音楽・エピソードとは? わかりやすく解説

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音楽・エピソード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/17 15:45 UTC 版)

林雄一郎」の記事における「音楽・エピソード」の解説

近代船場は、大阪商人財力背景として豊富な伝統文化新出大正文化とを採り入れた地域であり、はその自由闊達雰囲気の中で育った。家では長兄ピアノ弾きオペラ曲をよく歌ったその影響受けて幼少期から音楽が好きであった関学入学後それまで米英合唱曲とりあげることが多かった関学グリーに、ドイツ合唱曲持ち込むことを構想する。高価なであったドイツ合唱曲集2冊組を早速購入し、全600曲超を何度も足踏みオルガン繰り返し弾いてみた。やがて全曲覚えてしまうと、「まず、その曲を隅から隅まで研究することだ。すると、作曲家意図自然と理解できるいきおい、その曲がおもしろくなる自分自身おもしろいと思ってこそ、いい演奏ができるのだ。」と悟る。そして次々楽譜レコード買い求め男声合唱理解深め、「西洋音楽実践的指導要領」を確立していく。3年生になるころには、関学グリー内でも群を抜いた存在となっていた。 学生指揮者就任して間もなく純正調ハーモニー存在を知る。横山大観水墨画と波」を見て、墨一色のその画から受けたすさまじ動的迫力からヒントを得、はこれを関学グリー導入しよう試みるが、部員理解は容易でなかった。そこでは、関学伝統である部員同士音楽的友情(メンタルハーモニー)を拠り所練習通して部員会得させることに成功した。メンタルハーモニーと純正調ハーモニーとを結び付けて生み出した関学トーン」はその後関学グリー大躍進の源となり、平成時代至ってもなお受け継がれている。 第7回競演合唱祭出場した合唱団は、関学グリー以外はすべて関東合唱団であった上京列車の中で、横浜過ぎたあたりから乗り込んできた東京リーダーターフェル・フェライン団員から関学グリー田舎者扱い嘲笑を受ける。これをこらえると、不思議にこれまでの不安感消え、必ず勝つと激し闘志がわいてきた。結果優勝果たし東京リーダーターフェル・フェラインは5位)、鼻をあかすことに成功した後日音楽之友」に掲載され記事では、多く賞牌抱えて大喜びする関学グリー写真とともに「…嗚呼」と記され、「田舎者」に賞をさらわれた関東勢無念さ表れている。

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音楽・エピソード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/16 03:25 UTC 版)

須賀敬一」の記事における「音楽・エピソード」の解説

高田三郎作品の名手として知られる高田作品初演多く手掛けるほか、『わたしの願い』『心の四季』『イザヤの預言』等の高田作品男声合唱への編曲行った豊中混声合唱団定期演奏会ではたびたび高田客演招き高田ローマ訪問にも同行した一方コンクールでは「同時代人としての義務でもあると思うし、チャレンジすることの意味大きい」として、ウェーベルンバーンスタイン等の現代音楽積極的に取り上げた地縁のない大阪就職するにあたり合唱の道を封印し会社勤め専念する決意をする。ところが口座開設しようと初任給持って銀行赴くと、応対した行員指揮者松浦周吉であり、前年東西四連演奏会話題盛り上がる松浦との縁は深く豊中混声合唱団2代前の指揮者大阪府合唱連盟理事長前任はいずれ松浦である。 豊中混声全国区合唱団成長させた名指揮者であるが、自身は「私も一団員です」と名乗る。その姿勢は「指揮者メンバーいっしょになって、豊混という一つ合唱団作ってこうとい姿勢はっきりしている」「実績のかげに、大世帯まとめていく安定したマネージメント感じられる。その筆頭須賀さんなのだろう」と評された。

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音楽・エピソード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 23:19 UTC 版)

雨森文也」の記事における「音楽・エピソード」の解説

MIWOの結成後はピアノ伴奏つき邦人曲を取り上げていたが、音楽学者皆川達夫が「ポリフォニーはお習字でいえば楷書です。まず合唱団楷書勉強してください。」と語った言葉深く共鳴した雨森は、モンテベルディなどルネサンス期作品多く取り上げ雨森合唱界で頭角を現すきっかけとなった。ANIMAEでも団員からの「(雨森の)好きなことをやっていい」との提案対し結成初年度演奏会ではプログラム全てルネサンス・ポリフォニーとした。 選曲については「自分心底惚れた曲だけを演奏する姿勢徹底する。「何とかこの曲のすばらしさ伝えたいという想いをもって演奏すれば、きっと何かが伝わると思うのです。それは、合唱団に対しても同様です指揮者心からその曲に惚れていれば、その想い歌い手にも大いなる共感となって伝わりひいては感動的な演奏として聴き手に伝わるのではないでしょうか」と雨森説く1998年第51回全日本合唱コンクール全国大会合唱団まりもあを指揮し一般部門Bグループ金賞受賞全日本合唱連盟に「おかあさん」で登録している合唱団全国大会金賞受賞したのは史上初のことであり、2018年終了時点でも唯一の事例である。もっとも雨森自身三善晃唱えたおかあさんコーラスという言葉音楽的な意味はありません」という言葉共鳴していて、「私はそもそもおかあさんコーラス」という言葉自体があまり好きではありません。(中略)どうしても一段高いところから見下ろしているような響き感じてしまうからです。」「すべての女性が、分け隔てなく女声合唱という音楽集ってこそ音楽的に意味ある営みなされる」というスタンス女声合唱向き合っている(「まりもあ」はその後解散し年齢方向性により三つ女声合唱団に再編成されている)。

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音楽・エピソード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 04:14 UTC 版)

松浦周吉」の記事における「音楽・エピソード」の解説

第4回全日本合唱コンクール関西学院グリークラブ前年一般部門からこの年新設され大学部門に移ることとなり、それまで別部門で棲み分けをしてきた同志社グリークラブ関西大会直接対峙することとなり、関西代表の1枠巡って両団が毎年鎬を削る時代幕開けとなった。この関西大会松浦指揮する関西学院が1位、多田武彦指揮する京都大学男声合唱団2位日下部吉彦指揮する同志社3位と、後の合唱界を支え面々が顔をそろえることとなった大和銀行ではヘンデルメンデルスゾーンブラームス世界大作曲家を好んで取り上げた。「とくに私はドヴォルザークハイドンモーツァルトが好きで、よくやりました。」「昭和五十年代全部ミサ曲をやったんです。言葉が同じですから。シードになった翌年支部大会のあとに本格的に人を集めて練習始めるんですから、ミサだったらすぐできるわけです。」。上述経歴から堅物思われがちであったが、全日本合唱連盟役員就任した際のあいさつでは「銀行在職しております堅い人間ではありません」と述べている。一方古株団員は「松浦さんはテンポにもこだわりをもっておられ、メトロノーム片手に、納得いくまで楽譜みながら空振りをしておられた姿をいまでも思い出します。当然練習でもテンポには厳しく私たち年長組は"インテンポ松浦"と敬意をこめてよんでいました。」と述懐する。 関西職場合唱団の雄として大和銀行君臨し続け同時代合唱人もその演奏感服した大和銀行3年連続優勝翌年招待演奏となり、更にその翌年1966年)も優勝果たしたとき、日下部は「招待演奏次の年も一位になった団体関学グリー大和銀行だけや」「だいたい招待演奏をした後はガタッとくずれるか、もうそれで解散する(笑)-私がやっていたクローバークラブなんで、まさにその方ですね」と舌を巻き、2年連続コンクール大賞獲得したとき審査員だった皆川達夫は「あのころ松浦さんは燃えていましたね、大和全盛期でした。」と述べ1985年昭和60年)の第38回大和銀行銀賞終わったとき(金賞三菱商事コーラス同好会)、関西競い合った浅井敬壹は「私たち住友金属ライバルは、ただひたすら大和銀行思っていましたので、大和以外が出てこられては困るんです。(笑)ところが三菱さんがすばらし演奏なさったということをききまして、そうなる私たちはすぐに来年のことを考えるんですね。(大和住友ともシード失ったために)来年支部大会で大和と戦わなければならない、これは負けるだろうなと思っておりましたら、予定どおり負けましたね。(笑)」と述懐している。

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