臨海女子高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 16:47 UTC 版)
「咲-Saki-の登場人物」の記事における「臨海女子高校」の解説
読み方は「りんかい」。16年連続東東京地区代表。5人中4人が留学生で構成されたチーム。前年度までは全員留学生で構成されたチームだったが、ルール改正で先鋒に留学生をオーダーすることができなくなったため、1人だけ日本人が加わっている。全国ランキングは不明だが、インターハイでは第2シード。 辻垣内 智葉(つじがいと さとは) 声 - 日笠陽子 3年生で部長。1月2日生まれ。身長161cm。チーム内唯一の日本人選手。眼鏡っ子。昨年度インターハイ個人戦3位の実績を持っており、その決勝卓で宮永照との対局経験がある。そして去年の世界ジュニア選手権では照とパートナーを組んで戦った。 江戸時代の火消しの血を引く「少し普通でない」家柄に育ち、幼いころから習い事や技術を教わる中で一番楽しかったのが麻雀だった。特殊な家庭環境のなかで染みついた、周囲の人たちの距離感や雰囲気を察し、攻撃に転じようとしている人を見極めるスキルを麻雀にも応用している。 学校方針により昨年は団体戦に参加できなかったが、今年はルール改正により先鋒を任された。学校側からは「規定変更により仕方なく起用している」という見方をされているようだが、メンバーや監督は彼女に対し、規定に関係ない「真のエース」として絶大な信頼を寄せている。 対局中以外では髪を下ろし眼鏡を外している。また、外では「おじょう」「せんせー」「師匠」などと呼ばれている。 インターハイBブロック準決勝先鋒戦では片岡優希の必要牌を大明槓で潰して余った辺塔子の両方を狙い打つ、リーチに対してノベタン聴牌を捨ててまで現物単騎に変え横から打ち取る、爆発した上重漫を止めるために他家をアシストして打ち取らせるなど各者の一枚上手を行く圧倒的な強さを披露。最多獲得点数を記録し、他校を大きく引き離した。 決勝では、前半にほとんど和了れず大きく失点してしまったものの、後半には間合いをつかんで点数を取り戻し、少々のマイナスに抑えた。 また、試合中は制服の下にサラシを巻いている。 メガン・ダヴァン(Megan Davin) 声 - 小見川千明 3年生。5月12日生まれ。身長185cm。アメリカ合衆国からの留学生で、去年から引き続き団体戦に出場する。浅黒い肌をしており、片言の日本語をしゃべる。去年の団体戦で龍門渕透華と対局しており、透華の突然の変貌に怯えながらも他家を飛ばして逃げ切っている。自身はこのことを屈辱と思っているようで、透華との再戦を願っている。 日本に来た当初は性格自体が攻撃的で日本の選手を馬鹿にしていたところがあったが、智葉に勝てなかったことと去年の団体戦での失敗から謙虚になった。 自分が聴牌すると他家の聴牌状況が分かる他、相手に「決闘(デュエル)」を仕掛けることで3巡以内に当たり牌を掴ませることが出来る。その為、追っかけリーチをかければほとんどの場合で直撃を取れるが、相手がリーチしていない場合はかわされることもある。この際には、互いに西部劇のガンマンのような格好をして、銃をもって対峙するというイメージが現れる。 その他にも「配牌とツモ以外を見ずに打つとツモが良くなる」という能力を持つが、40日で6局しか出来ず、1局分の回復に1週間かかるという非常に燃費の悪い物であるため、あまり使用しない。また、本人曰く、手元で役を確定させないと和了に結びつかないようである。なお、これを使用している時は視界全体が闇に覆われているかのような描写があった。 インターハイBブロック準決勝副将戦では最初こそデュエルで優位に立つも、何度か大きな振込みがあったことで思うように点を伸ばせず、最終的に2番目の能力を使うことで収支をプラスにしたが、比較的多くあがったわりにはそこまで点を稼げなかった。 日本のラーメンが大好物で、外でもカップ麺を食べるほど。辻垣内智葉と一緒にいる事が多い。 雀 明華(チェー ミョンファ) 2年生。6月23日生まれ。身長158cm。フランスからの特待生。中堅を務める。お嬢様のような風貌で、屋内でも常に日傘を差している。欧州選手権で風神(ヴァントゥール)と呼ばれていた世界ランカー。 風牌(特に自風牌)を集める能力を持つ。また対局中に歌うことで、より調子が出るらしい。 インターハイBブロック準決勝中堅戦では防御に回って安手を刻むも、久の打ち回しに翻弄され、辛うじて収支をプラスで終えた。 プチプチしたものに目が無く、日本に留学してからはイクラや数の子が好物になったとのこと。 ネリー・ヴィルサラーゼ(Nelly Virsaladze) 1年生。3月24日生まれ。身長140cm。世界ジュニアで活躍するサカルトヴェロ出身の特待生。民族衣装を着ている。 金銭への執着が強く、知らない言葉が出るたびに「何それお金?」と聞くなどしているほか、対局のテレビ中継を見てスポンサーや制作費のことについて言及するなど、しばしばゲスい一面が見受けられる。 インターハイBブロック準決勝大将戦ではことごとくツモに恵まれず、一時は断トツだった状況から3位にまで転落した。しかし後半戦南二局から立て続けに三倍満を3連続で和了り、結果的には大将戦を収支トップで終えた。 能力の詳細は不明だが、流れを操ることに関係しているほか、相手の能力などの気配を察知できることも示唆されている。また、準決勝で二度咲に放銃しているが、それが安い差し込みであったことが示唆されている。 郝 慧宇(ハオ ホェイユー) 1年生。6月19日生まれ。身長166cm。次鋒を務める。香港から来た特待生。仁川のU-15(アンダーフィフティーン)アジア大会で銀メダルを獲得した実績を持つ。 中国麻雀の小学生チャンピオンだったがルールの違うアジア大会で優勝を逃し、アジア大会とルールの似ている日本のインターハイで勉強する為に留学してきた。初めは日本のルールに合わせた打ち方をしていたが、それまで簡単に引けていた有効牌がぱったりと引けなくなったことで、打ち方は中国麻雀の時のように戻した上で日本のルールに則ってプレイすることで再び良い牌が引けるようになった。 中国麻雀を織り交ぜた独特の打ち方で中国麻雀の牌譜をイメージできない染谷まこを翻弄する。 インターハイBブロック準決勝次鋒戦では最多獲得点数を記録し、リードを広げた。 アレクサンドラ・ヴィントハイム(Alexandra Windheim) ドイツ人の臨海女子高校の監督。34歳。7月20日生まれ。身長172cm。非常に細身な体型であり、ネリーに「おっぱいにもおしりにも脂肪いってない」と言われるほど。 原則留学生のみを取る学校の方針にもかかわらず先鋒の智葉のことを評価しており、留学生を先鋒にできた去年までのルールでも智葉がエースと考えている。非常に好奇心旺盛で、智葉を前に気持ちだけは引いていない優希を自分のチームに欲しがるほど。 一方で目の前の試合で全力を出すよりも優勝という結果を重視するビジネスライクな現実主義者の面もあり、準決勝においては明華やダヴァンに対して手の内を晒さない消極策を指示していた。
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