すけ

デジタル大辞泉

すけ【榰^＝柱】

読み方：すけ

⇒助柱(すけばしら)

すけ【典^＝侍】

読み方：すけ

律令制で、内侍司(ないしのつかさ)の次官。ないしのすけ。

す‐け【^▽出家】

読み方：すけ

「しゅっけ」の直音表記。

「一日の—の功徳は、はかりなきものなれば、なほ頼ませ給へ」〈源・夢浮橋〉

すけ【助】

読み方：すけ

［名］

１ 助けること。手伝うこと。また、その人。

「貴様だったろう、爺の—をして遣ったのは」〈木下尚江・良人の自白〉

２ 芝居・演芸などで、応援出演する人。また、ある人の代わりに出演する人。代演。

３ 歌舞伎台本を合作するとき、立作者(たてさくしゃ)を補助する立場の作者。

４ 他人の杯の酒を当人に代わって飲むこと。また、その人。

「間(あい)をいたせ、お—を仕れと仰せつけられ」〈浮・禁短気・六〉

５ 《婦女子をいう盗人などの隠語「なごすけ」の略》俗に、若い女性のこと。

［接尾］

１ 事物の特徴などをとってそれに添え、人の呼称として用いる。「飲み—」「ねぼ—」

２ 受け答えなどの言葉の終わりを省略し、代わりに軽くふざけた気持ちで擬人化して添える。「合点承知の—」

すけ【次^＝官】

読み方：すけ

律令制で、四等官(しとうかん)の第二位。職掌は長官(かみ)と同じで、長官を補佐し、時にその代理をする。「輔」「介」など官司により用字が異なる。→四等官

日本語活用形辞書

助け、透け

読み方：すけ

カ行下一段活用の動詞「助ける」「透ける」の連用形である「助け」「透け」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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透ける  » 「透ける」の意味を調べる

結け、空け、好け、剥け、抄け、梳け、漉け、透け、鋤け

読み方：すけ

カ行五段活用の動詞「結く」「空く」「好く」「剥く」「抄く」「梳く」「漉く」「透く」「鋤く」の命令形。

終止形

結く  » 「結く」の意味を調べる
空く  » 「空く」の意味を調べる
好く  » 「好く」の意味を調べる
剥く  » 「剥く」の意味を調べる
抄く  » 「抄く」の意味を調べる
梳く  » 「梳く」の意味を調べる
漉く  » 「漉く」の意味を調べる
透く  » 「透く」の意味を調べる
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助け

読み方：すけ、たすけ

【文語】カ行下二段活用の動詞「助く」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

助く  » 「助く」の意味を調べる

用例

芸が身を助けるほどの不仕合わせ、小の虫を殺して大の虫を助ける、芸は身を助ける

結け

読み方：すけ、いわけ

カ行五段活用の動詞「結く」の命令形。

終止形

結く  » 「結く」の意味を調べる

食け

読み方：すけ

【文語】カ行四段活用の動詞「食く」の命令形。

終止形

食く  » 「食く」の意味を調べる

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文語活用形辞書

助け

読み方：すけ

カ行下二段活用の動詞「助く」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
「助く」の口語形としては、カ行下一段活用の動詞「助ける」が対応する。

口語形

助ける » 「助ける」の意味を調べる

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土木用語辞典

助(すけ)

発破用語。

トンネル工事に於ける発砕面に装填する火薬は発砕効果を上げるとともに、周囲の岩盤をきずつけない様にすることが肝要である。この為、破砕面に図の様な穴をあけ火薬を装填する、点火時期は心抜きから助、バカの順に行う。

隠語大辞典

すけ

1. ①女のこと。②犯行中意外の障害に会うこと。又は危険な状態にあることを感ずること。「しけ」の転訛。③人の居ないこと。

すけ

1. 掏摸犯ノコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・福井県〕

分類 福井県

すけ

1. 窃盗犯ノ実行着手後外来ノ障碍ニ因リ、予期ノ結果ヲ得ザリシ場合。〔第三類　犯罪行為〕
2. 四囲ノ状況危険ヲ感ズルノ時機－黙秘ヲ守ルコトノ誓約。〔第四類　言語動作〕
3. 犯罪行為中意外な障害に会ふこと。或は危険な状態にあることを感ずる場合。又は沈黙を守る誓ひのこと。「しけ」の転訛を云ふ。

すけ

1. 中盆の輔佐役。

分類 賭博

スケ

読み方：すけ

1. 四。〔不良〕

分類 不良仲間

スケ

読み方：すけ

1. 人ノ居ラサルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・三重県〕
2. 人ノ居ラサルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・静岡県〕
3. 人が居ないことを云ふ。

分類 三重県、静岡県

久

読み方：すけ

1. きわの条を見よ。〔符牒〕
2. 荒物店、履物店及び畳屋の通り符牒にしてすべて九といふ数量を表す。通り符牒を参照せよ。（※巻末「通り符牒」参照）〔符牒〕
3. 九。〔荒物・履物・畳屋〕

分類 符牒、荒物／履物／畳屋

助

読み方：すけ

1. 密淫売婦。〔第二類　人物風俗〕
2. 密淫売婦を云ふ。
3. 娼妓。岸和田。
4. 娼妓。名古屋。
5. 女（娘）。甲府、帯広、名寄、弘前、伊集院、秩父、岩出山、名古屋　不良青少年仲間。
6. 女。〔一般犯罪〕
7. 女、娘、娼妓。〔香具師・不良〕
8. 女のこと。特に情婦、娼妓をいう。「なおすけ」の略、同項参照。〔盗〕

分類 不良青少年仲間、犯罪、盗／犯罪、香具師／不良

助

読み方：すけ

1. 落語、講談等にて其の席の心打ちを助けて力を添へ演芸するものを云ふ。心打ちと同じ資格を有するものとす。
2. 或る場合に他から立作者を迎え客座に据えた時、之をスケと云ふ。
3. 真打ち（主任）と同格、もしくはその先輩が出席する場合をスケという。応援の意味。昔看板にスケと書き入れた場合は、普通のワリを払わず、包み金で礼をしたものだが後にはスケと書き入れてあっても、普通のワリを払い、また受け取ったということだ。〔芸能（寄席・落語）〕
4. 〔用語〕真打と同格、もしくは其の先輩が出席する場合を、スケと云う。
5. 応援出演。吉本興行ではスケ一回に固定給から割出して幾分かずつを支給していた。小まめによく働く前座漫才は、人のいやがるスケに進んで出動した人もある位だ。ある月末のサラリーの日に、この人は固定給よりもスケの金の方が多かつた事があつて評判になつた。大体すけに出るのは、その本人よりも下位の者に仰付けられるのが、不文慣習になつている。（※以下略）

分類 寄席、寄席／落語、東京／芸能、演劇、芸能

助

読み方：すけ

1. 助平の略。淫乱な人間のことをいふ。

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ウィキペディア

すけ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/09/24 04:01 UTC 版)

すけ、スケ、Suke（助、介、資）

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

すけ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 13:32 UTC 版)

名詞

すけ

1. 古代日本の律令制における官職名。四等官の第二位、次官職。
2. （俗語、卑語）女。情婦。

語源

• 「かみ」を補助する（たすける）職にあるもの。

関連語

• かみ じょう さかん

用字

• 神祇官: 副
• 省: 輔
• 職: 亮
• 寮: 助
• 弾正台: 弼
• 兵衛府/衛門府: 佐
• 大宰府: 弐
• 国司: 介

派生語

語義2

• すけこまし
• すけべえ

助詞

1. （接続助詞　新潟・山形県庄内・青森県南部地方の方言）理由を表す。～から。

Weblio日本語例文用例辞書

「すけ」の例文・使い方・用例・文例

• 「ちょっと話をしたいんですけど」「いいですよ」
• 何か飲み物が欲しいんですけど
• すけべじじい
• もしもし，こちらはビルですけど
• いいえ悪いんですけどこのパズルは自分１人で終わらせたいんです
• 「彼はここに戻って来るでしょうか」「そう思いますけど」
• 少しピリ辛ですけれど、辛すぎることはありません。
• 製品ポジション分析は、企業が自社の製品が他社の製品と比較してどのようにみなされているかを理解するたすけとなる。
• すけべな
• そうですけど
• ですけれども
• 僕的にはもっと地味ってか渋い服が欲しいんですけどね。
• 『しんのすけ』という名前はからかいの対象ですか？
• 緊急なら、ポケベルで呼び出せますけど・・・。
• 「順路→」といったかんじの看板を設置したいと思うんですけど、これを英語で作るとどうなるでしょうか？
• （当然ですが先生は英仏語とも理解できますけれど）
• 夕方でもう暗かったんですけど、ネコが電線を渡っているのを見ました。 そそそ、そんなことできるんですか、ネコって。
• ３０過ぎての商売替えは大変だからしたくないのですけれどね。
• いつもは脚立を使ってるんですけど、・・・揺れて怖くて・・・だから押さえていて欲しいんです。
• あのー、先生？黒板に書いてあるの、指数関数じゃなくて三角関数ですけど・・・。