ツングースカ大爆発を扱った作品
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「ツングースカ大爆発」の記事における「ツングースカ大爆発を扱った作品」の解説
『金星応答なし(英語版)』スタニスワフ・レム(1951年) ツングースカ大爆発は金星人の無人探査船が墜落したものであったとする。 『たそがれに還る』光瀬龍(1964年) ツングースカ隕石が、超古代に難破した地球外の知的生命の宇宙船が爆発したものであったとする。ただし、世界観を共有する短編『流星二五〇五年』(1967年)では、ツングースカ大爆発は26世紀のタイム・マシンの作用の結果だということが示唆されている。 『ブラックホールとロリポップ』ジョン・ヴァーリイ(1977年) 『八世界シリーズ』の1編。ツングースカ大爆発は地球を貫いた小型のブラックホールが引き起こしたものとしている。 『さよならジュピター』小松左京(1980年) 小説版にて、ツングースカ大爆発は原子サイズのミニ・ブラックホールの衝突によって生じたものであり、ミニ・ブラックホールはそのまま地球の核にとどまっているとされている。 『盗まれたハネムーン』柴田昌弘(1980年) ツングースカの謎の爆発事件が実は事故でコントロールを失った宇宙船の墜落事故であり、その生き残りの女性ミューが子孫の中に自身の意識を滑り込ませて72年後、救助の到来を知り器の主導権を奪い帰還しようと企む。 『ツングース特命隊』山田正紀(1980年) ツングース隕石は、人類に代わる第二の知的生命体の進化を促すために地球外から送り込まれた「カプセル」であり、ツングース川上流の地下に広がる「地の国」にまで落下したものとされる。 『2001夜物語』星野之宣(1984年) 第8話「悪魔の星」にて、ツングースカ隕石は反物質からなる太陽系第10番惑星「魔王星」から飛来したものであり、大気と対消滅を起こし空中爆発したという仮説が示される。 『タイタニックミステリー』学研(1987年) 取扱説明書に掲載されている漫画にて、タイタニック号引き揚げの命を受けたマリーンに、ロボットTMA-1が映像を見せていた。なお、実際のツングースカ大爆発は1908年に起こっており、タイタニック号沈没は、その4年後の1912年である。 『ドグマ・マ=グロ』梶尾真治(1991年) ツングース爆発は、多次元世界のほころび「ツングース体」による多重層平行宇宙の接触事故によって発生したものとされる。 『運命のタロット』皆川ゆか(1996年/第11巻) 歴史の改変を賭けた抗争において、対象とする歴史上の事象として扱われる。作品中最大規模の戦いであり、複数の主要登場人物がこの際に命を落とす。 『天空の覇者Z』宇野比呂士(1997年) 『鏖殺の凶鳥』(文庫化時『凶鳥〈フッケバイン〉 ヒトラー最終指令』)佐藤大輔(2000年) ツングースカ隕石は墜落した地球外生物の宇宙船であったという設定。脱出し地球各地に分散した地球外生物の技術をめぐり、1945年のドイツ・ベルリン南東の田舎町で死闘が繰り広げられる。 『第二次宇宙戦争 マルス1938』伊吹秀明(2000年) 『宇宙戦争』のパスティーシュ。ツングース大爆発は再度の地球侵略を狙う火星人があらかじめ送り込んでいた戦闘機械の落下によるものとされる。 『逆光』トマス・ピンチョン(2006年) 下巻356ページ以降。ロシアの飛行船ボリシャーシャ・イグラ号は上空から爆発現場を視察し、地球外や「時間外」から来た物体が引き起こした爆発と推測する。主人公の1人キット・トラヴァースは針葉樹林帯を移動中に大爆発に遭遇し、それが「四元数兵器」の発射によって引き起こされた可能性を推測する。 『RESISTANCE〜人類没落の日〜』(2006年) 1908年にロシアに落下した隕石によって外宇宙からもたらされたキメラウィルスが蔓延し、キメラへと変異した人間の増殖とウィルスのパンデミックによりロシアが壊滅する。1940年代後半に旧ロシア地域から出現したキメラによる破竹の侵略により世界各地が蹂躙され、人類が滅亡寸前に陥る。ツングースカの隕石落下を分岐点として、世界大戦が勃発していないなど現実とは異なる歴史を辿っている世界観を持つ。 『ケロロ軍曹』(2008年) 第229話「サブロー&クルル静かな戦いであります」にて、1908年に起きた爆発の原因がクワイエット星人によるもので、地球人がその爆発を防いだ痕跡がツングースカ・バタフライであるとされている。放映当時はツングースカ大爆発の100年目であり、作中のテレビ番組でも特集として取り上げられていた。 『K-20 怪人二十面相・伝』(2008年) ツングースカ爆発をニコラ・テスラ博士の無線送電兵器「テスラ装置」の実験によるものとしている。 『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年) 村の離れに住む呪術師が告げる「世界の終わり」に類似した怪現象として扱われるほか、物語の結末を左右する要素の一つとなっている。 『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』(2016年) 最終話において、登場人物の一人の来歴が(明言はされていないものの)ツングースカ大爆発に起因するものであったことが明かされる。 『ウルトラマンオーブ』(2016年) 第1話冒頭、ウルトラマンオーブとマガゼットンの戦いの余波で周りの森林が大爆発を起こし、一人の少女が巻き込まれた「ルサールカ大爆発」が起きている。その年号がツングースカ大爆発の起こった年と同じ西暦1908年である。 『Fate/Grand Order』(2015年) 期間限定イベント「非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ」(2021年)は事件後のツングースカが物語の舞台であり、登場するキャラクターの来歴に深く関わるものとされた。魔術や霊体等の超常現象を扱う作品ではあるが、事件の原因は神秘の類ではなく自然現象とされている。
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