樽貯蔵(たるちょぞう)
酒類をカシなどの樽に入れて熟成させる方法。焼酎もウイスキーやブランデーと同様に木樽に入れて熟成させることが酒税法で認められており、最近は長期間樽で熟成させた古酒焼酎も市場に現れるようになった。ただし、製品の着色度がウイスキーの約10分の1以下という制限が設けられており、ウイスキーやブランデーなどのダーカー・スピリッツと区別できるようになっている。このような制限下にある焼酎の場合、樽貯蔵の効果を最大限に生かす必要があり、その方策としては、(1)樽材からの着色成分の溶出速度の点では貯蔵する焼酎のアルコール度数が高いほどよく、(2)樽から付与される香味の点では新樽を避けてシェリーなどに一度使われた古樽がよく、(3)熟成変化の点からは小容量の樽ほど貯蔵する焼酎の体積当たりの表面積が大きくなるので有利である。
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