超常現象対策局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:41 UTC 版)
死神 三番(しにがみ さんばん) 声 - 森永理科 本名:霧岬知紅(きりさき しるく)。対策一課行動部副隊長。凰火とは幼馴染で「自称」恋人だった。そのため凶華との仲は最悪であるが、一応凶華のことを凰火の妻として認めている。20年前にSYGNUSSによって住んでいた村と家族を失い、復讐のために死神の名を継いだ。人と接するときに、愛するか殺すか無関心かという極端な感情しか持てない(凰火曰く「それだけ純情なのでしょう」)。いつも般若の仮面(死神に受け継がれるトレードマーク)を着用しているが、外すと火傷の跡があるものの美人である。一時はその醜い傷を隠すため、仮面をとろうとしなかった。「くっふふふぅ」と笑い、「〜ですぅ」のような舌たらずな口調を使う。敵対する人物の「顔面を破壊する」性癖を持っていて顔の火傷がコンプレックスとなっての行動であるらしく、またそれが口癖である。実は凰火の恋人を自称していたのも、彼に好かれたいのではなく、この顔などが原因で嫌われたくないという方が本音であった(オデッサによって指摘された)。西洋刀を使用した剣術の戦闘力はかなり高く、凶華と互角に渡り合えるほどである。だが戦い以外の仕事(デスクワークなど)は苦手である。 平塚 雷蝶(ひらつか らいちょう) 声 - 後藤邑子 別名:死神二番(しにがみ にばん)。死者およそ数百人、重傷者およそ数千人、全壊した建物7棟、半壊した建物数十棟の未曾有の大惨事を引き起し地上最悪の「傾国のテロリスト」。その後死刑にされたはずだが、不解宮ミリオンを後ろ盾に超常現象対策局対策二課研究部長として就任。その数か月後に超常現象対策局局長に就任する。「魔族狩り」とも呼ばれ、そのため背中に蝶の羽のようなものが生えており、額からは触角が出ている(訓練しだいで魔族は誰でも消せるようになるらしい)。研究部長時代は、凶華の持ち出す無理難題を超常現象対策局の技術をもって叶えていた。狂乱家族の「最高の味方であり、最悪の敵」。「〜なのねん」「拙者」のようなふざけた口調を使うが、状況によってはきちんとした言葉で話すことができる。「来るべき災厄」に備え、あらゆる手段を使い迎え撃つ準備を進めてきた。本人曰く、彼女は魔族が本体であり、黄桜乱命に取り憑いて行動している。だが、オデッサによると魔族のように見えるが魔族ではないらしく、すでに魔族に取り憑かれている乱命に取り憑いていたり、影で魔族を食べる「魔族狩り」を行っている(正夢町)など謎が多い。アニメでは第1話から登場しているが、本編とは関係の無い行動を取ったり騒動に巻き込まれて吹き飛ばされたりしている。無類の甘味好きであり、しばしば職務を放置して、菓子を食べている。「今まで食べた事の無いほどの美味しい菓子を作った」という理由だけでピエールに求婚した事がある。 その正体は、月香が地表に激突したときに出来た生命のプールのなかで生まれた自意識であり、魔族の始祖(原始の魔族)。千年の間になにかを追い求め続け、いつしか「宇宙で唯一最強の生命体になる」という欲望を抱くに至った。SYGNUSSの身体をのっとり、G装備によって地球の生命体を滅ぼそうとしたが、最終的には狂乱家族の前に敗れ、消滅した。……はずだが、拾伍さつめの終盤で、凶華と凰火の子供に生まれ変わった可能性が示唆されている。 花山 厳一郎(はなやま げんいちろう) 声 - 斧アツシ 超常現象対策局副局長。凰火と知紅にとっては育ての親。他人が怖がって近づけないほど顔が極端に怖く、「身長ではなく、全長と表現したいほどの」屈強な体つきであるが2人への愛情は深く、頭脳派として超常現象対策局では有名。20年前雷蝶を捕らえたのは花山だった。 雷蝶の謎の行動に疑問を持ったり、一見生真面目そうな人物に見えるが、知紅の日記をこっそり読んだり、その事をうっかり自白してしまったりと、間の抜けた部分がある。半獣化事件ではかわいらしい小熊になっていた。 ≪蜘蛛≫(くも) 声 - 大原崇 本名不明。超常現象対策局に、存在しないとされている対策零課諜報部隊長。蜘蛛の目のように宝石が八つちりばめられたものを被り、背中には蜘蛛の脚のような飾りがある変な忍者。雷蝶の部下ではあるが、主人はミリオンであり、その命によって監視をしている。 ピエール 声 - 喜多村英梨 本名:西倉明(にしくら あける)。白いタキシードを着ているというだけで何故か凶華に「ピエール」と名づけられ、凶華によってタキシードに大きくそう書き込まれている。本名よりもピエールの方の名が周知されている。超常現象対策局二課研究部に所属していたが、「地獄と奈落の混沌魔境と大評判の」乱崎家の世話をするために狂乱家族と出会い、現在は凶華人民共和国の王。女の子のような顔立ちをしており、三つ編みを垂らした格好のため、よく間違えられているが男である。千花のピンチには共和国民の「伊藤さん」を連れて現れ千花を助けた。元料理人であり、その腕はかなりのもの。自分に仕事を与えた凶華に恩義を持っており、彼女の頼みごとなら(ある程度は)進んで行動する。死神三番のことは尊敬している。 ≪紅茶≫(こうちゃ) 声 - 飯田浩志 ≪紅茶≫は役職名で本名は不明。先代超常現象対策局局長で、「大日本帝国に忠誠を誓った」とのこと。全身を真紅で統一した派手な外見にもかかわらず、妙に存在感のない人物。“もちろん”「差別主義者」で、紅茶嫌い。突然逆上する。本人によると「突然キレるのは相手を憤慨させて話を有利に進めるため」とのこと。長い付き合いらしい厳一郎によれば、「他人に嫌われる才能の持ち主」とのこと。その正体は1000年前に「赤髭」と呼ばれていた人物である。紅茶は、1000年前に大日本帝国をのっとるべく死神(バルトロ)と不解宮をつぶそうとたくらんでいた。1000年もの間生きていけたのは、月香 (WARAVE) の力のおかげで蘇生され、不老の身になったからで、そのためSYGNUSSの生命力を吸い取る光(名称不明)をうけても死ななかった。しかし、バルトロ(閻禍)に殺されてしまう。 小紅(こべに) 別名:死神四番(しにがみ よんばん)。死神の後継者として超常現象対策に来た。優歌より幼い女の子の容姿をしている。その幼い容姿からか周りからは「小紅ちゃん」と呼ばれている。凰火によくなついている。言葉はほとんどしゃべれず、「がぅ……」や「きゅんきゅん!」など獣のような喋り方をする。死神三番や鳳火になついており、よく頭まで登ってきて甘噛みしている。なぜか閻禍は初対面のときから苦手。身体能力が高く、死神三番からまだまだ半人前ながら「将来有望」と思わせるほど。 実は人間の姿は『擬態』した姿。狼にのような巨大な獣が彼女の『正体』であり、人外を弾圧してきた大日本帝国で生き残るために人に擬態する方法を身につけた種族の生き残りである。優歌によると、獣姿の小紅は帝架より「もふもふ」しているらしい。 死神三番、凰火を両親と認識しており、言葉がしゃべれるようになったときに「パパ」「ママ」と言っている。
※この「超常現象対策局」の解説は、「狂乱家族日記」の解説の一部です。
「超常現象対策局」を含む「狂乱家族日記」の記事については、「狂乱家族日記」の概要を参照ください。
超常現象対策局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:41 UTC 版)
警察では処理しきれない超常現象に専門的に対処する、大日本帝国政務執行機関直属の組織。超常現象に関しては世界的なトップ組織ともいえる。
※この「超常現象対策局」の解説は、「狂乱家族日記」の解説の一部です。
「超常現象対策局」を含む「狂乱家族日記」の記事については、「狂乱家族日記」の概要を参照ください。
- 超常現象対策局のページへのリンク