映画『レット・イット・ビー』内の曲とは? わかりやすく解説

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映画『レット・イット・ビー』内の曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:30 UTC 版)

レット・イット・ビー (映画)」の記事における「映画『レット・イット・ビー』内の曲」の解説

特記されている以外のすべての曲のクレジットレノン=マッカートニーである。 Piano Theme ポールアドリブ演奏されたピアノソロ。サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」が元になっている。1月3日収録2003年発売され『レット・イット・ビー...ネイキッド』ボーナスCDフライ・オン・ザ・ウォール』では、「Paul's Piano Piece」と題されている。 ドント・レット・ミー・ダウン サビのみ。 マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー ポールコードメンバー教えながら演奏する1月3日収録)。ロード・マネージャーのマル・エヴァンズ金属の塊をハンマー叩いて演奏参加する1月7日収録)。この後シーンジョージマイク感電しポールが「ジョージ死んだら君ら(スタッフ)はオシマイだぞ」とジョークを言う(1月3日収録)。 トゥ・オブ・アス 通常編成での演奏で、ポールベースジョンジョージエレクトリック・ギターを弾く。リリース版ではフォーク調だが、このテイクではロックンロール調のパフォーマンスである。1月8日収録アイヴ・ガッタ・フィーリング 曲の終盤のみのパフォーマンス後、ポールジョンに対してチョーキングニュアンス指示するが(1月8日収録)、1月31日最後ライブではそのパートジョージ弾いている。その後中間部からパフォーマンス再開1月9日収録)。終演後に「フォー・ユー・ブルー」(アルバム『レット・イット・ビー』収録テイク)の冒頭収録されることになるジョンの"Queen says 'No' to pot-smoking FBI members."という語りが入る(1月8日収録)。 オー!ダーリン ポールピアノ弾き語りによるワンフレーズのみ。その後ポール語りが続く。1月6日収録ワン・アフター・909 直前に、「この前演ってたのは何て曲?」と訊かれ、ポールが「『ワン・アフター・909』だよ」と答える。スタッフから「いい曲だ」と言われたが、ポールは「よくないよ。初期の曲だしね」と言って歌いだし、歌詞を笑う。その後バンド演奏で始まる。アルバム収録版に近い仕上がりだが、ジョン前半部を声色変えて歌っている。またコーラス部分でジョンフェイク入れているほか、ポール間奏前のコーラス最後ハイノート出している。1月9日収録ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイン・オン (Piano Boogie) (David Williams) ポールリンゴピアノ連弾で歌う。ただしリンゴ右手だけを使う。1月14日収録トゥ・オブ・アス ロックンロール調のパフォーマンスであるが、イントロのあと冒頭部分歌ってすぐにポールジョンに「マイク向かって歌え。聴こえないよ」と言って中断その後ポール語りとなるが、ポール指示対しジョージ口論になる。ジョージが「テープに録って、演奏確認しようと言うが、ポールが「サウンド合わない君と僕との… (You and I are uh...)」といった際にジョージは"You and I have...”と『トゥ・オブ・アス』を口ずさみ、ポールも"...memories"と乗るジョージが「じゃあ全部自分で演れよ。僕はコードだけ弾くから」と言ってポールは「君はいつでも悪いように取る。だけど傷つけるつもりはないんだ。ただ、もっとよくなるように言ってるだけなんだ」と諭すが、ジョージ聞こうとしなかった。その後ポールは「ヘイ・ジュード」のギター・プレイ(完成版消されフレーズ)で口論があったことと同じだと言うとジョージは「もうそんなことはどうでもいい。君の言う通りにするさ。弾けと言うなら弾くし、弾くなと言うなら弾かない好きなようにしてやると言い、場が険悪になる。1月6日収録アクロス・ザ・ユニヴァース 上記口論ジョンが「テープに録れば客観的に見れるな」と言って仲裁したような編集意図的にされているが、実際には翌1月7日収録。「"Nothing is gonna change my world"の回数変えようと言ってこの曲が始まる。ポールジョン前奏ハミング入れており、コーラス部分で3度上のハモリを入れている。 ディグ・ア・ポニー まだ仕上がっておらず、メロディ口ずさむ1月7日収録Suzy Parker (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey ただし公式クレジットではない) 映画内で実際には"Suzy's Parlour"と歌われていたブルース進行アド・リブ演奏で、ジョンヴォーカルポール合いの手で「Suzy Parker」を入れジョージポール間奏部で「Da da da da da...」とスキャット1月9日収録アイ・ミー・マイン (Harrison) ジョージリンゴに「ヘビー・ワルツだよ」と言って1人ギター弾きしながらこの曲を聴かせている場面から、途中で場面切り替わりポール交えてバンド形式に移る。ジョン演奏参加せずヨーコと共に座って聴いている。ジョージギターレコーディングされたテイクとは趣を異にしてフラメンコ調である。映画では、この曲に合わせてヨーコワルツを踊る映像かぶせられている。この曲までトゥイッケナム映画撮影所での収録1月8日収録フォー・ユー・ブルー (Harrison) この曲以降アップル・スタジオでの収録間奏部分からの収録で、演奏バックメンバーアップル・スタジオ入っていくシーン重ねられ、曲の後半からビートルズ演奏風景に変わる。ポールミュートしたピアノジョンラップ・スティール・ギター演奏している。1969年1月25日収録演奏終了後、のちにアルバム『レット・イット・ビー』収録される"'I Dig a Pygmy' by Charles Hawtrey and the Deaf Aids. Phase One, in which Doris gets her oats."というジョン語りが入る(1月24日録音)。その後ポールジョン談笑ベサメ・ムーチョ(Consuelo Velázquez-Sunny Skylar) ポールヴォーカル。『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』等に収録されている初期ヴァージョンとは異なり、ゆったりとしたテンポオリジナルに近い。ポール声色変えてなんちゃってスペイン語スペイン訛りの英語で歌っている。1月29日収録オクトパス・ガーデン (Starkey) ポール不在スタジオでリンゴ作曲途中のこの曲をピアノ弾き語りジョージに聴かせている。ジョージコード進行アドヴァイス受けている様子分かるレコードとは異なりC調演奏している。ジョージ・マーティンハミング入れジョンタバコ吸いながら、ドラム演奏するその後ポール恋人リンダリンダの娘ヘザー連れて入ってきて「例のデモ音源はひどい曲だな」とけなし、ジョージ・マーティンが「まだ完成してないから」と言うその後セッション準備し始める。その途中カメラヘザー追いリンゴドラム叩きリンゴおどけてキョロキョロする様子撮影されている。ヘザースタジオ入りしていることから1月26日収録と察せられるユー・リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー(Smokey Robinson) ビリー・プレストン電気ピアノ)も加わり、オールディーズ・ナンバーを歌う。『ウィズ・ザ・ビートルズ収録テイク異なりポールピアノジョン6弦ベース1月26日収録ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード ポールボサノヴァ風にアップ・テンポ口ずさむその後スロー・バラード歌い始めるも突然声色変え大声出し中断となる。1月26日収録。 シェイク・ラトル・アンド・ロール (Jesse Stone (変名Charles E. Calhoun使った)) 再びオールディーズ・ナンバー。『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』にも収録カンサス・シティ (Jerry Leiber-Mike Stoller) ミス・アン (Johnson-Penniman) ローディ・ミス・クローディ (Lloyd Price) オールディーズ・ナンバーのメドレー。「カンサス・シティ」は、ビートルズ・フォー・セールヴァージョンとは異なり、「ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」とのメドレーになっておらず、オリジナルのものに近い。ジョージイントロポールが「ミス・アン」だと勘違いし歌いだしが「カンザス・シティ」と被ってしまう。その後、「ミス・アン」に移る。ヘザークルクル回って踊っている様子挿入されている。1月26日収録ディグ・イット (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey) アルバムには数十秒にカットされているが、もともとは十数分もの長いであった映画では4分程度編集ジョン6弦ベースコード弾きしながらアド・リブで歌う。ジョージ・マーティンショーカリョ振って演奏参加している。1月26日収録終演後、ポールジョン今後ライブ活動について話しかける。 以下の3曲は、セッション最終日1月31日)のスタジオ・ライブより。 トゥ・オブ・アス アルバム収録版とほぼ同じだが、エンディングジョン口笛アルバムとは異なる。ジョージはオール・ローズ・テレキャスターの低音弦でベース・ライン弾いている。 レット・イット・ビー 『レット・イット・ビー...ネイキッド』収録版とほぼ同じだが、3ヴァース目にオリジナル版ネイキッド版にはない"There will be no sorrow"という歌詞含んでいる。 ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 『レット・イット・ビー...ネイキッド』収録版とほぼ同じ。ただし、プレストン演奏映像一致しないため、演奏音声それぞれ別テイク使われ可能性が高い。 以下6曲はルーフトップ・コンサート1月30日)より。 ゲット・バック シングル・ヴァージョンとほぼ同じだが、ジョンソロオブリガート若干違うほか、ポールセリフ若干違う。シングル・バージョン似たセリフ、「Mommy is wating. And high heel shoes and a low-neck sweater. Get back, Loretta. Get back!(母ちゃん待ってるぜ。ハイヒールとローネックのセーターもな。帰れロレッタ!)」と2ヴァース後の間奏入れる。また、行く人々が演奏気付き近くビル屋上に登って、またはアップル屋上侵入して見学に来る様子写っている。演奏後、ジョンが「デイジー・モリスとトミーリクエストでした」とMCする。 ドント・レット・ミー・ダウン 歌いだしがシングル違いポールジョージのハモリが入っている。ジョン歌詞忘れて適当にフレーズを口ずさんでい箇所があり、うしろでリンゴが笑う。 アイヴ・ガッタ・フィーリング 『レット・イット・ビー』収録版とほぼ同じだが、道行人々インタヴュー答えている映像挿入されている。「素晴らしグループです」と答え老人や、「タダ聴けラッキー」と答え若者、「何のつもりなの?」と怒る婦人、「新曲かい?いいね」と答えタクシー運転手、「音楽はいいが、然るべき場所でやってもらいたい。ビジネスエリアを混乱させないでほしい」と答え紳士などのインタビュー挿入された。 ワン・アフター・909 『レット・イット・ビー』収録版とほぼ同じ。終了後ジョン「ダニー・ボーイ」を歌う。 ディグ・ア・ポニー ジョンが「カンペ持っててくれ」と言い演奏が始まる。リンゴタバコ休憩入っていたところでカウント始まったため、1度リンゴ制止する冒頭ラストの"All I want is..."というユニゾンが入る。このユニゾン削除理由不明であるがアルバム『レット・イット・ビー』施されアルバム『レット・イット・ビー...ネイキッド』においても準じて削除されている。マル・エヴァンスの助手ケヴィン・ハリントン歌詞書かれ画用紙持ってジョン前にかがんでいる。警察アップル本社訪れマルが中へ入れ様子挿入されている。 ゲット・バック 『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』にも収録ジョンオブリガートフレーズミスしている。警察が「音を下げろ」と警告したため、マル・エヴァンスがジョージジョンアンプを切るが、接続確認してアンプ切られたことに気付いたジョージ電源入れ直し、それを見たマルジョン電源入れ直すその後ポールアドリブで「また屋上演奏してるのか!・・・君のママがいつも嫌がってるだろ・・・そのうち逮捕されちゃうぞっ!」と歌う。 エンディング 撤収するメンバーストップ・モーションし、「The End」とコピーライトMPAA審査表記が出ると同時にゲット・バック』が流れる。1月27日収録シングル盤フェード・アウトした後に続いていたアドリブセリフ流れて映画は終わる。 ゲット・バック・セッション中に演奏したものの、映画『レット・イット・ビー』では採り上げられなかった曲は主に次のものが挙げられる。「ラヴ・ミー・ドゥ」「アイ・ウォント・ユー」「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」「レディ・マドンナ」「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」「浮気娘」「オール・シングス・マスト・パス」(Harrison)、「バック・シート」(McCartney)、「チャイルド・オブ・ネイチャー」(Lennon) 、「ウォッチング・レインボーズ」「エヴリ・ナイト」(McCartney)、「テディ・ボーイ」(McCartney)、「真実が欲しい」(Lennon)、そして「アイ・ロスト・マイ・リトル・ガール」(McCartney)。 その他にも、膨大なオールディーズ・ナンバーやデビュー前自作曲演奏されているが、それらの多く断片的なものに留まる

※この「映画『レット・イット・ビー』内の曲」の解説は、「レット・イット・ビー (映画)」の解説の一部です。
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