池田武邦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 池田武邦の意味・解説 

池田武邦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/02 06:18 UTC 版)

池田武邦
生誕 (1924-01-14) 1924年1月14日
日本静岡県静岡市
死没 (2022-05-15) 2022年5月15日(98歳没)
日本東京都
国籍 日本
出身校 海軍兵学校72期卒業
東京大学第一工学部建築学科卒業
職業 建築家
父:池田武蔵(海軍大佐、海兵32期)
受賞 日本建築学会賞作品賞(1976年)
所属 日本設計
建築物 霞が関ビル
京王プラザホテル
新宿三井ビル

池田 武邦(いけだ たけくに、1924年1月14日 - 2022年5月15日)は、日本建築家実業家海軍軍人日本設計名誉会長、日本設計池田研究室代表、ハウステンボス会長、NPO法人「聚」理事長。

太平洋戦争中、軽巡洋艦「矢矧」に乗り組み、マリアナ沖、レイテ沖、戦艦大和の沖縄特攻作戦に参加した。矢矧沈没のため「重油まみれの海を5時間泳いで」生還した。泳いでいる最中、いとこの建築家が設計した実家の風通しの良い畳の上に「ああ寝転びたい」とふと思う。この体験が戦後に超高層ビルの設計を進め、日本の高層建築の黎明に携わった一方で、自然との共生も追い求めた歩みの原点となった[1]。海軍軍人としての最終階級は海軍大尉

年譜

家族

  • 父:池田武蔵(海軍大佐、海兵32期)

人脈

著書

  • 「大地に建つ」(ビオシティ出版)
  • 「ハウステンボス・エコシティへの挑戦」(かもがわブックレット)
  • 「人と自然。共生の作法」(長崎自然共生フォーラム編著)
  • 「超高層建築」(鹿島出版編・共著)
  • 「二十一世紀は江戸に学べ 近代科学技術文明を問い直す」(河出書房新社)
  • 梯久美子『昭和20年夏、僕は兵士だった』インタビュー195-260頁(角川書店2009)

テレビ

  • NHK ハイビジョン特集 日本の風景を変えた男たち 廃虚から超高層ビルそして池田武邦が語る戦後(2008年2月18日放送)
  • BSテレ東 技術のニッポン大全集 ~建築土木で街が生まれ変わった~ (2019年1月16日放送)

脚注

  1. ^ 「建築家 池田武邦さん」『朝日新聞』2022年7月2日、夕刊。
  2. ^ 建築家池田武邦さん死去 霞が関ビル、HTB、アクロス福岡など設計|【西日本新聞me】”. www.nishinippon.co.jp. 2022年5月15日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「池田武邦」の関連用語

池田武邦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



池田武邦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの池田武邦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS