天水館の住人(尼〜ず)とその関係者
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「海月姫」の記事における「天水館の住人(尼〜ず)とその関係者」の解説
千絵子(ちえこ) 声 - 斉藤貴美子 演 - 馬場園梓(アジアン)(実写映画版) / 富山えり子(テレビドラマ版) 尼〜ずの一人。ポッチャリした体型でメガネをかけている。 天水館の管理人である母親の千世子(テレビドラマ版では富山えり子の二役)が韓流スターのペ・ヨンジュン(映画ではイ・ビョンホン)を追って度々韓国へ行ってしまうため、管理人代行を務める。メンバーの中では比較的しっかりとしており、社交性もある常識人。常に冷静だが時にはショックのあまり暴走したり、激怒したりすることもある。 着物好きで、常に和服を着用している。自ら仕立てる事も多いため、和裁が得意である。非常に速い運針に長けており、クラゲのドレス作りでは才能を十分に発揮している。また趣味として市松人形を収集しており、それぞれ全てに名前を付けて我が娘として可愛がっている。 リーダー的な役割で皆から頼りにされており、傷病の手当てや仕送りの生活費が不足してくると和菓子を手作りして振舞うなどやりくりもしてみせる。蔵子(蔵之介)の男のような言葉遣いや言動をきちんとたしなめる事もあり、蔵之介には比較的協力的である。 学生のころのあだ名は大山のぶ代(テレビドラマ版ではハム)。 まやや 声 - 岡村明美 演 - 太田莉菜(実写映画版) / 内田理央(テレビドラマ版) 尼〜ずの一人。団塊ジュニア世代。三国志おたく。身の回りのものや人間を三国志の登場人物に当てはめる「当てはめトーク」は一度始まるとなかなか止まらない。 NHK『みんなのうた』の後に放送していた三国志の人形劇を見て以来、三国志に傾倒し始めたとしていたが、単行本15巻episode.0にて従姉妹のまみ姉(ウイング関)から0歳の時、横山 三国志を読み聞かせられたのが始まりとなった。特に特定の国・武将が好きということもないが、董卓は敵として認識しており、目覚まし時計の音が「董卓討つべし!」である。漢王朝の復興を願っている。 やたらと勢いがあり、奇声をあげたり、一番先に取り乱したりする。常に両手を前に出し、足先や指先をバレリーナのように伸ばすなどの奇妙な動きをしている。事件が起こると率先して活躍するとされるが、あまり役に立たない。身長170cm、自らの切れ長の目と男みたいな体型を嫌い、その目を髪で隠していたが、実は立ち姿が綺麗で美しいモデル体型である事が発覚。顔立ちもスーパーモデルに多いエキゾチックさから、蔵之介に絶賛され、説得の後、三国志のガチャポンフィギュアの報酬のためにクラゲのドレスのモデルとなる。一度、ファッションショー中に疲労と糖分不足で倒れた。冷え性で「どくだみ茶」を愛飲している。 アニメ版では最初から三国志のガチャポンフィギュア収集をしていた事になっている。蒼天航路は全巻持ってはいない。 小中学生のころのあだ名は殺し屋、高校は竹ぼうき。 ばんば 声 - くまいもとこ 演 - 池脇千鶴(実写映画版) / 松井玲奈(テレビドラマ版) 尼〜ずの一人。うるう年の2月29日生まれ。「4年に1回の誕生日だからまだ8歳」と自称している。鉄道マニア。 天然パーマで、アフロヘアのような髪型が特徴。身長は小さめ。太いシマシマ模様のトレーナーを着ている。口調は男っぽいが、やる気はあまりない。しかし鉄道や食べ物となるとやや興奮する。 落ち着いたテンションでいることが多く、尼〜ずの仲間が困っているときに助け舟を出すこともある。まややと仲がよく、一緒に買い物に行ったり、ファミレスに行ったりする。良質な肉などプリン体が多い食物を見抜く特技を持つ。 『廃線跡を歩く』という番組を見て鉄道趣味に目覚めた。都電荒川線のレトロ車両を見るとつい乗ってしまう。鉄道模型収集も行っている。原作ではプラレール以外は不明であるが、アニメ版ではOゲージの模型を所有していると発言している。 ジジ 声 - 能登麻美子 演 - 篠原ともえ(実写映画版) / 木南晴夏(テレビドラマ版) 尼〜ずの一人。 ボブカットでメガネを掛けており、スカートを着用している。いつも猫背で内股。枯れ専(油っ気の抜けた枯れた中高年男性を好む嗜好)で執事カフェや、枯れた男性ウォッチングのため名曲喫茶に入り浸る。貧血気味。 個性の強い尼〜ずの中ではかなり地味で、蔵之介に「影の薄い人」と言われたが、ばんばとまややが裁縫で役に立たないのに比べまともな戦力となるので、クラゲのドレス作りで出番が多くなる。また、クラゲのドレスのブランド『Jellyfish』のブログを瞬く間に作り上げてから、PCの操作が得意である事が判明し、PCを使ったクラゲのドレスの品質管理も担当する。 原作では水谷豊の相棒と橋爪功の出演する番組は欠かさない。 アニメ版では特に地井武男への愛着を語ることが多い。 目白樹音(めじろ じゅおん) 演 - 滝藤賢一(テレビドラマ版) 天水館4号室の住人。売れっ子のBL漫画家。 対人恐怖症で夜行性のため他の住人たちも滅多に会うことがなく、会話は全て用件を書いたメモをドアの隙間から出し入れする筆談で行われる。締め切り前には住人たちがアシスタントとなり仕事を手伝うが、その指示なども全てドアの隙間から行う。 尼~ずたちに食料や生活費をしばしば援助し、ドレス制作費用なども無利子で貸しており、彼女たちの経済的バックアップをする存在。 当初から姿を一切見せていなかったが、最終話(『Kiss』2017年10月号、単行本第17巻)で、その正体と、天水館が男子禁制になった理由が明かされ、尼~ズ一同を驚かせる。 ノム 演 - 安達祐実(テレビドラマ版) 千絵子の友人のドールマニア。「どっふー」「虫ケラ」が口癖。 天水館の住人ではないが、クラゲのドレス作りのパタンナー兼お針子として、そのデザインのドール用ドレスを作る権利と引き換えに手伝う事になる。 縦ロールでツインテール、メガネを掛けており、フリフリのワンピースを着ている。ドールと同じ服を着たり、作ったりしている。 ベライス人形のマニアで、ファッションドール専用のドレスをネットで販売している。当人は小柄でガーリッシュな風体で、人形を人間、人間を虫けらだと思っており、人間の服を虫けら服と呼び、本来は「虫けら服」を作るのは趣旨に反するとのこと。デザイン画を見るだけで型紙をサッと描く事が出来るがそのサイズも人形サイズである。 アニメ未登場(ガイドブックにキャラクターデザイナーによるイラストが描かれている)。
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