タマル村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 00:42 UTC 版)
「ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔」の記事における「タマル村」の解説
ハミルカル・バルカ(ハミル) 声:松岡禎丞 本作の主人公。普段は皆から「ハミル」と呼ばれる。今は無きヒスパニア王家の血筋にして、唯一の生き残りである少年。帝国に反乱を目論んだ罪として、帝国貴族であり、属州総督の地位にあった父親「ハッシュドゥルバル」を7年前に殺されている。それ以来、反逆者の息子として、神聖帝国の監視下で暮らしている。策士であり、反抗の時が訪れるその時まで「愚かな総督の息子(馬鹿のふり、うつけ者)」を演じていた。ただし、反抗については民衆が犠牲になることを恐れ、バルカ党が反乱を起こすまで死ぬべきか反旗を挙げるべきか苦悩しており、意図的に周囲とは距離を取っていた。バァル大祭にてタルトが見せしめとして処刑されそうになった際、戦うことを決意する。反旗を翻してからは反乱軍「バルカ党」の総督となる。うつけを演じていた際は、神聖帝国側から見ても「屑」と言われるような、タマル村の住民に危害を加える兵士を密かに「処分」して(証拠が残らないよう実行していたため、幽霊だと噂される)、住民の犠牲を減らす努力をする。そのことが発覚した際にはディオンから複雑な感情をぶつけられてしまうが、お互いに解りあえるきっかけともなった。性格は基本的にとても心穏やかで優しいものの、「覇王」として苛烈な性格を剥き出しにすることもあり、神聖帝国に対しては心の底で深い憎悪を抱いている。英雄王エシュモの再来(生まれ変わり)で、タルトとは深い縁で繋がっている。一途に彼女の事を想いつづけており、彼女のためならば世界の全てを敵に回す覚悟がある。 戦闘パートではメルカルトの剣を用いて暴虐の限りを尽くす。 アシュタルト(タルト) 声:釘宮理恵 本作のヒロイン。普段は皆から「タルト」と呼ばれる。異界である「上方世界」よりやって来た少女。古代よりヒスパニアで信仰されてきた、豊穣と戦をつかさどる女神さまで、神と呼ばれてはいるが、実際には地上世界の先住民族であり、妖精族の長、妖精王プィルに匹敵する魔力を持っているとされる最強の一族「バァル」のひとり。尊大ではあるが、情に厚く、まっすぐな性格。両親のように人々を教導する、理想の女神になりたいと思っている。何もない上方世界に長いこといたため、地上で起こる出来事に感動することが多い。そのため感情表現も豊かで、サウル曰く「生きているだけで楽しそうにしている」と言われている。カリスに撫でられるのが好きで、無防備な姿を晒してしまう場面も。ハミルとは縁が深く、心から繋がっており、お互いに同じ夢を見るといったこともあるほど。深い慈愛を持って彼と接しており、盲目的とも言えるほどの献身ぶりを見せるが、過去のとある人物との出会いが関係している。 戦闘パートではタニトの大剣を用いて、戦女神の名に恥じない戦いを見せる。 カリス 声:小倉唯 バァル神殿の巫女を勤める少女。幼いながらもしっかり者で、性格は明るく快活。過去に目の前で父親を徴税人に連れていかれるという辛い経験をしているが、おくびにも出さない。その際に経験した、とある出来事をきっかけとして、ハミルのことを「ハミルお兄ちゃん」と呼び(公私で「ハミル様」と使い分けている)、慕っている。この一件でハミルの普段の行動が演技であることを見破っている。優れた巫女の素質があり、『百獣の女王』と呼ばれる能力を持つ。この能力はどんな動物(イノシシやヒョウ、更にはグリフォンまで)とも心を通わせ、操れるというもの。タルトが「長いこと付き合って信頼を得なければ乗せてくれない」と言ったそばから、妖精像をあっさりと陥落させ、皆を驚かせた。 戦闘パートでは前述の動物を操る力と魔導書を駆使して戦場を駆けまわる。 ディオン 声:間島淳司 ハミルの親友。どちらかと言えば、悪友に近いが腐れ縁を自称している。本名はディオゲネス。性格は小心者で、すぐに調子に乗る性格。生への執着がとても強く、この点はハミルに羨ましがられている。東方の国の「無頼の賢者」の末裔であるが、当の本人からは知性や品格は感じられず、女性にモテる吟遊詩人に憧れており、歌って踊れる賢者になることを目指している。実は難読な書物の内容を全て暗記できるほど、頭が良いのだが、それが知性として表に出てこないのはなぜなのかとエネアデスに呆れられている。モノマクとは基本的に反りがあわず、軟弱者呼ばわりされてしまい反発することが多いが、心の底では剛健なモノマクのことを格好良いと思っている面もある。 戦闘パートでは弓を武器としており、歌でのサポートもこなす。 エネアデス 声:小野大輔 村にある職業訓練学校「カデメア」の校長先生。士官学校を首席で卒業している。教師も兼任し、武術以外の項目を、ほぼ一人で教えている。個人の才能に頼りすぎる「魔法」のことがあまり好きではなく、万人に広まっていく「書物」の知識と技術をこよなく愛し、丁寧に授業をする、根っからの学者肌。授業をサボる生徒にはとても厳しい。常に笑顔で接するが、人によっては「胡散臭い」と感じられてしまうことも。神聖帝国に反抗する反乱軍「バルカ党」を率いており、参謀を務めている。過去の英知が記されている書物が神聖帝国によって廃棄されていることにとても強い怒りを感じており、激情を露わにする場面も。帝国の最高学府「アカデメイア(森の学び舎)」をもじって「カデメア(不完全なアカデメイア)」と名付けたことを明かした際、ディオンに「パクリじゃねーか」と一蹴されている。 戦闘パートでは杖を武器としており、数々の優秀な魔法を使いこなす。 モノマク 声:白熊寛嗣 村にある職業訓練学校「カデメア」の武術師範。老将。若い頃はヒスパニア随一とも言われた戦士で、年老いても衰えない鋼の筋肉の持ち主。反乱軍「バルカ党」にてエネアデスの補佐をしており、古参兵達をまとめる存在。戦を生きがいとしており「高まってきましたわい!」が口癖。 戦闘パートでは槍を武器としており、老兵らしく堅実な戦いを得意としている。 古参兵たち 声:武虎・山本格・木村雅史 ハミルの父、ハッシュドゥルバルの代からヒスパニアに属している兵士達。 ノア タルトが上方世界から連れてきた、バァル教導連隊の一員。妖精象(戦象)。 戦闘パートではクアドリガ(象車)を牽引しながら、妖精魔法で味方のサポートを行うと同時に、自慢の角を用いて戦う。タルトとカリスが乗ることも可能。 カルコス タルトが上方世界から連れてきた、バァル教導連隊の一員。タロス(機械人形)。かつての黄金の時代に栄えた竜族の都に存在するものと同じ金属で作られている。シナリオが進むにつれて強化の機会があり、外見が変わっていく。 戦闘パートでは機械人形らしくロケットパンチなどを扱うが、神聖魔法を操ることもできる。
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