龍ヶ峰学院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 15:44 UTC 版)
「ガチトラ! 〜暴れん坊教師 in High School〜」の記事における「龍ヶ峰学院」の解説
梶虎男(かじ とらお) 声 - 小西克幸 本作の主人公。任侠組織・大神組の若頭だったが、ふとしたことで龍ヶ峰学院の教師になった男。23歳。喧嘩は401戦無敗で「人喰いのトラ」と恐れられている。両親に捨てられ、大神に拾われて極道の世界で育ったため、本来なら教師になれるほどの教養は無く、ドイツが国名であることすら知らない程。教員免許も持っておらず、スケベで面倒くさがりでいい加減な所もあるが、義理人情に篤く漢気溢れる性格で、生徒達の悩みと龍ヶ峰学院が抱える問題を次々と解決していく。龍ヶ峰学院3年D組副担任。専門の教科は無く、「俺的○○で~」と言った独特の授業を受け持ち(○○には教科名が入り、~には授業内容が入る)、生徒には「受験には役に立たない」とは言われつつも評判は良い。 喧嘩の強さに加え、車にはねられても無傷、鉄パイプやコンクリートで殴られても平然としているなど不死身に近い超人的な肉体を持つが、酒はあまり飲めずすぐに酔いが回ってしまう所謂下戸。また、彼のみ要所でギャグマンガのようなコミカルな表情を見せる。 当初は目的のために嫌々教師をやっていたが、生徒達と触れ合ううちに彼らに情が湧き、徐々に教師の仕事に魅力を感じ始める。目的を果たした後も、3年D組の生徒達の卒業を見届けるまで教師を続けることを片山校長に自ら申し出た。その後、黒木悠美の策略で元ヤクザであったことを暴露され、PTAの糾弾を受けたことで一時は解雇の危機に陥るも、3年D組の生徒達やその父兄の必死の直訴により、解雇を免れた。 最後は3年D組の生徒を拉致した加納を直接対決で倒し、龍之介と一也の仇を討つべくドスを向けるも大神と美鈴に諭され、命までは奪わなかった。しかしそれが仇となり、隙を突いた加納に背中を撃たれて意識を失ってしまう。さらに生徒達の乗っていたバスに爆弾が仕掛けられていることを明かされ絶体絶命の危機に陥るが、不屈の生命力で復活し、生徒や美鈴達を守るために瀕死の身体を押してバスを運転し崖に突っ込んで行った。今度ばかりは死亡したと思われていたが、卒業式の日にツネに連れられて龍ヶ峰学園に戻ってくる。ギプスを填めて松葉杖を突いた恰好ではあるが、無事な姿を見せ、美鈴や生徒達と再会を果たした。 新堂美鈴(しんどう みすず) 声 - 遠藤綾 本作のヒロイン。龍ヶ峰学院3年D組担任。23歳。受け持つ教科は英語。両親ともに教育者であり、自身も高い教育理念を持つが、現実とのギャップに折り合いをつけ切れずにいる。恋愛経験は皆無。副担任として派遣された虎男を毛嫌いしていたが、彼が生徒達の悩みを次々を解決していく様子を見て次第に心情に変化が現れ、虎男こそが自分の憧れる「本物の教師」ではないかと考えるようになる。一時は虎男が活躍する一方で何も出来ない自分に嫌気が指し、自信を失ったことで辞職を考えてしまう。しかし虎男の言葉で立ち直り、自身が理想とする「本物の教師」を本気で目指すようになり、虎男のことも教師として以上に異性として意識するようになる。 生徒ではないが第六話のボスでもあり、心の殻発動時は彼女のネガティブな気持ちを反映したような暗い分身「美鈴ゴースト」を嗾けて来る。また、一部のミニゲームでは虎男ではなく彼女の立場で挑戦する場合もある。 小峰静香(こみね しずか) 声 - 世戸さおり 龍ヶ峰学院保健医。24歳。保健室のマドンナで、男子生徒や職員の憧れの的。色気を感じさせる雰囲気ながら、サバサバした性格から女子生徒からも疎まれていない。虎男のことは「今時珍しい反抗的な大人」として初めて会った時から好意的に見ている。前職は医師で、漫画に出てくるようなセクシーな保健の先生になりたいという理由で保健医となった。 サブイベントでは、かつて惚れていた相手が別人のように変わってしまったことに心を痛めている心情を吐露するが、虎男との激論で「人は変わるもの」で、自分も同じように昔と変わっていると悟る。直接的に語られることはないものの、SNBでは「アタイの特攻服を持ってきな!」などかつてレディースのヘッドであったことを伺わせる台詞があり、実際にその疑惑があることを話すNPCもいる。ゲーム中では「愛情ヒーリング」で全回復してくれる。 嵐山昇(あらしやま のぼる) 声 - 吉川晃介 龍ヶ峰学院体育教師で、京都弁で話す。25歳。生徒には「マロ」の愛称で呼ばれている。明るい性格のスポーツマンだが妄想癖があり、最初は虎男を結衣のストーカーと思い込んでいた。だが、後に虎男の言葉に感動し、彼を師匠と敬うようになる。虎男が元ヤクザだと判明した際は「アニキ」と呼んでいたがすぐに「師匠」に戻った。 サブイベントにて、繁華街にある花屋の女性に恋をしたことが語られる。それについて虎男とSNBで激論を交わすも、作中でSNBをするキャラには珍しく虎男の助言に背いて自らの意志で告白し、ミッション結果によると成功したらしい。 片山昌三(かたやま しょうぞう) 声 - 秋元羊介 龍ヶ峰学院校長。55歳。かつては熱血教師であったが、現在は日々の業務に追われながら現在の教育現場の現実に苦悩している。虎男の人格を見初め、教師の道へ招き入れた人物。 常に腰が低く、穏やかな態度を崩さないが、虎男をして「只者じゃない」と言わしめる風格の持ち主。実は龍ヶ峰学院校長であると同時に片山財閥の総帥であり、ドイツの大使館に連絡を取って在住する医者に来日する約束を取り付けることが可能なほどのバックボーンを持つ。 谷中銀二(たになか ぎんじ) 声 - 納谷六朗 龍ヶ峰学院教頭。48歳。教育への理念や理想など遠い昔に捨て去った典型的なサラリーマン教師。人間の価値を肩書きでしか測れず、口を開けば嫌味しか出てこないため、人望も無い。眼鏡と禿頭が特徴で、虎男曰く「ハゲ」。 実は裏で加納と繋がっており、龍ヶ峰学院を潰して別の学校の校長になるのが目的で、様々な工作を計る。当初は虎男が問題を起こすと期待していたが、彼が生徒達の悩みと龍ヶ峰学院が抱える問題を次々と解決していくことから、その思惑は外れた。後に加納から時限爆弾を受け取り、龍ヶ峰学院を爆破するよう指示される。最初は断ったものの、家族を人質にされ、止むを得ず実行する。石川翔を利用して爆弾騒ぎを起こすがそれも虎男に阻まれ、様々な工作の失敗と爆弾騒ぎの失敗で最後は加納に見捨てられ、虎男に捕まり、警察に逮捕された。アドレス帳のコメントによると、その家族に関しても、チリ人の若妻に大金を要求されるなど、健全な家庭ではなかった模様。
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