カルチャー_(バンド)とは? わかりやすく解説

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カルチャー (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/03 08:38 UTC 版)

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カルチャー
Culture
別名 アフリカン・ディサイプルズ
出身地 ジャマイカ
ジャンル ルーツレゲエ
活動期間 1976年 -
公式サイト Culture website
メンバー ジョゼフ・ヒル
アルバート・ウォーカー
ケネス・デイズ

カルチャー(Culture)は、1976年に結成されたジャマイカルーツロックレゲエバンド。結成直後の短期間はアフリカン・ディサイプルズ(African Disciples)の名義で活動していた[1]

メンバーはリードボーカルのジョゼフ・ヒル(Joseph Hill)と二人のバッキングボーカル、アルバート・ウォーカー(Albert Walker)、ケネス・デイズ(Kenneth Dayes)からなる三人組。

結成後まもなく、"マイティ・ツー"…プロデューサーのジョー・ギブスとエンジニアのエロール・トンプソンの二人と仕事をするようになる。このギブス・スタジオ時代にブラック・ディサイプルズ名義で複数枚のシングルを録音し、これらはバンド名をカルチャーに変更した後、デビューアルバム『ツー・セブンス・クラッシュ』へと収録される事になる。このデビューアルバムはジャマイカ盤、アメリカ盤、イギリス盤などが各国で発売され、1977年にジャマイカのベスト・アルバム賞に選ばれている[2]

ギブスと共に成功を収めたカルチャーは、その後プロデューサーのソニア・ポティンガーと共に数枚のアルバムを連続して制作する。そしてロビー・シェイクスピアスライ・ダンバーアンセル・コリンズ、セドリック・ブルックスらのミュージシャンや専属のパーカッショニスト達と共に演奏するようになっていく。ヴァージン・レコードからもアルバムを販売し、ジャマイカ外にも大きな影響を与えた。五つ星レビューを集めた『ローリング・ストーン・レコード・ガイド』もカルチャーの評価に影響を与えている。

1982年になると、三人はそれぞれの道を行く事になる。ジョゼフ・ヒルはカルチャーの名を使い続け、アルバム『ライオン・ロック』を録音し、米ハート・ビートから発売する。部分的にウォーカーとデイズがレコーディングした曲も複数あり、その中のいくつかはアルバム『ルーツ・アンド・カルチャー』に収録されている。1986年に『カルチャー・イン・カルチャー』と『カルチャー・アット・ワーク』にオリジナルとして再録された。この期間、カルチャーは年に一度のアルバムや無数のツアーなどで、非常に多忙な時期となった。アメリカのシャナキー・レコードは新旧カルチャーの流れを手堅くまとめたアルバム『ウィングス・オブ・ア・ダヴ』を1992年に発売した。

カルチャーの看板的存在だったジョゼフ・ヒルが、ツアー中のドイツで2006年8月19日に死去。その後はジョー・ヒルの息子ケニヤッタ・ヒルがバンドと共に歌っている。

ディスコグラフィ

  • Two Sevens Clash (1977)
  • Baldhead Bridge (1978)
  • Africa Stand Alone (1978)
  • Harder Than the Rest produced by Sonia Pottinger (1978)
  • Culture in Dub: 15 Dub Shots (1978)
  • Cumbolo produced by Sonia Pottinger (1979)
  • International Herb produced by Sonia Pottinger (1979)
  • More Culture aka "Innocent Blood" (1981)
  • Lion Rock (1982)
  • Culture at Work (1986)
  • Culture in Culture (1986)
  • Nuff Crisis (1988)
  • Good Things (1989)
  • Three Sides to My Story (1991)
  • Wings of a Dove (1992)
  • Trod On produced by Sonia Pottinger (1993)
  • One Stone (1996)
  • Stoned (Ras, 1997)
  • Trust Me (1997)
  • Cultural Livity: Culture Live '98 (Live) (1998)
  • Payday (2000)
  • Humble African (2000)
  • Scientist Dubs Culture into a Parallel Universe (2000)
  • Live in Africa (2002)
  • Live in Negril (2003)
  • World Peace Rounder (2003)

コンピレーション

  • Vital Selection (1981)
  • Too Long in Slavery produced by Sonia Pottinger (1989)
  • Production Something(1998*Recorded - 1978/79)
  • 17 Chapters of Culture (1992)
  • Ras Portraits

脚注

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  1. ^ シンコーミュージック『ルーツ・ロック・レゲエ』P.69
  2. ^ シンコーミュージック『ルーツ・ロック・レゲエ』P.70

外部リンク


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