超常の存在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 10:24 UTC 版)
「デジモンクロスウォーズ (漫画)」の記事における「超常の存在」の解説
ホメオスタシス 現在、ロイヤルナイツが仕える温和で保守的な『神』。後述のイグドラシルの失敗を教訓に建造された。 宇宙を構成する全てのデータを閲覧し演算する権限を持つが、その演算データが何を意味するかは逐一非常に複雑な解析をしなければ解読できない。稀に未来演算の結果の一部が鮮明に解読されることもあるが、それは偶然による要素が大きい。その為、ロイヤルナイツは解読された一部のデータの事を『予言』と呼ぶ。 一度アルフォースブイドラモンがそう呼んだことはあったが、デジモンアドベンチャーで語られた「デジタルワールドの安定を望む者」と呼ばれる存在と同一かは不明となっている。 Web漫画では、全ての戦いが終わった後でのホメオスタシスからのバグラモンへの思いが語られており、また、八神ヒカリの姿のホメオスタシスがバグラモンのデジタマを抱いている姿が描かれている。 イグドラシル 神の御蔵「情報樹イグドラシル」。ホメオスタシスの前の『神』。かつてデジタルワールドの安定の為に人間界を消滅させようとした過激で攻撃的な性質を問題視され、破棄された。 半身を裁きの雷で焼かれたバグラモンは、このイグドラシルの一部を削り出し、失った半身を補ったことで莫大な知識と強大な力を得た。 破棄され、その存在を忘れ去られた現在でも、莫大な量の過去のデジタルワールドの記録が保管されている模様。 ミレニアモン 究極体・合成型デジモン・ウィルス種。 第10話でシェイドモンがダークナイトモンが氷漬けにしていたデジモン達を素材に強制デジクロスでムゲンドラモン、キメラモンを作り出し、さらにその2体を強制デジクロスさせることで「古のデジタルワールドを暴虐で支配したといわれている伝説の魔獣」を無理矢理作りだした。 狡猾な知恵者だったと言われる伝説のミレニアモンと異なり、多くのデジモンの意識が混在しているため狂気のままに暴れる獣(ケダモノ)である。 無限の再生能力を誇り、倒すことはできないが、強制デジクロスさせられたデジモンを助ける可能性を探るためオメガシャウトモンとジークグレイモンによってゾーンとゾーンの狭間のデジタル空間に追い払われ、行方不明となる。 しかし、第18話でバグラモンのアストラルスナッチャーによってゾーンの狭間から回収されダークナイトモンとの強制デジクロスでズィードミレニアモンとなった。 合体の素材になったデジモンは、モノクロモン、カブテリモン、ガルルモン、スカルグレイモン、クワガーモン、エアドラモン、グレイモン、デビモン、エンジェモン、メタルグレイモン、メタルティラノモン、メガドラモン、アンドロモン、メタルマメモンである(キメラモン、ムゲンドラモンでそれぞれメタルグレイモンが必要となるが、1体しか描写されていない)。 ちなみに合体の素材になったデジモンの内、デビモンは第2話でのシャウトモンの説明の中でのイメージにてシルエットの状態で登場している。 合体の素材になったデジモンの内のスカルグレイモンはアニメ版ではダークナイトモンの配下デジモンとして登場し、メガドラモンは第2期ではドラゴンランドのデスジェネラルであるドルビックモンの配下デジモンとして登場し、デビモンはヴァンパイアランドのデスジェネラルであるネオヴァンデモンの配下デジモンとして多数登場した。ズィードミレニアモン 究極体・邪神型デジモン・ウィルス種。 第18話でミレニアモンと肥大化したダークナイトモンが周りのデジモン達ごと強制デジクロスされ、無理矢理作り出された赤黒(しゃっこく)の双頭竜の正体。 「戦いの末に息絶えたミレニアモンの魂が永い時間をかけ蘇生した終末の千年魔獣としてデジタルワールドに細々と伝わる災厄の伝説」になぞらえバグラモンが名付けた。 あらゆるデジタル物質を吸収し時間や重力を操る力を持つ。暴走させるために生み出されたためか能力を抑え込むために張り巡らされている帯はついていない。 体内にはネネを取り巻くようにシェイドモン(ムーンミレニアモン)とバグラモンが存在している。 第20話でタイキ、キリハ、ネネ(ルミナモン)、コトネの4人分のクロスローダーを使い強制クロスオープンされた。 ムーンミレニアモン 究極体・邪神型デジモン・ウィルス種。 シェイドモンがズィードミレニアモンの体内でダーク・クリスタルにネネを幽閉していた時の姿。後に第20話でネネの心が希望で満たされたことによりルミナモンに進化した。 アルティメットカオスモン、メギドラモン、アルゴモン 全て究極体。アルティメットカオスモンは特異型デジモン・ワクチン種(デジモン図鑑では不明)。メギドラモンは邪竜型デジモン・ウィルス種。アルゴモンは突然変異型デジモン・ウィルス種。 第21話(最終話)でズィードミレニアモンが強制クロスオープンされた際に姿を現した怒りや憎しみといった人の心の暗黒面を反映して変質してきたデジモン達。メギドラモンはシルエットを含めた複数体、アルゴモンは4体ずつ登場。ウィザーモン達がバグラ大魔殿で発見した物で、バグラモンが封印し、世界を滅ぼすことを決意したきっかけになっている。 バグラモンは「倒すことなど不可能だ」と絶望しきっていたが、メギドラモン、アルゴモンらは進化を取り戻したデジモンたちの前に次々と倒された(メギドラモン複数体のうち1体はベルゼブモン、バンチョーレオモン、アグニモンに倒され、アルゴモン4体のうち1体はスカルナイトモンを襲うが、その前に立ちはだかったバグラモンと相打ちになっている)。最後は終始動かなかったアルティメットカオスモンがシャウトモンX7 スペリオルモードの前に一撃で倒されたことで戦いは終わった。
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