ロッカーアームとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ロッカーアームの意味・解説 

ロッカーアーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 03:16 UTC 版)

ロッカーアーム(rocker arm)とは、レシプロエンジンにおける動弁系部品の一つで、カムの力を受けてバルブを作動させる役割を果たすものである。




  1. ^ ただしこれはスイングアーム式と単純比較した場合の一般論であり、実際には材質や形状を工夫することでたわみを最小限に抑えている場合がほとんどである。
  2. ^ DOHCは構造上の理由から直打式が多く、ロッカーアームそのものを採用することが多くなかったが、燃費性能向上のため直打式から摩擦の少ないローラーロッカーアームへの変更が近年増えている。
  3. ^ スリッパー式のアームの場合、カムへの負担を軽減する目的で擦動面を大型化する場合が多いが、慣性重量の関係でローラー式ではこのような改良が行いにくい。
  4. ^ Understanding Camshaft Fundamentals
  5. ^ 同形式のエンジンでローラー式とスリッパー式の両方が設定されている場合、ローラー式の方が支点と力点との距離が短い場合が多い。これは慣性重量を減らすための工夫の一つで、カム山を少し高くすることでスリッパー式と同様のバルブリフト量を確保している。このような手法を採っているエンジンでローラー式アームをスリッパー式ヘッドに流用する場合、カムシャフトもローラー式の物に同時に交換しないとロッカーアーム比が変化してバルブリフト量やバルブオーバーラップが減少してしまい、性能低下に繋がる。


「ロッカーアーム」の続きの解説一覧


このページでは「ウィキペディア」からロッカーアームを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からロッカーアームを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からロッカーアームを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロッカーアーム」の関連用語

ロッカーアームのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロッカーアームのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロッカーアーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS