メイプルス選手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 16:36 UTC 版)
芹沢桜子(せりざわ さくらこ) 背番号15。投手。167cm、50kg。右投げ右打ち。聖ミカエル学園出身。18歳。 教育実習生として赴任していた斎木和音の勧めで、幼等部よりバッテリーを組んできた若生薫子と共にメイプルスに応募する。 多彩な変化球と抜群のコントロールを持ち、かつ投球モーションも複数から投げ分け、「投げ分けによっては192通りの球種になる」と評される技巧派ピッチャー。投球可能な選択肢が多すぎて、次の投球(球種とコース)を読むことは不可能と言われている。その反面、球速・球威が弱いという悩みを抱えており、球筋を読まずに本能で来た球をバッティングするようなタイプの打者(それほど多いわけではない)には弱い。また、出会いがしらの事故的にホームランとなることもある。そのため、魔球の開発に試行錯誤を繰り返した後に「ハクション大魔球」を発明。球数制限など、使いどころに難があるものの投手ローテーションの一角に残り続け、終盤戦ではクローザーとしてリリーフに立つことも多くなった。 ノエル・スコット 背番号16。投手。180cm、60kg。左投げ。アメリカ出身。20歳。 メイプルスの左のエース。宗教オタクで一年で9回も改宗するほど。禅宗やジャイナ教、拝火教といった有名どころの宗教から、ズヌズヌ神教、マケマケ神教など日本では知名度が低い宗教にも手を出す。本人曰く「一番御利益のある神様を探している」、「改宗は厄払いも兼ねている」らしい。 その信仰の厚さからか、厳しい戦況下でのマウンド度胸は監督も賞賛するほどで、中盤戦まではクローザーも兼務していた。しかし、宗教慣習的に不吉なことが起きると、途端に弱気になり、使い物にならなくなる。 神尾瑠璃子(聡史)(かみお るりこ(さとし)) 背番号18。投手。183cm、78kg。右投げ。北斗高校出身。トランスジェンダーで、気付いてから5年の23歳(9月15日生まれ)。 甲子園優勝投手で、高校卒業時に6球団にドラフト1位指名された過去を持つが、当時バッテリーを組んでいた小早川秀明への愛に気づき、悩み、球界から姿を消す。その後、人知れずオカマバーのホステスとして働いていたが、周囲の応援でメイプルスに応募。戸籍上の性別は男性であるが「心は女」ということで広岡の裁量によって入団合格。160km/hの剛速球が武器。大きなリボンがトレードマークで、マウンドに立つときは帽子につけている。 ペナントレース序盤には中京グリフィンズ相手に完全試合を達成し、メイプルスのエースとして活躍するが、西部リンクスのスター選手になっていた小早川の婚約報道にショックを受け、一時失踪する。 前述のように完全試合を達成しているが、この試合では奪三振18個でありセ・リーグ新記録。オールスターに出場した際も奪三振9個(江夏のオールスター9連続奪三振に並ぶ記録)。失踪からの復帰戦での連続奪三振14個とこれも日本記録を塗り替えている。 若生薫子(わこう かおるこ) 背番号6。捕手。165cm、49kg。右投げ右打ち?。聖ミカエル学園出身。18歳。 幼等部より桜子と野球に親しむ。斎木和音の勧めで桜子と共にメイプルスに応募する。若干お調子者の桜子を上手くコントロールする落ち着いた性格だが、魔球開発のために迷走する桜子を叱咤する厳しさも持ち合わせている。 打者としての描写は少ないが、主に2番バッターを務めている。 相本美花(あいもと みか) 背番号1。一塁手。『甲子園の空に笑え!』に登場した相本家の四つ子の妹。なので、以下の3人とは四つ子の姉妹で。4人とも全て18歳、豆の木高校出身、160cm、50kg、右投げ右打ち。 兄たちと同じく、強肩堅守で鉄壁の内野陣を構成しているが、四姉妹のコンビネーションが肝であるため、一人でも欠けると能力が発揮できない。作中ではある一試合を除いて完全無失策。 5番から8番の下位打線を構成しているが、長打力はない。しかし、こちらも四姉妹のコンビネーションでビッグイニングを演出することがある。 相本由花(あいもと ゆか) 背番号2。二塁手。 相本里花(あいもと りか) 背番号3。三塁手。 相本流花(あいもと るか) 背番号4。遊撃手。おっとりとした性格で、上の3人よりもいつもワンテンポ遅れるのを気にしていた。そのために守備の特訓を受けることになった際に、球団社長の立花の過去と「走れない」という事実を聞いたことで、気持ちが切り替わった。これをきっかけに、立花と仲良くなった。 仁科紘子(にしな ひろこ) 背番号5。左翼手。167cm、51kg。右投げ右打ち?。24歳。夫はタイタンズのエース・仁科雅樹。 結婚2年間で5回もの夫の浮気にキレて、メイプルスに応募。草野球で培った打撃センスはメイプルスの中でも随一の巧打者。主に3番を務め、選手のデータ研究にも熱心に取り組んでいる。最年長者ということから、周囲から一目置かれており、チームリーダー的な役割を担うこともある。 基本、温和で堅実、冷静沈着だが、夫と対峙した際には敵愾心をあらわにして冷静さを保てず、結果として抑え込まれる。また、高柳から弱肩を指摘されており、作中では数回タイムリーエラーするなど、守備面に弱点がある。 オールスター戦にも選出されており、夫である仁科雅樹の登板に合わせて、代表監督であった東京タイタンズ監督による「粋な采配」によって選手交代で出場した。 パトリシア・エドワーズ 背番号7。中堅手。右投げ左打ち。186cm、67kg。アメリカ出身。19歳。 強肩強打俊足のオールラウンダーで、メイプルス不動の4番バッター。彼女のバッティングと神尾の剛速球がメイプルスを支える二本柱となっている。 熱い性格で、危険球を2球投げたグリフィンズのピッチャー相手に突撃をしかけ、乱闘騒ぎとなった。寮に侵入した不届き者を説教したこともある。ペナントレース後半、ホームでのクロスプレーの結果、全治2ヶ月の骨折で戦線離脱するが、医者と看護婦を縛り上げ病院を脱走、1ヶ月で退院して復帰初打席で決勝スリーランを放っている。ペナントレース後半の大連敗はエドワーズ不在の時期とも重なっている。 オールスター戦にも選出されており、2アウトからの逆転満塁ホームランを放っている。なお、オールスター戦時点でのエドワーズの戦績は本塁打23本、打率、打点共にリーグトップであり、スコアボード上には打率.413が表示されていた。 里見笑子(さとみ えみこ) 背番号13。右翼手。右投げ右打ち。175cm、53kg。22歳。聖ジュリアナ女子大卒。 1億円プレーヤーが夢で入団。強肩と俊足を兼ね備えた、理想的な1番バッター。遊び人然とした容姿だが、冷静で手堅い。 審判の目を盗んでサードゴロを内野安打にしたり、バントヒットやランニングホームランも決めるなど、球団で唯一、きわどい駆け引きをするトリッキーな選手。女子大生時代には六本木でディスコ・クイーンとして活躍しており、広岡が高柳に「きれいな足してるから今度見せてもらいなさい」とふざけて薦めたことがある。 ペナントレース前半戦では4割を超すリーグトップの出塁率もあって、オールスター戦にも選出された。控え選手だったが、監督に色仕掛けを行い代打出場、死球で出塁した。 木村(きむら) 背番号33。投手。右投げ。神尾失踪後、田中、山本の2人と共にチームを支える。 最後のタイタンズ三連戦の2戦目では初回に8失点を許すものの闘志を失わず、2回以降の追加点を許さずに完投した。 田中(たなか) 背番号25。投手。右投げ。 山本(やまもと) 背番号38。投手。左投げ。 中西(なかにし) 背番号0。控え捕手。 中村(なかむら) 背番号28。シーズン後半に1軍入りした。右打ち。 市川(いちかわ) 背番号36。2軍選手。スイッチヒッター。 山下、瑠璃間、沢田、誰田 2軍選手。2軍選手は他に10名。上記の木村以降で計20人がテストに合格し入団している。 ※基本的な打順は里見→若生→仁科→エドワーズ→美花→由花→里花→流花→登板ピッチャー
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