されたが高価すぎて手が出せず、輪尾の紹介で田抜古書堂のおやっさんに古い実用自転車を譲り受けた。タダでは気が引けると店の手伝いをし、そのままアルバイトすることになった。ボランティア先で常連の手永の孫娘のマシロに片思いしており、周りもそれに気づいているが奥手な本人は否定する。強い否定を表すときは相手に向かって尾をブンブン振る。 手永 マシロ テナガザルの女性。常に莞爾として笑ってみせ、女性らしい気品漂う穏やかな性格。羽沼に誘われ海浜公園にサイクリングに訪れた際は、テナガザル持ち前の腕力で何の気なしに片手で自転車を軽々頭上に掲げ記念写真を撮るよう羽沼に頼むが、それを見た羽沼はもっと鍛えなければと思うのであった。 カンガルー親子 カンガルーの母と幼い息子のカンタ。保育園に通うための自転車を探すため縞野の母の紹介でストラーデ・ビアンケに来店した。母が自転車に乗ると育児嚢の中が激しく動揺するため、カンタは自転車での通園を断固として拒否する態度を見せたが、それに対しかわうそは前乗せタイプの子供乗せ自転車を勧め、無事カンタの悩みを解決した。 鐘森 ネコ(ノルウェージャンフォレストキャット)の女性。牛乳屋「MOOMOO」のミルクレディー(自転車配達員)。配達中思いがけず土砂降りの雨に当り滑って転倒し、チェーンが外れてしまったためストラーデ・ビアンケに来店した。会社支給のレインコートは蒸れるので嫌がり、レインジャケットは高すぎて買えないため、かわうその勧めで自転車用ポンチョを購入し意気揚々と仕事に戻った。 兎本 ウサギの女性。毛色は白で耳とその周囲のみ黒。当初は臆病で存在感が薄く、ストラーデ・ビアンケに入店しても自ら声を上げるまで誰にも気づいてもらえない程だったが、次第に明るい性格へと変化した。他店でロードバイクを購入し初心者講習会に参加したが、参加者が肉食系動物ばかりで逃げ出してしまい、ストラーデ・ビアンケに助けを請いに来、かわうその特訓のかいあり乗れるようになった。サイクルフェアで颯爽と走る黒井を見、トークライブを聴いてからは彼女のファンになった。貝原と仲がよく、二人だけで旅行などもしている。
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