民主党関係者
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「ザ・ホワイトハウス登場人物一覧」の記事における「民主党関係者」の解説
マット・サントス下院議員→大統領 (Congressman Matt Santos D-TX) - 吹替:清水明彦 テキサス州選出。2006年民主党大統領候補(シーズン6-)。元ヒューストン市長で下院では3期目。シーズン7で共和党のヴィニック上院議員を僅差で破り、大統領に就任する。 初めてドラマ中で名前が登場した際には、ホワイトハウスが次の下院議員選挙に再出馬するように慰留を試みる議員の1人として挙げられている。サントスは当初、歳入委員会に入ったばかりの若手であったにもかかわらず、次の選挙には出馬せずにテキサスへ帰ろうと考えていた。このとき直々に慰留するために連邦議会議事堂のサントスの事務所へと赴いたのが、後にサントスを大統領候補に担ぎ上げ、大統領選挙では参謀を務めることになるジョシュである。 サントス自身は下院選再出馬の説得を全く意に介していなかった。しかし、逆にサントスの資質にほれ込んだジョシュから、大統領選へ出馬するよう熱心に説得される。サントスも当初は大統領選出馬の要請を断ったが、ジョシュが選挙参謀に就任することを条件に、大統領選挙に出馬することを承諾する。 大統領選挙出馬当初は、民主党内でも最有力候補であるラッセル現・副大統領や2番手に着けていたホインズ前・副大統領に次ぐ“第3の候補”“弱小候補(ドワーフの一人)”と見なされていた。しかも、まずは基本的な選挙戦略を提案するジョシュの案を却下することが多く、ジョシュも苦労することが多かった。サントスは、大人数を前にして演説することを希望していたが、知名度が全然無い状態で演説する事は無理な為、有力なもしくは熱心な民主党員と一人一人対話する「草の根」運動を行う。サントスはこのジョシュの選挙活動方針に不満を抱いていたが、運動が実を結び次第に多人数を前に話すことが出来るようになって、ジョシュの提案を理解するようになった。そして、選挙スタッフやサントス自身の努力・家族の協力もあって徐々に支持を拡げていった。しかし、ラッセル・ホインズ陣営は豊富な資金を背景に「普通の選挙」を行っている為、サントスは常に“弱小候補”状態で有力視されない為、討論会にも呼ばれない始末だった。そして、予備選途中に資金が底をつき撤退は時間の問題になった。サントス夫妻はネット寄付に頼れる筈と思っていたが、ジョシュや資金担当からは「ネット寄付はあくまでネットの為、単位が10ドル・20ドル程度。」と言われてしまう。ついにサントスは自宅を抵当に入れてまで選挙資金を調達しようとした。しかし、ジョシュは「そこまですると、落選したら再度(借金返済の為)下院議員に立候補する必要がある」と諫言するが、サントスは地元テキサスのヒスパニックに希望を与えるため、テキサスまでは予備選を継続したいという思いを告げた。資金難は、ホインズのスキャンダルによって、サントスはラッセルに次ぐ候補に躍り出ることが出来たため回避される(本来ならジョシュはヒスパニック系の団体から資金調達を考えたが、サントスが本選まで手を着けたくは無いと拒否していた)。その後、ラッセルと一進一退を繰り返す状態で民主党党大会へと進んだ。党大会ではジョシュが、当選後の大統領アドバイザー職を見返りにホインズから支持を取り付けようとするなど、打倒ラッセルを目指して戦う。そんな中、ラッセルの副大統領候補だと思われていたベイカー知事が、党大会2度目の投票から自ら大統領候補に参戦したため、大会全体の情勢が変化。ラッセルもサントスも票を奪われ、ラッセルとベイカーの対決になるともみられた。その翌日、ベイカー知事の夫人のスキャンダルが発覚、またも混乱となる中で、サントスとジョシュは、候補から降りて、ラッセルを支持するようレオより提案される。最後のスピーチの機会を与えられたサントスは、その中でラッセル支持を発表する代わりに、代議員のみが指名候補を決めることができると主張。また、ベイカー知事夫人の件で知事を擁護し、民主党の結束を織り込んだ名スピーチを披露した。これが影響し、演説を聴いていたバートレット大統領の後押しもあって、民主党の大統領候補に圧倒的票数を得て指名される。副大統領候補にはベイカーに断られたためにジョシュが1人しかいないと考えた、レオ・マクギャリーが擁立された。 シーズン7で、共和党候補のアーノルド・ヴィニックとの対決の末、ついに大統領に当選する。当選後は超党派姿勢やカザフスタン情勢などで、就任前にも関わらず意見を口にしていた。 ヒスパニック系のカトリック教徒である。また、かつては海兵隊員で、アナポリス海軍兵学校を首席で卒業したという経歴を持つ。政治家になってからも予備役を続けており、選挙戦時も訓練に参加した。軍ではパイロットであり、選挙戦の初期はスタッフの乗るチャーター機を自ら操縦したほど。 このマット・サントスというキャラクターは、2008年アメリカ合衆国大統領選挙で当選したバラク・オバマ上院議員(当時,現大統領)をモチーフにしたキャラクターであることで知られている。 アンドレア・ワイアット下院議員 (Congresswoman Andrea "Andy" Wyatt D-MD) - 吹替:萩尾みどり(シーズン1-4) メリーランド州選出。トビーの元妻。度々トビー絡みや下院野党の民主党の議員として登場していた。トビーとは離婚していたが、トビーから精子提供を受け、男女の双子を出産している。双子の名前はハックとモリー。(シーズン4) シーズン5ではドナや統合参謀本部議長を引退していたフィッツウォレスら下院議員と、パレスチナに議員団として随行。その途中でテロリストの襲撃に遭ったが、ワイアット議員は後列の車に乗車していたため、無事であった(フィッツウォレスや議員2人は死亡、ドナも重傷を負った)。 シーズン7では「子供たちの父親が刑務所に入っているところを見せたくない」と、トビーの大統領恩赦を獲得するために動いた。 ジョー・ウィリス下院議員 (Congressman Joe Willis D-OH) - 吹替:織本順吉 オハイオ州選出。黒人で、元々は社会科の教師をしていたのだが、妻のジャニス・ウィリス下院議員が亡くなったことで、ジャニスの議席を引き継いで下院議員に就任した。 通商委員会のメンバーであり、国勢調査のサンプリングに関して、説得工作の一環で他の議員2人と共にホワイトハウスに呼ばれ、議論に加わる。そして、トビーの主張が論理的に正しいことを認め、賛成に回る。 前述の通商法案の会議終了後、トビーの主張が非常に説得力があったと、彼に感謝する。トビーは当初ウィリスの浅い政治経験を利用するつもりしかなかったのだが、彼もまたウィリスのことを「正直」「善人」と評価している。 ハワード・スタックハウス上院議員 (Senator Howard Stackhouse D-MN) - 吹替:内田稔 ミネソタ州選出。議員歴は長いが、影響力は大きくなかったとされている。シーズン2第17話で、自らの主張する自閉症の研究・治療プログラムへの予算が家族健康推進法案に盛り込まれなかった事を理由に、同法案の採決を阻止するために議事進行妨害を行う。最初は無駄な抵抗だと無視されていたが、その後のドナの発見で、スタックハウス自身が自閉症の孫息子を抱えており、孫息子のために自閉症の研究・治療プログラムの予算を要求していたことが明らかとなり(スタックハウス自身は、孫を政治利用したくないためこのことを公表していなかった)、大統領や他の多くの上院議員を動かす。結局法案は採決持ち越し、継続審議となった。 バートレット曰く、かつての副大統領ヒューバート・ハンフリーを崇拝しているらしい。また、バートレットが新人議員だったころには、彼を散々こき下ろしたらしい。 オーガスト・アデアー上院議員 (Senator August Adair) シーズン5第3話で登場。下院議長ハフリー(後述)が提示した「副大統領候補リスト」の中に書かれていたうちの1人。トビー曰く、「この国(アメリカ)を滅ぼす」政治家らしい。副大統領選考の関係で大統領と面接した際にも、大統領に「ジョン・アダムスとトーマス・ジェファーソンが共に1826年7月4日(アメリカ独立記念日)に死去した」際の逸話を長々と語り続け、毎年独立記念日になると決まってこの話をする大統領さえも辟易させていた。
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