色度
水の色合を示すもので,標準液に比較して色合を度数で表します。標準液には,塩化白金カリウム(K2PtCl6)と塩化コバルト(CoCl2)が用いられ,蒸留水1L中に白金(Pt)1mg,コバルト(Co)0.5mgを含む場合の色度を1度として,溶解性物質による類黄色あるいは黄褐色の度合を表します。色度 (しきど)
色度(石油製品の)
【英】: color
同義語: 色(石油製品の)
石油製品試料の持つ色の程度を示すもので、その測定には各種の色度計が用いられる。無鉛ガソリン、ジェット燃料油、灯油、流動パラフィン、ホワイト・オイル、石油系溶剤、ナフサ、パラフィン・ワックスなどの色は、一般にはセイボルト色で表す。セイボルト色では、最も明るい色(肉眼ではほとんど無色)が+30 、最も暗い色(ごく薄い黄色)が-16 である。測定に用いるセイボルト色度計は、2 本のガラス管、光学装置、照明器具および標準色ガラスから成っている。試料用ガラス管に試料を入れ(固形パラフィンは溶融する)、もう 1 本のガラス管の下に標準色ガラスをセットする。この両方の色を比較し、差異が認められなくなったときの色ガラスの種類、枚数と試料の高さとから、表によって色度を求める。潤滑油やペトロラタムなどの色は、ASTM 色で表すことが多い。測定に用いる ASTM 色度計には 0.5(最も薄い)から 0.5 刻みで 8(最も濃い)まで、計 16 枚の標準色ガラスが付いている。これと試料の色を比較し、試料の色と同色の色ガラスの番号で色を表す。色が 8 よりも濃い場合は、D 8.0 として表示するか、規定量の灯油で薄めて再度測定を行い、色の表示の後に Dil を付けて表す。以上の試験方法の詳細は、日本工業規格(JIS)K2580(石油製品色試験方法)にある。 |
色(石油製品の)
しきど 色度 colour
色度
色度
色度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 09:42 UTC 版)
「ハイダイナミックレンジビデオ」の記事における「色度」の解説
「:en:List of color spaces and their uses」も参照 HDビデオ用のSDRはRec. 709で規定されているシステム色度(原色の色度、sRGBと同じ)を使用する。SDビデオ用のSDRはBT.601やSMPTE 170M記載の様々なことなった原色を使用している。 HDRは一般に広色域(システム色度がBT.709よりも広い)に関連付けられている。Rec. 2100(HDR-TV)はRec. 2020(UHDTV)で使用されているのと同じシステム色度を使用する。HDR10、HDR10+、ドルビー・ビジョン及びハイブリッド・ログ=ガンマといったHDR形式もまたRec. 2020の色度を使用している。 システム色度比較表色空間色度座標(CIE 1931)原色白色点赤緑青xRyRxGyGxByBNamexWyWRec. 709 0.64 0.33 0.30 0.60 0.15 0.06 D65 0.3127 0.3290 sRGB DCI-P3 0.680 0.320 0.265 0.690 0.150 0.060 P3-D65(ディスプレイ) 0.3127 0.3290 P3-DCI (Theater) 0.314 0.351 P3-D60 (ACES Cinema) 0.32168 0.33767 Rec. 2020 0.708 0.292 0.170 0.797 0.131 0.046 D65 0.3127 0.3290 Rec. 2100 Rec.709およびsRGB(SDR) DCI-P3(一般的なHDRコンテンツ) Rec.2020およびRec.2100(HDRの技術的限界)
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