語られぬ過去
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 09:12 UTC 版)
「カシュー・アルナーグI世」の記事における「語られぬ過去」の解説
カシューの過去については、一部公に発表されていない。これはカシュー自身が「自らの過去を語りたがらない」という特徴を持つからである。ただし、逆にこの行動によって彼の出身地を類推することが可能である。アレクラスト大陸極東地方の「最果ての王国」ムディールの国民に、自らのことを他人に明かしたがらないという特徴がある。このため、カシューはこの国の出身であるか、少なくともこの国に関係する人物を親に持つ可能性を指摘できよう。また、彼はアレクラスト時代にルーファスという名を使い、極僅かな心許した者以外に本名を告げることがなかった。これは、北東地方の城塞都市プリシスに見られる風習である。彼自身「自分の生まれた国では、名は神聖な意味を持っている」旨の発言があり、生誕の地はプリシスである可能性が高い。なお、プリシスでは、「国王は民衆のもっとも親しき友人であるべき」との考えから、王だけは公式に本名を名乗る事になっている。カシューが現在は本名を名乗っている事も、プリシス説の傍証のひとつである。 もっとも、いずれが故郷であったとしても、遅くとも成人時にはその地を離れていたようである。中原南部のレイド帝国に隊商の護衛として辿り着いた時、彼はまだ少年と呼べる年齢であったという。
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