culture
「culture」とは、文化・教養・精神風土のことを意味する英語表現である。
「culture」とは・「culture」の意味
「culture」は、主に人種・宗教・社会的集団に特有の「文化」を指す場合に用いられる可算名詞である。組織の「精神風土」や「気風」を表したり、「教養」を表したりする場合もある。また、医療的な場面においては、「培養」や「培養菌」、「培養基」を意味することがある。「culture」は同じ綴りの動詞形もあり、主に「培養する」という意味で用いられる。
「culture」の複数形
「culture」は可算名詞のため、「cultures」と複数形で表記することもできる。しかし基本的には、文化全体、ないしは概念としての文化を指す場合は単数形の「culture」、祭事や食事など、個々の文化的事物の集まりを指す場合に複数形の「cultures」を使用する。「culture」の発音・読み方
「culture」の発音記号は「kˈʌltʃɚ」である。カタカナで表記する場合は、「カルチャー」となることが多い。実際に発音する場合は「カルチュア」のように、末尾の「ture」に当たる「チャー」の部分は長音が強調されず、唇を「ウ」の形から曖昧に「ア」の形に変えるような読み方となる。「culture」の活用変化一覧
動詞「cluture」の活用変化は以下の通りである。三人称単数形:「cultures」
現在分詞形:「culturing」
過去形・過去分詞形:「cultured」
「culture」の語源・由来
「culture」は、「耕す」という意味を表すラテン語の「colere」に由来する。「colere」は「(土地)を耕す」という意味で用いられており、それが英語では「(精神を)耕す」という意味に転じ、「文化」や「教養」という意味を表す語となった。「culture」と「cultures」の違い
「culture」は主に「日本文化」や「平安文化」のように、ある地域や時代の文化全体を指す場合に用いられる。前述の通り、可算名詞であるため「cultures」と表すこともできる。しかしこの場合は、祭事や食事など、特定の文化圏内における事物の集まりを指す場合に用いられる。そのため、例えば「Japanese culture」というと「日本文化」全体を指し、「Japanese cultures」というと、歌舞伎や寿司、和服といった日本の文化的事物の総体を指す。
「culture」の類語
「教養」を表す「education」や「sophistication」、特定の地域・国民・時代に発達した「文明」を表す「civilization」が類語として挙げられる。また、動詞では「cultivate」も「culture」と同様、「培養する」という意味を指すことがある。「culture」を含む英熟語・英語表現
「culture」は特定の文化観や、各文化の相違に基づく動作や状態を表す際に用いられることがある。例えば、文化の違いにより、考え方や生活様式などに出てくる格差や違いを「culuture gap(カルチャーギャップ)」と言い、それに接した際に受ける違和感や戸惑いを「culture shock(カルチャーショック)」と言う。「language and culture」とは
「language and culture」は、日本語では「言語文化」と表すことができる。「言語文化」とは、世界の各言語圏において歴史的に創造・継承されてきた言語それ自体、もしくは、それが使用されることで形成された生活や芸術などの文化全体を指す。
日本の高等学校学習指導要領においては、国語科の一科目として「言語文化」が設けられている。
「culture」を含む様々な用語の解説
「culture」は、特定の国・地域などにおける独特の文化形態を示す、限定的な用いられ方をすることがある。「pure culture」とは
日本語では「純粋培養」と表され、遺伝的に同一な性質をもつ細胞・菌を、他の種類と混在させずに培養することを指す。比喩的に、子供を社会の悪い面から保護し、世間知らずの状態で成育させることを指す場合もある。
「deaf culture」とは
ろう者によって形成される文化を指す。日本語では「ろう者文化」と表される。「ろう者文化」では、手話を用いるなど、聴覚ではなく視覚・触覚を軸とする形態がとられる。
「igbo culture」とは
ナイジェリア南東部の「イボ族」の文化を指す。イボ族は「イボ語」を用い、首長を持たない反自治的共同体を形成し、位階制度を有するなど独特の文化形態によって成り立っている。現在はナイジェリア国内のみならず、イギリス、米国など世界各地にもイボのコミュニティが存在する。
「culture」の使い方・例文
「culture」は、「文化」・「教養」という意味で使用することが多い。例文にすると、「Manga fans are now among the first pioneers of trans-global culture(今や漫画ファンが世界規模の文化のパイオニアとなっている)」「a man of culture(教養のある人)」といった表現となる。カルチャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/22 22:37 UTC 版)
カルチャー(culture)は、英語で文化、教養、培養の意味を表す単語である。「カルチュア」と表記することもある。
- カルチャー (バンド) - ジャマイカのルーツロックレゲエバンド。
- カルチャー (thee michelle gun elephantの曲) - 日本のロックバンド、thee michelle gun elephantの楽曲。
- カルチャー (ROUAGEのアルバム) - 日本のヴィジュアル系ロックバンド、ROUAGEのアルバム。
カルチヤー
- 株式会社カルチヤー - 群馬県でパワーセンターうおかつを運営する企業。
関連項目
- 「カルチャー」で始まるページの一覧
- 「カルチュア」で始まるページの一覧
- カルチュア・コンビニエンス・クラブ - 日本でレンタルビデオ店「TSUTAYA」を展開する企業。
カルチャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 21:51 UTC 版)
「ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ」の記事における「カルチャー」の解説
ケンブリッジでは、カルチャーを競争力の源泉であると明確に位置づけている。理念、価値観と、ワークスタイルや方法論を関連付け、日々の仕事で実践している。 特に価値観(FROGBB、6コアバリュー)に関しては、実際の行動に照らし合わせて細分化することで、社員の評価基準として根付いている。
※この「カルチャー」の解説は、「ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ」の解説の一部です。
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カルチャー
「カルチャー」の例文・使い方・用例・文例
- 米国から日本への転居は完全なカルチャーショックとなった
- パーマカルチャーを推奨しているこの団体はどこかうさんくさい。
- サイケデリアは70年代初期のポップカルチャーに大きな影響を及ぼした。
- カウンターカルチャーは、社会を変革するためにしばしば重要な役割を果たしてきた。
- アメリカに来てカルチャーショックを感じた経験はありませんか?
- あなたは初めて日本に来た時、カルチャーショックを経験したことがあるか。
- 私は少しカルチャーショックを受けた
- 外国に行くと我々は大抵カルチャーショックを体験する。
- カルチャーショックを受ける[経験する].
- 大衆文化, ポップカルチャー.
- 彼らは日本に来てこんなカルチャーショックを受けるとは思ってもみなかった.
- カルチャースクールでは男性はマイノリティーだ.
- 1つの文化的階級やサブカルチャーとして見なされる郊外居住者たち
- ある文化区分またはサブカルチャーとしてみなされる若い世代の大人(世代ユニット)
- 1960年代にサンフランシスコから起こった若者サブカルチャー(大部分は中流階級から)
- 幻覚剤常用者のサブカルチャー
- 1950年代にジャマイカのキングストンのスラム街で起こった黒人の若者のサブカルチャーと宗教的な運動
- 1950年代の米国の若者のサブカルチャー
- 英国の若者たちのサブカルチャーで、1950年代に初めて出現した
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