館の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 09:06 UTC 版)
「パンドラMAXシリーズVOL.2 死者の呼ぶ館」の記事における「館の住人」の解説
佐倉聡(さくら さとし) 館に住む不気味な老人。食事の支度や掃除など、館における仕事は全て彼が行う。火に対しては過剰なまでに反応する。年齢不詳。妻である葵を愛し、彼女に尽くす事を至上の喜びとする。ストーリー後半に階段から転落死するが、その亡骸は忽然と消える。 「巫女」の世話をする「夫」として選ばれた人間であり、次の「夫」が決まると自身は供物として館に捧げられる運命にある。実は高齢ではなく、元々は省吾と同じ大学に通う若者であった。ある事情で森に迷い込んだ際、引き寄せられるように葵によって館に招き入れられ、そのままそこで暮らすようになってから館に生気を吸い取られ、僅かな年月で今のような姿になってしまった。彼の過去は全てのエンディングを見ると解禁される「外伝2」で明かされる。 階段から転落後は館に取り込まれる形で姿を消していた。しかし「夫」の引継ぎが完了するまでは死ぬことが出来ず、地下のサクラの間で佇んでいる。エンディングによっては秋山を殺害したり、逆に葵に生きるように諭す展開もある。ベストエンディングでは秋山に助け出されて生還し、「故郷へ帰る」と告げて去って行く(特定のエンディングでは葵と本当の夫婦になる)。 決して物の怪の類ではないが他作品ではホラー要員(或いは思わせぶりなだけの不気味な人物)として登場する事が多く、『美沙の呼ぶ館』では『ラビッシュブレイズン』の隠しボスの姿に変身し、ラストボスとなる。 佐倉葵(さくら あおい) 本作のヒロイン。佐倉老人の妻である美女。年齢不詳。身体が弱く、寝ている事が多い。神秘的な雰囲気を漂わせており、秋山は一目で心を奪われ、葵の方もどこか親しげに秋山に接する。怪異の中、秋山に館から逃げるように訴える。 元々は平安時代の人間であり、「夢占の巫女」として神聖視される存在だった。その立場故に洞窟から出る事が許されなかったが、当時の恋人であった雅経によって外の世界へと連れ出される。しかし迷いの森に逃げ込んだ際、御門の追手が放った矢から雅経を庇い、死亡する。死の間際に恋人との約束を守りたいという強い念が願いとなり、それを迷いの森の主である桜の古木が聞き入れた事で、桜の「巫女」となる契約を交わす。しかし「巫女」が桜に捧げる「供物」が人間である事は知らされず、ただ「命を得て恋人と再会できる」という甘言に乗せられて契約してしまい、以来、死ぬこともできず、桜に供物を捧げる為に永き時を生かされ続けている。 ほとんどのエンディングで館(桜)が焼失したり、館から離れた事で死を迎えるが、ベストエンディングを含むごく一部のエンディングでは桜から解放され、秋山と共に新たな人生を歩む。夫の佐倉については当初は巻き込む形になったものの現在は夫婦としての愛情を抱いている為、ベストエンドルートで秋山が葵に冷たく接していた場合は佐倉と暮らすエンディングになる。 『Catch! 〜気持ちセンセーション〜』では何かと幽霊や物の怪の類と言った扱いを受けている。『ONI零〜復活〜』では普通の人間であった頃の葵が登場し、主人公の選択次第では本作の引き金となった悲劇を回避する事も可能(但し、その為には本作を一定以上やり込んだデータをコンバートする必要がある)。 『Catch!』によると誕生日は3月10日。血液型はA型。
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