撤退に対する評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 03:08 UTC 版)
「2021年ターリバーン攻勢」の記事における「撤退に対する評価」の解説
アメリカ同時多発テロ事件に直面しアフガニスタンに米軍を派遣したジョージ・W・ブッシュ元大統領は2021年7月14日にドイツの公共放送ドイチェ・ヴェレに対し、NATO軍のアフガニスタン撤収は誤りであると非難し、同国の女性や少女たちが言葉では言い表せないほどの害を受けると指摘した。 またガニー大統領は2021年8月2日、議会においてアメリカが駐留部隊の撤退を突然を決定したことが国内の治安悪化の要因であると非難した。 イギリスのウォレス国防相は8月13日にアメリカの撤退がターリバーンの復権に繋がり、アフガニスタンに非常に大きな問題を残すと批判。ターリバーンが保護してきた国際テロ組織アルカーイダが復活すれば、イギリスやその国益にとって安全保障上の脅威になるとも指摘した。同時にアメリカがトランプ政権時に締結したターリバーンとの和平協定によってイギリス軍も撤退以外の選択肢がなくなったとし、国際社会はその代償を支払うことになるだろうと批判した。
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