ポリビニルポリピロリドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/14 15:02 UTC 版)
ポリビニルポリピロリドン | |
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1-ethenylpyrrolidin-2-one |
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別称
Polyvinyl polypyrrolidone, crospovidone, crospolividone, E1202
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識別情報 | |
略称 | PVPP |
CAS登録番号 | 25249-54-1 |
ChemSpider | NA |
E番号 | E1202 (追加化合物) |
ATC分類 | A07BC03 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ポリビニルポリピロリドン(Polyvinylpolypyrrolidone、PVPP)は、架橋の多いポリビニルピロリドンである。
PVPPは、医薬品の錠剤の崩壊剤として用いられる[1][2]。PVPPは架橋があるため、水を吸収し急速に膨張するにもかかわらず水に溶けない。この性質のため、錠剤の崩壊剤として有用となっている。
また、PVPPは、錠剤や懸濁液の形で、下痢を引き起こすリポ多糖を吸収するための薬剤としても用いられる(骨炭、木炭を参照)。
さらに、凝集と濾過を行うことにより、不純物の清澄剤としてワイン醸造等に用いられる。同じ原理でビールのポリフェノールを除去することにより、ビールを澄ませ、泡を安定させる[3]。そのような商品の1つは、Polyclarと呼ばれる。PVPPは、タンパク質中のペプチド結合(特にプロリン残基)に似た結合を形成し、そのためタンパク質と同様にタンニンを沈殿させることができる[4]。
PVPPのE番号はE1202であり、安定剤として用いられる。
出典
- ^ Kollidon Archived 2011年7月7日, at the Wayback Machine. Accessed November 26, 2007
- ^ Polyplasdone Archived 2006年3月12日, at the Wayback Machine. Accessed January 25, 2007
- ^ Microsoft Word - G0294.doc[リンク切れ]
- ^ A Novel Stabilization of Beer with Polyclar Brewbrite. Mustafa Rehmanji, Chandra Gopal, and Andrew Mola, MBAA TQ vol. 39, no. 1, 2002, pp. 24–28
ポリビニルポリピロリドン
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「ポリビニルピロリドン」の記事における「ポリビニルポリピロリドン」の解説
詳細は「ポリビニルポリピロリドン」を参照 ポリビニルピロリドンによく似たポリビニルポリピロリドン(PVPP、架橋ポリビニルピロリドンともいう。CAS登録番号25249-54-1)はピロリドン部分が架橋された構造を有し、水に完全に不溶な高分子化合物である。食品添加物であるが食品中には残らない。ポリフェノールを特異的に吸着する特性があり、用途としては ビールの濁りの防止、ワインの変色防止、リンゴなどの果汁の清澄、茶系飲料の渋味低減、樽貯蔵酒類の色度調整などがある。ドイツBASF社のダイバガン、米国ISP[要曖昧さ回避]社のポリクラール(いずれも製品名)が日本国内に流通しており、日本国内の販売元としては、シンワフーズケミカル、大成化学などがある。日本の食品添加物規格の項目の中には外国の規格よりも厳しい項目が含まれており、海外産のPVPPの規格適合性には留意する必要がある。PVPPの性状は白色の微粉末で嵩比重が0.2程度であるため、作業時の粉じんが著しいが、前出のシンワフーズケミカルでは結着剤フリー(pvpp単独)で顆粒化させた製品を製造販売している。また東京工業大学池田研究室はPVPPがウラン高選択性吸着性能を持つことを見出し、日本原子力研究開発機構と共同でその特性の解明を行っている。
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