アイ・ミー・マイン
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「アイ・ミー・マイン」(I Me Mine)は、ビートルズの楽曲である。1970年に発表された12作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『レット・イット・ビー』に収録された。ジョージ・ハリスンによって書かれた本作は、1970年4月に解散する前にレコーディングされた最後の楽曲となった。歌詞は、人間の身勝手なエゴイズムを皮肉ったもので、ワルツ調のヴァースとハードロック調のコーラスが繰り返されるという構成になっている。
注釈
- ^ レノン=マッカートニーの作品では「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット」、「今日の誓い」、「ノルウェーの森」、「ミッシェル」、「フィクシング・ア・ホール」、「フール・オン・ザ・ヒル」などがある[18]。
- ^ レノンは、同日のリハーサルでマッカートニー作の「レット・イット・ビー」と「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」についても軽蔑的な発言をしている[28]。
- ^ 1969年1月7日のセッションにおいて、無関心なスター、会話に参加しようとしないレノン、自分の意見を主張し続けるマッカートニーの3人に対してハリスンが「見ざる・言わざる・聞かざる」という皮肉を言ったというエピソードが残っており、「アイ・マイ・ミー」は同日に5分で書かれた[31]。
- ^ レノンとハリスンは、プラスティック・オノ・バンドの「インスタント・カーマ」でのスペクターの作業に感銘を受け、スペクターにアルバムのリプロデュースを依頼することを決めた[50]。
- ^ 1971年の『オール・シングス・マスト・パス』のレビューで、ウィリアムズは「ハリスンの光は、マッカートニーとレノンのエゴの下に隠されてきた」と書いている[72]。
出典
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- 1 アイ・ミー・マインとは
- 2 アイ・ミー・マインの概要
- 3 リリース、評価、文化的影響
- 4 クレジット
アイ・ミー・マイン (Harrison)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:30 UTC 版)
「レット・イット・ビー (映画)」の記事における「アイ・ミー・マイン (Harrison)」の解説
ジョージがリンゴに「ヘビー・ワルツだよ」と言って、1人でギター弾き語しながらこの曲を聴かせている場面から、途中で場面が切り替わりポールも交えてバンド形式に移る。ジョンは演奏に参加せず、ヨーコと共に座って聴いている。ジョージのギターはレコーディングされたテイクとは趣を異にしてフラメンコ調である。映画では、この曲に合わせてヨーコとワルツを踊る映像がかぶせられている。この曲までトゥイッケナム映画撮影所での収録。1月8日収録。
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