池田研究室
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「理系が恋に落ちたので証明してみた。」の記事における「池田研究室」の解説
雪村 心夜(ゆきむら しんや) 演 - 西銘駿 / 声 - 内田雄馬、大地葉(幼少期)、熊谷健太郎(テレビCM) 本作の主人公の一人。大学院1年生。身長177センチメートル。何事も明確に定義し証明出来せずにはいられない性格の理系男子で、「憶測で物事を確定するな」が口癖。氷室から恋愛感情を寄せられ、彼自身も彼女に対し恋愛感情を持っているが、それらに確証を持てないため「好き」の定義付けに氷室と共に奔走することになる。氷室に対しては異性としての感情と共に理系としての強いライバル意識も持ち合わせており、何かと張り合うことも多い。研究のためなら手段を択ばずデリカシーの欠如した面があり、それが原因で氷室から指示棒による殴打で制裁を受けることもしばしば。ただしその根本は「氷室の恋心を明確にするためなら自分がいくら嫌われても構わない」という彼なりの一途な真摯さの表れでもある。それ故に氷室を傷つけたり危険な目に遭わせる者には激しい怒りを見せるが、本人は自分のそのような面を「感情に身を任せた理性的ではない行動は氷室からの評価が下がる」と考えて嫌っている。反面異性に関する感覚は極めて初心で、氷室との実験の際に日和ってしまうことも多い。徹底したインドア派故に体力及び身体能力は極めて低く、極端に色白な胸板は棘田にレフ板とネタにされてからかわれた。そして酔った氷室の動画を定期的に見たくなる。 実は幼少時に氷室と会っており、彼女の自己肯定感の形成に極めて大きな貢献をしたが、本人はそのことを全く覚えていない。 氷室 菖蒲(ひむろ あやめ) 演 - 浅川梨奈 / 声 - 雨宮天、日笠陽子(テレビCM) 本作の主人公の一人。大学院1年生。身長170センチメートル。彼女が雪村に告白したことが物語の始まり。「好き」の定義付けや証明に毎回苦慮している。雪村のデリカシーのない行動に悩まされることも多いが、根本的には似たタイプではあるため、むしろ意気投合して共に暴走し奏と虎輔を呆れさせることがほとんど。雪村と比較すると若干感情的で素直な面があり、実験にかこつけて雪村に甘えようとする傾向が強い。自分自身の理性的でない面を嫌っている点も雪村と同様で、雪村との喧嘩に発展した際にいわゆる「面倒くさい女」のような言動をしてしまった際にはどうしていいか分からず奏に泣きつく一面も見せた。酔っぱらうと雪村に対して極度に素直且つ甘えんぼうになるが、本人はそのことを覚えていない。後ろ髪の一部をポニーテール状にまとめており、その部分が嬉しいときに犬の尻尾のように左右に揺れる。幼少期の頃はダンゴムシの観察をする地味目な少女で同級生から陰湿ないじめを受けていたが、同年代の眼鏡の少年に出会い論理的に慰められたことで救われ、彼を目標とすることで立ち直った。ただしその時の少年が雪村であることに本人は全く気付いていない。 奏 言葉(かなで ことのは) 演 - 矢野優花 / 声 - 原奈津子、三上枝織(テレビCM) 本作の語り手。学部4年生。身長162センチメートル。最も一般人に近い感覚の持ち主であり、突飛な発想をする周囲の理系人達に対するツッコミ役。雪村と氷室に対しては非常に優秀な先輩として尊敬と憧れを抱く一方で彼らの常に明後日の方向に向かう恋愛模様には内心イラついており、特にモノローグではしばしば過激な言葉で突っ込んでいる。また、恋愛に関する感覚が研究室の中で最も一般的であることから特に雪村から体の良い検体と見られている節があり、彼女に無茶な実験をさせようとしては氷室にどつかれて阻止されるのがお約束の展開となっている。「普通」に過剰に執着する理由について過去に何らかのトラウマが有るらしい発言が度々出るが、作中で詳しく言及されたことはない。また武道の心得も有るらしく、作中で雪村を数回投げ飛ばしている。理系に進むきっかけは、高校生の頃に数学の担当教師であった高橋先生(声 - 石井マーク)に恋心を持ち、数学の勉強を頑張った結果であると語っている。両親<父(声 - 長谷川裕貴)・母(声 - 三宅麻理恵)>からは男っ気がないことを気にされている。祖父(声 - 山本格)は武道の道場を経営しており、幼少期から鍛えた奏に後を継いで欲しいと思っている。しかしこの武道が原因で、恋愛に関してトラウマを抱え苦しむようになってしまう。 棘田 恵那(いばらだ えな) 演 - 荻野可鈴 / 声 - 大森日雅 大学院2年生。虎輔とは幼馴染。 身長142センチメートル。小柄で所謂幼児体型。マイペース且ついたずら好きな性格で、迷走する氷室と雪村の仲に茶々をいれて引っ掻き回したり虎輔をからかうのが趣味。特に虎輔の幼少時の恥ずかしいエピソードには枚挙がなく、彼をいじる際に存分に活用される(本人曰く感情が動いた体験記憶はなかなか忘れないかららしい)。平時はいつもゲームで遊んでいるかソファーで寝てるかなど不真面目だが、理系知識は深い天才肌。その天才肌ぶりは学業のみではなくゲームに対しても発揮され、複数のゲームを同時にプレイしたり、また、板書きで説明するのと同時に片手でゲームをプレイしたり、画面を全く見なくても虎輔に対しては表情筋の動きから相手の挙動を予測して勝ってしまえるほど。なんだかんだ虎輔のことは気にかけて可愛がっており、後述の虎輔が勘違いした一件も笑いながらもまんざらではなさそうな態度だった。氷室ほどではないが闇の深い青春を過ごしてきたようで、その方面の話題になると若干の卑屈さも見せる。実家における描写はかなり断片的ではあるものの到底健全とは言えない家庭環境であることは確かなようで、幼少時には虐待を受けていた可能性すら示唆されている。腐女子。 犬飼 虎輔(いぬかい こすけ) 演 - 藤田富 / 声 - 福島潤、藤原夏海(幼少期) 学部4年生。身長179センチメートル。研究室の中では唯一他のメンバーから下の名前で呼ばれており、特に幼馴染の棘田からは名前を読み替えた「トラスケ」の愛称で呼ばれる。自称「愛に生きる男」で見た目や言動は俗に言うチャラ男、パリピという印象を与えるが 、実は美少女恋愛ゲームの愛好家で生身の女性との恋愛経験は皆無。サッカーのサークルに入っていたようだが現在は引退している模様。棘田に対して強い対抗意識を持ちよく反発するものの、その度にうまくやり込められて頭が上がらない。ただし仲はむしろ良いほうで、しばしば一緒にゲームをするなど憎からず思っている。幼少時は棘田によく懐いており求婚までしていたが、本人にとっては黒歴史となっている。ただし内心棘田を大切に思っている点は変わっておらず、棘田が見知らぬ男に強引に腕を掴まれた際にはその男を瞬時に殴り飛ばした。奏ほどではないが恋愛観は常識的な方で、雪村と氷室に突っ込むこともある。その愛は美少女ゲーム『リケコイアナザー』のヒロインである藍香(声 - 小見川千明)に向けられているが、後に彼女が容姿、性格共に棘田との共通点が非常に多いことに気づいてしまい、自分は実は棘田のことが好きなのではないかと苦悩するようになる。 池田 嘉信(いけだ かしん) 声 - 置鮎龍太郎 氷室たちの指導教授。身長185センチメートル。健全な身体にこそ健全な頭脳が宿るという持論に基づいて、アスリート並の肉体を維持している。普段は極めて温厚だが、怒らせると怖い。学生の研究について型にはめない柔軟さを持ち、「恋愛感情の定義化」という雪村と氷室の研究にも興味を示し、研究テーマに悩む虎輔に「恋愛ゲームの最適攻略法のアルゴリズム化」を提案した。研究室に所属する生徒は全員白衣を着用するが、自身は棘田から毎回破いてしまうことで苦言を呈されて着ることはなくなった。それが理由か、棘田には頭が上がらない。 山本 亜梨華(やまもと ありか) 声 - 小倉唯 池田研究室の卒業生であり漫画家。身長165センチメートル。棘田とは大学時代からの友人。氷室と雪村の研究を知り、2人が実験する様を漫画にしようと思いつく。面白さの追求のためなら手段を選ばない人物。雪村たちの仲を進展させるためとはいえ氷室の心を深く傷つける事件を引き起こし、雪村から深い憎悪を買うこととなった。また研究を盾に虎輔にもそそのかそうとしたことから、棘田からも本気で何もしないよう釘をさされる。 原稿の締め切りをすっぽかすものの、担当編集者(声 - 山本格)を酷く恐れている。
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