アイヴ・ガッタ・フィーリングとは? わかりやすく解説

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アイヴ・ガッタ・フィーリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 04:26 UTC 版)

ビートルズ > 曲名リスト > アイヴ・ガッタ・フィーリング
アイヴ・ガッタ・フィーリング
ビートルズ楽曲
収録アルバム レット・イット・ビー
英語名 I've Got a Feeling
リリース 1970年5月8日
録音
ジャンル
時間 3分37秒
レーベル アップル・レコード
作詞者 レノン=マッカートニー
作曲者 レノン=マッカートニー
プロデュース フィル・スペクター
レット・イット・ビー 収録曲
マギー・メイ
(A-7)
アイヴ・ガッタ・フィーリング
(B-1)
ワン・アフター・909
(B-2)

アイヴ・ガッタ・フィーリング」(I've Got a Feeling)は、ビートルズの楽曲である。レノン=マッカートニーの作品で、ポール・マッカートニーが書いた「アイヴ・ガッタ・フィーリング」とジョン・レノンが書いた「Everybody had a hard year」の2曲を組み合わせた楽曲となっている。1969年1月30日に行なわれたルーフトップ・コンサートでレコーディングされ[3]、1970年に発売された12作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『レット・イット・ビー』に収録された。エレクトリックピアノビリー・プレストンが参加している。

ルーフトップ・コンサートの約1週間前にスタジオでレコーディングされたテイクは、1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録され[4]、2003年に発売された『レット・イット・ビー...ネイキッド』には、ルーフトップ・コンサートでレコーディングされた2回の演奏を繋ぎ合わせた音源が収録された[5]

背景・曲の構成

レノンが作った「Everybody had a hard year」は、ゲット・バック・セッションが行なわれる前にレノンによって2回レコーディングされた。レノンは1968年12月にケンウッドにある自宅でポータブルカセットテープに録音していて、当時は「Everyone had a hard year」と歌われていた[6]。同月後半、「Everybody had a hard year」に変更し、自宅の裏庭で演奏する姿をビデオに収めた。この時に撮られた映像は、1969年3月31日にオーストリアで放送されたオノ・ヨーコのアート映画『Rape』で使用された[7]

1969年1月22日にアップル・スタジオで「アイヴ・ガッタ・フィーリング」をレコーディング。この時にレコーディングされたテイクは、1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録された[4]。なお、当時制作していたアルバム『ゲット・バック[注釈 1]』には、このテイクが収録される予定となっていた[4]

1969年1月30日にアップル・コアの屋上で、ビートルズとして最後となるライブ・パフォーマンスを行ない、同公演で本作は2回演奏された[8]。同公演での演奏がアルバム『レット・イット・ビー』や映画『レット・イット・ビー』に収録された。2003年に発売された『レット・イット・ビー...ネイキッド』には、2回の演奏を繋ぎ合わせ、エコーが除去された[9]音源が収録された[5]

クレジット

※出典[10]

ビートルズ
外部ミュージシャン

カバー・バージョン

2022年の「Got Back Tour」での演奏の様子

脚注

注釈

  1. ^ アルバム『ゲット・バック』は発売延期の末に未発表となり、その後フィル・スペクターの再プロデュースを受けて、『レット・イット・ビー』として発売された。

出典

  1. ^ Top 100 Albums of the 1970s”. Pitchfork. 2020年11月19日閲覧。
  2. ^ Unterberger, Richie. “Let It Be - The Beatles | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. All Media Network. 2020年11月19日閲覧。
  3. ^ Lewisohn 1988, p. 169.
  4. ^ a b c Winn 2009, pp. 250–251.
  5. ^ a b Winn 2009, p. 260.
  6. ^ Winn 2009, pp. 230–231.
  7. ^ Winn 2009, p. 235.
  8. ^ Lewisohn, Mark (2000). The Complete Beatles Chronicle (paperback ed.). London: Hamlyn Books. ISBN 0-6006-0033-5 
  9. ^ 葉山真・水谷宗一朗 (2003). レット・イット・ビー...ネイキッド (ブックレット). ビートルズ. アップル・レコード. p. 22.
  10. ^ MacDonald 2005, p. 332.
  11. ^ Eder, Bruce. Encouraging Words - Billy Preston | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月19日閲覧。
  12. ^ 葉山真 (2009). レット・イット・ビー (ブックレット). ビートルズ. アップル・レコード. p. 7.
  13. ^ ポール・マッカートニー、生前のジョン・レノンのヴォーカルとデュエット”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2022年4月30日). 2022年6月10日閲覧。

参考文献

外部リンク


アイヴ・ガッタ・フィーリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:30 UTC 版)

レット・イット・ビー (映画)」の記事における「アイヴ・ガッタ・フィーリング」の解説

曲の終盤のみのパフォーマンス後、ポールジョンに対してチョーキングニュアンス指示するが(1月8日収録)、1月31日最後ライブではそのパートジョージ弾いている。その後中間部からパフォーマンス再開1月9日収録)。終演後に「フォー・ユー・ブルー」(アルバム『レット・イット・ビー』収録テイク)の冒頭収録されることになるジョンの"Queen says 'No' to pot-smoking FBI members."という語りが入る(1月8日収録)。

※この「アイヴ・ガッタ・フィーリング」の解説は、「レット・イット・ビー (映画)」の解説の一部です。
「アイヴ・ガッタ・フィーリング」を含む「レット・イット・ビー (映画)」の記事については、「レット・イット・ビー (映画)」の概要を参照ください。

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