ストラーデ・ビアンケ関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 07:59 UTC 版)
「かわうその自転車屋さん」の記事における「ストラーデ・ビアンケ関係者」の解説
小爪 かわうそ カワウソの男性。本作の主人公であり、ストラーデ・ビアンケの店長。一人称は「ボク」。毛色は薄い褐色で鼻下から胸にかけては白色を呈する。口吻の横と顔の上に黒色の洞毛がある。開口時は下顎犬歯が強調されて描かれる。 常に左上腕に黄色いバンダナを結え付けておりアクセントでありトレードマークとなっている。誕生日は8月19日。年齢は明かされていないが、作者曰くオヤジで、第65話では作中でも中年と表現されている。しかし天真爛漫な性格で体躯の小ささも相まって子供のようにかわいらしく描かれている。ヨウコも寝ている姿やウサギの仮装をした彼をかわいいと評している。ストラーデ・ビアンケがカフェのようだと言われる度に強い口調で「うちは自転車屋だ」と主張する。事実自転車の客は少数でありこれが悩みである。カワウソであるがゆえ水に入るのが好きで、トイレに行くふりをして水浴びをしたり、パンク修理の際は必ず体ごと水に浸かり穴探しを入念に行うなどし、とにかく水に入りたがる。 中学時代はフラッシャー自転車の改造にハマり、高校時代は自転車だけがとりえの地味な高校生活を送り、バイトをして自転車を買っている。大学では自転車部に所属していた。 愛車は「かわうそ1号」から「かわうそ8号」まであり、1号は高校時代に少し性的な看板に気をとられて土手から転落し廃車になり、自身も全治2か月の骨折を負った。2号は人にあげたという。6号はロードバイク。現在メインで乗る7号はクロモリのオーダーメイドフレームを使った水色のランドナーである。 自転車乗りとしてのポリシーは法令を頑なに遵守し安全にも配慮する。また自転車で困っている動物がいれば放っておけずに見ず知らずの者でも手を差し伸べる。 興奮して喋りすぎると(特に自転車の話題)眠くなってしまう。 銘里野 ヨウコ ヒツジの女性。ストラーデ・ビアンケの唯一の従業員。一人称は「私」。体毛は真っ白で、顔・耳・四肢は毛が無く肌色を呈する。 おっとりとした気質であるが、非紳士的な自転車乗りを見つけるとくるみ峠に追い詰めてきつく咎める。明るい時にのみヒツジ独特の四角い瞳孔になり、そのさまが周りから怖がられているが、本人は全く意に介していない。 実家はキャベツ農家。小中学校は家から片道8キロメートルを徒歩で、高校は往復45キロメートルを自転車で通学し、100キロメートル以上離れた大学にも自転車通学しようとしたが家族に止められた。大学ではサイクリング部だと思い違い自転車競技部に入部するも、持ち前の脚力で連戦連勝しインカレも優勝した。しかし最後のインカレを制した後、走る意味が分からなくなりぼんやりしているところでかわうそに出会い、レースに勝つことではなく走る行為自体が楽しいと気づかされ、以来レースから身を引いた。 ストラーデ・ビアンケに雇われてからは毎日ママチャリでくるみ峠を越えて通勤し、実業団選手の黒井サホにヒルクライムで勝利したり、実家からストラーデ・ビアンケまで約300キロメートルの距離を大量のキャベツを積んで自走するなど健脚ぶりは全く衰えを見せていない。 数を数えていると眠くなるので計算を要する仕事は任せられない。
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