語られる設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 17:14 UTC 版)
「ポケットモンスター The Animation」の記事における「語られる設定」の解説
ポケモンについて 「ある夜とつぜん、我々が知るそのままの形で、ぽん、と現れた」。 地球に存在する人間や動物以外の生き物であり、どの生物とも違い、祖先といったものがない。 紀元前4世紀、生物学の祖であるアリストテレスは、ポケモンを発見できなかった。 18世紀後半、フランスでジャン=バティスト・ラマルク率いる生物学の隆盛。フランス人作家タジリン伯爵がリザードンやシャワーズなどの30種類のポケモンを研究・発表し、これが初めて系統立てられたポケモンの研究となった。その後ポケモンの研究は西ヨーロッパ全土に広がっていく。 タジリンがポケモンを研究するまでは、ポケモンはいるのにもかかわらずその存在を完全に無視されていた。 人間の生活にゆとりが出始め余裕ができたので、まわりを見渡して初めてその存在に気がつく。 20世紀後半、ライアル・ワトソンによるニューサイエンスの開拓。後の無機物系ポケモンの研究に影響を及ぼす。 オーキド博士、タジリンの後にはじめてポケモンを詳しく調査し、ポケモン研究の基礎を築く。 「なぜポケモンの進化は進化というのか」について問題になっており、進化という言葉は実は適切ではないが、表現するのに「便利」なので使用している。 ポケモンは新種が発見される度に、既存の生き物は姿を消していっている。 ポケモンには年代を特定するために用いるある種類の元素が含まれていない為、化石の年代を特定することができない。 野生のポケモンは人間以上に、飼われているポケモンに敵意を燃やす傾向がある。 異種類のポケモン同士では、言葉が通じない。 ニッポンでは、携帯獣と記述する向きもある。 小学校卒業みんなが大人法 略称は小卒大人法、別名は10歳大人法。アニメ版では10歳になるとポケモントレーナーとして旅立つ事が許されるが、その設定をさらに細かく説明している。義務教育の小学校は10歳まで。中学校は行きたい人が行く。 10歳の誕生日を迎えた次の年の4月には、ポケモン捕獲の免許が取れ、モンスターボールを持つことが許される(ただしポケモン自然保護法のため、1人6個までに限る)。 「18歳未満お断り」は存在しない。 親の承諾なしに自分の進路を決めることができ、結婚・就職など全て可能。犯罪行為を働くと、一般成人同様に処罰される。 税金も大人同様に納めなければならない。 ポケモンがモンスターボールに入るようになった理由 1925年、ニッポンにあるタマムシ大学のニシノモリ教授が、偶然ポケモンが縮小して休まることを発見した事がきっかけ。 教授がオコリザルの「怒り」のエネルギーを研究中、薬物の量を誤ってしまいオコリザルを衰弱させてしまう。しかしオコリザルは、小さく丸まってニシノモリ教授の老眼鏡のケースの中に入り込み、安らかに眠り出した。この事件によってモンスターボールが開発された。 パソコン通信でポケモンを転送出来るようになったきっかけ ある3歳の子供がコピー機にモンスターボールを入れ、ファックスのボタンを誤って押した所、ファックスの行き先である父親の会社にモンスターボールが転送されていた。モンスターボールの中にはポケモンが入っており、これによってポケモンには通信能力があるということが発見され、この能力を携帯獣通信能力(携通力、ポケコム)と呼ぶようになった。さらにポケモンは小さくなって何かの入れ物に入り、体を休めているとき、自分自身とその入れ物を電気信号に変える能力を持っている事も発見され、ポケモンをパソコン通信で転送する技術が誕生した。 ポケモンジムとジムリーダーについて(ニッポン国のことをメインに扱う) ポケモンジムとは、元々は引退したベテランのポケモントレーナーが後続の新人ポケモントレーナーに「トレーナ-術」を伝授する私営の道場のようなものだった。人とポケモンとの交流が進み、ポケモントレーナーになることが一般的になるにつれてポケモンジムが増加し、金儲けを企む悪質なポケモンジムも増えたため、ニッポン国の文部省はポケモンジムを認可制にした。原則、児童一万人に一軒の割合でポケモンジムを営業することが認められたが、現在は少子化と地方の過疎化が進行した影響で児童を集められないポケモンジムを守るため、子供の少ない地方に限りポケモンジムを国費で運営し、ジムリーダーは地方公務員にするシステムが作られている(ただし国費で運営されるジムの予算は潤沢ではなく、ジムリーダーの給料も非常に安い)。 各ポケモンジムは創設者の得意分野を受け継ぎそれぞれ特化した流儀や格式をもっているが、一つのジムで修行したトレーナーは得意不得意が目立つため、国は児童が複数のジムで学ぶことができるようにバッジ制を導入した。この制度により、トレーナーは各ジムのジムリーダーに挑戦し勝利するとジムを制した証であるポケモンバッジをジムリーダーから与えられ、一つの地区で8個以上のポケモンバッジを獲得した者は地区ごとのポケモンリーグに進むことができるようになった。ちなみにジムリーダーは連続して4回挑戦者に負けてしまうとジムリーダーの資格をはく奪されてしまう。 世界について 世界中の国々が競ってポケモンマスターを育てている。理由は各国の最重要国家秘密で明らかにされておらず、ポケモントレーナーの育成は国家的事業である。また、4年に一度、オリンピックならぬポケリンピックが開催される。 その他 ニッポンにはポケモン省があり、トレーナー奨励奨学ポケモンの支給を行ったりする。しかし、トレーナー志望者急増によって、フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメの3匹は数が減少しているらしい。 マサラタウンは小さな田舎町で、新社会人の働き口はあまり無い。その為新社会人の多くがポケモントレーナーを目指して旅立つ。 ポケモントレーナーを挫折した人の受け皿が無いことが社会問題化している。 外国は漢字で記述し、国内都市はカタカナで記載されている。 ピカチュウは本来は夜行性のポケモンで、夜は神経が昂ぶる為、寝つきが悪い。また、睡眠中は防御用の電磁波を張る事が出来る。 1909年、クチバシティが軍港として開港される。当時軍服の色であった朽葉色を市名に冠する。その後ニッポンは戦争に負けて外国に一時期占領される。さらにその後、今度は世界的な大不況の煽りで海軍の軍備縮小により空母が置き去りにされる。そのエンジンを発電に使ったことから、電気の街として発展する。
※この「語られる設定」の解説は、「ポケットモンスター The Animation」の解説の一部です。
「語られる設定」を含む「ポケットモンスター The Animation」の記事については、「ポケットモンスター The Animation」の概要を参照ください。
- 語られる設定のページへのリンク