スクープ・批判を受けた報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:25 UTC 版)
「FRIDAY (雑誌)」の記事における「スクープ・批判を受けた報道」の解説
創刊に際して、中江滋樹と倉田まり子のツーショットを掲載し名声を高めると同時に三島由紀夫の生首の写真を掲載したとして、三島の妻の平岡瑤子が講談社に抗議し、出版を差し止められた。 1986年(昭和61年)10月、井上ひさしの知人女性を隠し撮りしたものを掲載し、東京法務局から人権侵害だと勧告される。 1986年(昭和61年)12月、ビートたけしとたけし軍団が編集部を襲撃する事件(フライデー襲撃事件)が起き、社会問題となった。 1991年(平成3年)9月、幸福の科学が記事の内容に抗議して講談社前でのデモや訴訟などを起こした(講談社フライデー事件)。後に創刊1000号記念で掲載された特集記事では、「この一件により講談社の業務は一時的にストップした」と記されている。 『進ぬ!電波少年』と『電波少年に毛が生えた 最後の聖戦』のやらせやロケ中の出演者へ配慮が不十分だった実態を暴露。これに対し番組側は、講談社の前でフライデーをネタにした替え歌(グリーングリーンの替え歌)を歌う生放送の企画を行い、反抗した。 2000年(平成12年)5月、当時の首相森喜朗がアメリカ大統領ビル・クリントンに対してデタラメな英語の挨拶を行ったという報道が、7月末開催の九州・沖縄サミットへの揶揄と併せて、フライデー2000年(平成12年)7月21日号、週刊文春により報じられた。なお、週刊朝日はフライデー等の報道に当初から懐疑的で検証記事を載せている。事実は毎日新聞社論説委員高畑昭男による創作であり、森退陣後の2004年(平成16年)に本人が認めた、森はこのデマを批判している(詳細はWho are you ?捏造報道)。 2005年(平成17年)、カンニングの竹山隆範が日本テレビ系『エンタの神様』で、「フライデー撮りに来い!」と挑発した。そのネタ中に実際に電話もかけ、実際にスクープされたことがあった。竹山は同番組で発表し、フライデーの紙面には「撮れと言われたので撮りに行きました(笑)」と書かれていた。その後は周囲の説得により「フライデーも含めて、僕をスクープしたりしないで下さい」と発言している。 2006年(平成18年)2月10日発売のフライデーには「加護亜依がレストランでタバコを吸っていた」と見開きトップでスクープ掲載した。アップフロントエージェンシー(現:アップフロントプロモーション)が事実関係を確認したところ、ほぼ報道されている通りであったため、未成年者喫煙禁止法に触れることから謹慎処分となった。 2006年(平成18年)10月13日号において、民主党衆議院議員の細野豪志とフリーアナウンサーの山本モナとの東京都港区南青山での『路上キス写真』を見開きトップでスクープ掲載した。細野にとっては不倫関係だったため、細野は民主党政策調査会長代理の職位を10月5日付で辞職、山本は当時出演していた筑紫哲也 NEWS23を10月2日から『体調不良』を理由に休み、10月23日付けで降板した。この不倫スクープ写真(キス写真・通称『路チュー写真』)は、2006年(平成18年)度「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・話題賞」を受賞した。 2007年(平成19年)、写真に重大な不備があったため訂正が間に合わず、同年10月19日号が創刊以来初の発売中止となった。なお、Internet FRIDAY、i-FRIDAYでは10月19日号の記事が掲載された。中止の理由として時津風部屋力士暴行死事件で、暴行を加えたとされる時津風部屋の兄弟子の写真を他人のものと間違えて掲載したためと報道された。翌週の10月26日号の巻末にはお詫び文が掲載された。 暴力団との関係をめぐる写真週刊誌フライデーの記事で名誉を傷つけられたとして、元・タレントの島田紳助が発行元の講談社側に5500万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁は26日に330万円の支払いを命じ、謝罪広告掲載の請求は退けた。問題となったのは、紳助が芸能界引退を発表した後に発行された2011年(平成23年)9月16日号の「追及第2弾!『警察が注目する不動産トラブル』」などと題された記事。 2015年(平成27年)4月17日号において、バナナマンの日村勇紀とセント・フォース所属の神田愛花との交際を写真掲載し、双方の事務所も恋人交際を認めた。その後、2018年(平成30年)4月7日に、日村勇紀と神田愛花との婚姻届を役所に提出し、結婚している。 2017年(平成29年)6月23日号において、小出恵介が未成年者との飲酒が発覚した記事が掲載されたところ、小出自身がこれを認めたため、無期限活動停止処分に追い込まれた。 2019年(令和元年)6月21日号において、「宮迫博之ほか吉本興業人気芸人が犯罪集団に「闇営業」一連の闇営業報道」というタイトルでカラテカの入江慎也が所属事務所・吉本興業(当時)を通さずギャラを受け取る「闇営業」を男女40人詐欺グループ(被害総額40億以上、40人以上の逮捕者を出し、現在は解散済み)と行い、吉本の芸人を仲介していた事を報じ、入江は吉本から契約を解消された。2014年(平成26年)12月に開催された詐欺グループの忘年会には入江の他、宮迫博之(当時雨上がり決死隊)、レイザーラモンHG(レイザーラモン)、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、福島善成(ガリットチュウ)らも参加していた。同記事で第26回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞を受賞した。6月24日、同グループの会合(忘年会以外の会合を含む)に参加していた吉本興業の芸人11名(宮迫、田村、HG、福島、くまだまさし、パンチ浜崎(ザ・パンチ)、木村卓寛(天津)、ムーディ勝山、2700、ディエゴ(ストロベビー))には当面の間活動を停止する謹慎処分が下された。同じく同忘年会に参加していたワタナベエンターテインメントのザブングルも同事務所から謹慎処分が下された。 2019年(令和元年)7月12日号において、「まだまだ出てくる吉本興業の「闇芸人」稲川会幹部の誕生会で「闇営業」 」というタイトルでスリムクラブが指定暴力団「稲川会」No・3に当たる本部長の男性の誕生会で闇営業していたと報道し、吉本はフライデー発売の前日の6月27日にスリムクラブを無期限謹慎、また同じ誕生会に参加していた2700に対しては謹慎処分から無期限謹慎処分を下した。 2019年(令和元年)8月2日号(7月19日発売)において、「吉本興業の闇営業/宮迫博之、半グレ金塊強奪犯と「ギャラ飲み」現場写真 」というタイトルで、宮迫博之が福岡市で2016年(平成28年)、約7億5千万円相当の金塊を盗んだとして窃盗罪に問われた人物らと、飲食店で同席したとされる写真を掲載し、吉本は宮迫との契約を7月19日付で解消したと発表した。 2021年(令和3年)1月7日(電子版)において、「ロッテの主力・清田育宏 不倫相手との「札幌同伴遠征」」というタイトルで清田育宏が2020年(令和2年)9月末に遠征先の札幌で、禁じられていた部外者と会食していたことを球団に報告せず、虚偽の説明をしていたと報じ、ロッテは札幌遠征後の10月上旬に1軍の8選手を含む計14人が新型コロナウイルスに集団感染していることが判明、清田も陽性と判定されていた。ロッテは遠征時の会食は部外者を含まない4人以内とするなど感染対策を行い、ルールを破った選手はいないとしていた。ロッテは2021年(令和3年)1月15日に、清田に無期限謹慎(無期限活動停止)、松本尚樹球団本部長に厳重注意したと発表した。 2021年(令和3年)3月19日号(3月5日発売)「静岡放送社長と女子アナがW不倫の衝撃写真-平日昼間から一緒に酵素風呂」というタイトルで、静岡新聞社と静岡放送の社長大石剛が同局のアナウンサー原田亜弥子とのダブル不倫を報じた。大石は報道は否定したが、3月5日に社長を辞任する意向と発表した。 2021年(令和3年)6月4日号(5月21日発売)「懲りない男…ロッテ・清田育宏が復帰早々の「不倫デート」!」というタイトルで清田育宏が復帰初日となった5月12日の試合後に再び不倫デートしていたと報道し、同23日に清田はロッテから契約解除が発表された。
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