バルカとは? わかりやすく解説

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バルカ【Barka】

読み方:ばるか

オマーン北部の町。首都マスカット北西50キロメートル位置しオマーン湾面する。アルヤルービ朝およびブーサイード朝時代築かれたバルカ砦がある。闘牛織物が有名。近隣のサワディ岬周辺海岸保養地として知られる


バルカ【Valka】


バルカ

名前 Barca; Barcas; Barka; Barkat

バルカ家

(バルカ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 03:05 UTC 版)

バルカ家: Barcas: Barcid西: Bárcidas: Barcidi)は、古代地中海世界で発展したカルタゴの名家である。ただしこの用語はバルカ一族を学術的にまとめるために後世の歴史家が作り出したものである。この一族は第一次ポエニ戦争の敗戦後、イベリア半島植民市の建設に大いに貢献した。その影響で現在でもイベリア半島北アフリカの地名(現在のキレナイカ)にその名が残っている。

概説

伝説によれば、バルカ家の祖先はカルタゴの女王にしてカルタゴの創始者ディードーと言われている。しかしカルタゴが破壊され、ローマも滅んで久しい現在となっては、学術的にその血統のルーツは分かってはいない。紀元前3世紀の時点ではカルタゴでのバルカ家は支配者階級のひとつであり、恐らくローマの地中海進出が、交易で成り立つカルタゴの国益に反すると感じていたと思われる。そして第一次ポエニ戦争の敗北後、来るべき再戦に備えイベリア半島の経営に乗り出した。

バルカ家はイベリア半島の多くの都市を建設した家系でもあり、その名は現在のスペインの地名に多く見受けられる。その中でも最も顕著な例がカルタヘナであり、ここはバルカ家がイベリア半島統治の本拠として『カルタゴ・ノウァ(新しいカルタゴ)』を建設した場所である。またスペインバルセロナもそのひとつである(その源流はFCバルセロナの愛称『バルサ(Barça)』にも見られる)。

バルカ家の人物

  • ハミルカル・バルカ:第一次ポエニ戦争に従軍、善戦するも本国カルタゴが敗戦を認め撤退、以降イベリア半島に赴き、カルタゴの植民市の基礎を築いた。その渡航の際に同行する息子ハンニバルに一生ローマを敵とするように誓わせたと言う。
  • ハスドルバル:ハミルカル・バルカの義理の息子。ハミルカル亡き後、イベリア半島の統治を担い、カルタゴ・ノウァを建設、その統治を確実のものとする。
  • ハンニバル・バルカ:ハミルカル・バルカの長子。義兄ハスドルバルが暗殺されると軍を掌握し、対外進出を図る。そしてローマとの国境紛争は第二次ポエニ戦争にまで発展し、大軍を率いてイタリア半島へ進出、ローマを苦戦させる。その卓越した用兵は現在に至るまで第一級の人物と認められている。
  • ハスドルバル・バルカ:ハンニバルの弟。ハンニバルの外征中には兄に代わりイベリア半島の統治を担う。イタリア半島でのハンニバルの支援のためイタリアに侵攻、しかし途中メタウルスの戦いで戦死する。
  • マゴ・バルカ:ハミルカルの第三子にしてハンニバルの弟。ハンニバルのもとで兵士の指揮を担い、しばしば兄の勝利に欠かせない貢献をする(マゴーネ・バルカとも呼ばれる)。

関連項目


バルカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 20:46 UTC 版)

長距離砂漠挺身隊」の記事における「バルカ」の解説

第8軍英語版)がエル・アラメイン戦線保持する中、枢軸軍補給路、そしてベンガジトブルクの港を攻撃する計画持ち上がった1942年9月イギリス軍コマンド部隊トブルク陸海から攻撃することとなる(アグリーメント作戦英語版))。SASベンガジ攻撃し(ビガミー作戦英語版))、スーダン国防軍英語版)はヤロ・オアシス(英語版)を占拠する(ナイスティ作戦英語版))。LRDGは各目標への攻撃部隊誘導役として用いられ同時にLRDG部隊がバルカを攻撃するキャラヴァン作戦)。バルカ方面部隊は「G1」「T1」巡視隊17台の車両47名の人員構成され目標到達するために1,155マイル(1,859キロ)を移動する必要があった。到着すると「T1」巡視隊飛行場を、「G1」はバルカの兵舎攻撃した飛行場への攻撃は、イタリア軍捕虜によると35機の飛行機破壊したイタリア軍の公式の数字は、16機が破壊され7機が損傷した見積もっている。 1942年9月30日、LRDGは第8軍の指揮下から離れて中東方面総司令部英語版)の直接指揮下に入った北アフリカにおけるLRDGの最後の作戦1943年3月マレス攻勢英語版)においてチュニジアで、第2ニュージーランド師団英語版)をマレス線(英語版近辺誘導するものであった

※この「バルカ」の解説は、「長距離砂漠挺身隊」の解説の一部です。
「バルカ」を含む「長距離砂漠挺身隊」の記事については、「長距離砂漠挺身隊」の概要を参照ください。

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