撤退した製品
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石油ファンヒーター - 1978年に群馬製作所で開発、国産1号機を発売したが、2003年に製造を打ち切り、市場から撤退した。 ビデオカメラ - カメラとVHSフルカセットレコーダー2形態の頃から家庭用ビデオカメラとして各機種を世に送り出してはいたが1994年3月にS-VHS-C機などの製造を打ち切り、市場から撤退した。以後は携帯電話などのムービー機能に専念していた。製造打ち切り以前はTBS金曜22時枠のテレビドラマの劇中で、三菱電機のビデオカメラが頻繁に登場していた。同業他社の中にはVHS-Cから8ミリビデオに鞍替えするメーカーもあったが、三菱電機は8ミリビデオを発売せず撤退した。 ミシン - 旧い琺瑯看板などに「三菱ミシン」と書かれたものを見ることがあるが、かつては同社で工業用ミシンを製造・販売していた。2016年現在は名菱テクニカ(名古屋市)という子会社が製作しており、工業用ミシンの世界シェア40%を持つ隠れたトップブランドである。 ブラウン管テレビ - ブラウン管を主力としていた時期には自社開発のさまざまな画像処理機能や基板が網羅された特筆すべき画質・性能を誇った製品が多く1987年10月に発売されたCZシリーズは「BIG SPEC」「ダイヤトーンスピーカー搭載」と宣伝するほどであった。高級ビデオデッキと併せ、映像にこだわった多くの製品が発売されている。2008年をもってブラウン管テレビは生産を終了し、地上デジタル非対応テレビもラインアップから消えた。日本ビクター(現:JVCケンウッド)にもかつてブラウン管を供給していた(ビクターは経営不振を理由に2008年限りでテレビ受像機生産から完全撤退)。1967年に発売したカラーテレビは、京都市右京区にある紅葉の名所「高雄」にちなんで「高雄」と名付けられた。(後の「京都 FULL HD 1080」と同じように、京都製作所で生産されていることにちなんだネーミングである) ビデオデッキ - 2016年時点は単体機で生産完了となったが自社開発の画像処理機能や高画質技術、スムーズなテープ走行メカニズムなどを搭載し、映像などにこだわった名機と呼ばれる機種が多くあった。巻き戻し/早送り時に映像が見られるスピードサーチ、煩わしいトラッキング調整をデジタルで調整するデジタルオートトラッキング(単なるオートトラッキングなるものは既に他社機に存在していたが標準モードでしか効果は薄かった)、CMカット(※三菱では、「オートカット」)機能、他社製テレビも操作できるリモコンなどもいち早く採用していた。VHS機は「Fantas(ファンタス)」という愛称であったが、1988年中期モデル以降からは使われなくなった。ビデオムービーもVHS/VHS-C/S-VHS-C規格で発売していた。特にS-VHS-Cでは当時軽量化を各社が模索する中で1kg以上の重量にはなるものの、デッキ並みの安定性の高い大型のパーツ(特に映像用シリンダー&ヘッド)で構成された一体機も発売するといったこだわりを見せていた。 DVDレコーダー・BDレコーダー - 「リアル」。かつては船井電機と提携、楽レコという名で販売していた。それ以前は楽レコのブランドを使わない高級機「DVR-DS10000」を販売していた。BDレコーダーに関しては東芝「ブルーレイVARDIA」(現:REGZAブルーレイ)同様、リモコンが2種類同梱されているのが特徴だが、ボタンを極力減らしてシンプルにした「グット楽リモコン」にはタッチパネルが採用されている。2013年12月に「今後はBDレコーダー一体型液晶テレビに事業を集中する」として事業からの撤退を発表した。 パソコン - 2016年時点は家庭用・事業者用パソコン「アプリコット」共に撤退している(家庭向けは不明・事業者向けは2012年3月に終了)、かつては「マルチ8」「マルチ16」などといった製品を発売し、CMには林葉直子を起用しており、同社提供の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』でも使われた。なお、アプリコットシリーズは、Windows XP発売後NEC からOEM供給され基本的にはデザインなどはNEC機のMate、VersaProと同じである。2001年からは分社された三菱電機インフォメーションテクノロジー(MDIT)が製造や販売などを行っていた。 携帯電話 - 2008年をもって撤退。これによりD705iμとD705iが最後の機種となり、1983年の自動車電話納入から数えて25年の歴史に幕を下ろした。NTTドコモ、J-フォン→ボーダフォン(2016年現在のソフトバンク)、ツーカーグループ、日本移動通信(IDO、現:auの関東・中部地区)に、PHSでは旧NTTパーソナル、DDIポケット(現:ウィルコム)、アステルにも製品を供給していたが、末期にはNTTドコモ向けの製品のみのラインナップになっていた。DDIセルラーグループのみ、開業から撤退まで一切供給していなかった。 NTTドコモ向けについては、電電公社・分社化前のNTT時代から端末を供給しており、「mova」の商標を名乗る権利と1文字の略号「D」(DはDiamondのD)が与えられていた。 NTTドコモ向けに発売された、ポータブルMDプレーヤーのような形でFMラジオが聞ける携帯電話「Music PORTER」など音楽機能に特化した端末、当時では珍しかったアンテナ内蔵型端末のD503iS、そして当時類のない2つのディスプレイを搭載したD800iDSや、J-PHONE(当時)向けに発売された「J-D06 graphica」のようにデザイン性を重視した端末、TU-KA向けに発売された「THZ43 Chiaro」のようにデジタルカメラを同梱し、世界で初めて撮影画像の端末でのやり取りや端末ディスプレイで撮影画像を確認できる機能を搭載するなど、特定の機能に特化した端末を多く手掛けていたのが特徴である。 D503i以前のモデルは独特のフリップ式だったが、D901iから、90Xシリーズと70Xシリーズの一部ではスライド式の形状を採用した。この機種から富士通との協業に関係して同じSymbian OSを採用した。最後のフリップ式の端末はD2101Vである。 D503iS以降のNTTドコモ向け端末は基本的にアンテナが内蔵型となっている(D2101Vを除く)。 撤退後、パナソニックの携帯部門であるパナソニック モバイルコミュニケーションズにスピードセレクターなどの一部技術・ノウハウを提供した。結果としてP-02AやP-08Aにはスピードセレクターが搭載。見た目もD90Xシリーズに似たものとなっている。 携帯電話の機種についてはCategory:携帯電話端末 (三菱電機)を参照のこと 三菱の携帯端末の特徴の一つ・フリップ式筐体『DP-222』(1997年) D251i(2002年)。この頃からNTTドコモ向け端末はすべてアンテナ内蔵型となる。 NTTドコモ FOMA D702i(2006年)。この時期のドコモに稀なストレート式筐体 NTTドコモ FOMA D903i(2006年)。スライド式筐体とスピードセレクターは、この時期の三菱携帯端末の特徴 NTTドコモ FOMA D905i(2008年)。三菱の携帯端末の最末期機種 衛星携帯電話ワイドスターデュオ(2001年)。衛星モデムによりFAXやデータ通信が可能 太陽電池モジュール.- 2020年で撤退し、以降は京セラ製パネルを自社ソリューションに使用。
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