インド系文字とは? わかりやすく解説

ブラーフミー系文字

(インド系文字 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 12:56 UTC 版)

ブラーフミー系文字(ブラーフミーけいもじ、: Brahmic scripts)、またはインド系文字: Indian scripts)は、マウリヤ・インドブラーフミー文字から派生し、南アジア東南アジアチベットで使われているアブギダ(文字体系)の一族の総称である。




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インド系文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 06:13 UTC 版)

インドの言語」の記事における「インド系文字」の解説

インド文字有する著し特徴は、配列編成仕方にある。文字ランダムな順序並べラテン語アルファベットとは異なりインド字母は、音声学的な原理に従って編成されている。(硬口蓋音実際に破裂音ではなく破擦音無声破裂音 有声破裂音 鼻音 無気音 帯気音 無気音 帯気音 軟口蓋音 k kh g gh ṅ /ŋ/ 硬口蓋音 c ch j jh ñ /ɲ/ そり舌音 ṭ ṭh ḍ ḍh ṇ 歯音 t th d dh n 両唇音 p ph b bh m わたり音接近音 y r l v 摩擦音 ś ṣ s h この音韻分類は、目下問題としているすべての言語守られている。更に、それぞれの言語は、当該言語固有な音を示すための幾つかの特別な文字有している。同様に各言語は、複合音を表す幾つかのシンボル有している。 母音の一覧は、子音とは別に規定され、以下のように配列される: a, ā, i, ī, u, ū, r̥ , r̥̄, l̥ , l̥̄, e, ai, o, au, aṃ, aḥ このうち、r̥ 以下の4文字は、サンスクリットにのみ表れ母音化音節主音化)した r/l を表す。 この一覧では、同じ母音短母音長母音が対になって表示されている( a と ā、i と ī など)。最初の「 a 」は、英語の bus の「u」のような音(/ə/)である。日本語の音韻表である五十音で、「あいうえお」という順番になっているのは、このサンスクリット順序基づいている。「 aḥ 」はサンスクリット単語固有で、苦痛災難意味するduḥkhaḥ の場合のように、音節末に現れる。 これらの文字サンスクリット音韻体系もとづいて決められたため、現代のインド言語では、音声とつづりの差が大きくなっている。東インド言語であるベンガル語オリヤー語アッサム語では短母音「 a 」がほとんど「 o 」のように発音されている。母音長短区別しない言語や、母音が5種類より多い言語も多い。多く言語では ś と ṣ を区別しない

※この「インド系文字」の解説は、「インドの言語」の解説の一部です。
「インド系文字」を含む「インドの言語」の記事については、「インドの言語」の概要を参照ください。

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