武器商ココ・ヘクマティアルとその私兵とは? わかりやすく解説

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武器商ココ・ヘクマティアルとその私兵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 14:29 UTC 版)

ヨルムンガンド (漫画)」の記事における「武器商ココ・ヘクマティアルとその私兵」の解説

親族経営するHCLI社ヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門一翼を担う。非常に裁量大きく、ほとんどココ独断行動している。作中会話によると、経営上はココオーナーレーム社長とするPMCとなっている。 当初思い思いの銃で武装していたが、後に使用弾薬(とその弾倉)を統一するため、マグプルMASADAシグザウエルSP2022支給した(ただし、SP2022使用弾薬統一のみが目的だったため、既にSP2022と同じ9x19mmパラベラム弾使用する銃を使っている者は更新していない)。 (※注意事項本項キャラクターの設定に関しては、『月刊サンデージェネックス2006年12月号掲載の、連載前作成されたと思しきキャラ表に基づくため、連載進行と共に変化した可能性がある) ココ・ヘクマティアル(Koko Hekmatyar) 声 - 井上麻里奈 / 伊藤静 本作主人公(本来はヨナ主人公であるが、ヨナココ2人併せることによって「主人公」像を描写する手法取られている)。 プラチナブロンドに薄い碧眼をもつ20代前半白人女性カリスマ性持ち分隊若手には「お嬢」と呼ばれる海運巨人称されるフロイド・ヘクマティアル(未登場)の御曹子であり、HCLI社ヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門現場担当一翼を担う双子ではないが、顔がそっくりの兄・キャスパー後述)がいる。劇中の描写では、少女時代から既に武器商人としての仕事始めていた模様。その生い立ちから兵器に関する知識非常に豊富かつてはレーム曰くムスっとしたガキンチョ」だったが、ある時期からは分隊の長として士気高め、常に笑顔絶やさないようにしている。これはかつて命を落としたエコーとの約束でもあり、微笑みの裏あらゆるものを隠し通す。その一方で当時の隊の中ではバルメに一番懐いており、一般で言う姉、それ以上信頼寄せている。普段鉄仮面をつけたまま笑顔振舞っているが、多量の酒が入った仲間を失うことがある唯一彼女を支えとする。 分隊新入りであるヨナ気に入っているようで、暇さえあればベタベタしている。 学校通った経験はないと言うらしいが、実業家としてのビジネスマナー加えて高い教養備えている。全ての欧州の言語はもちろん、その他の言語も話すことが可能。また技術においても優秀(詳細後述)。ただし酒癖悪く、酔うと動くもの全てプロレス技をかける。これをくぐり抜けると、ココ裸踊り見られるらしい(第2集の「ムンムンガンド」より)。 武器を売るのは本人曰く世界平和のため」。人間絶望し世界忌み嫌いながらも、武器を売る行為犠牲報いるため、「ヨルムンガンド計画」(後述)を推し進めたDr.マイアミには、ヨナへの執着計画障害になるのではないか懸念抱かれ計画数年誤差設けられていた。 しかし実際にヨナをそばに置くことで理性保ち計画過剰な推進抑制していた。 相手何者であろうと、有利な交渉持ち込む精神力を持つ一方で、常に命を狙われるストレスから、護衛なしで屋外出ようとすると一歩動けなくなる一面もある。交渉においてビジネスマナーわきまえない人間に対して容赦がなく、交渉相手マフィア武器購入代金としてヘロイン代価としてきた際には怒り露にしていた。 閉塞的な一面もあり、過酷な状況陥る不平不満漏らし一通りそうした後に小声ブツブツ独り言を呟く(第1集の「ムンムンガンド」では「東京ディ●ニーランドに行きたい」などと呟いた)。本人否定しているものの「ココ空を飛ぶアブナイ」というジンクスがあり、実際にT共和国では「バルドラ」勢力から手酷い対空攻撃受けている。 武器には相当詳しい一方軍用車以外の自動車知識イマイチである。 基本的に交渉などを担当するため銃の使用稀だが、射撃に関して一流技術持ち、撃つ際には容赦なく撃つ事ができる(現時点ではシリーズ通して使っているのは拳銃のみ。デザートイーグルおよびグロック17使用後デザートイーグルウゴに、グロック17マオ渡している。また、射撃訓練SP2022試し撃ちをしていた)。本人曰く、「顔に鉄仮面を心に鎧をまとえ」と言う父の言葉と「ボスってのは常に笑っているべき」と言うかつての仲間言葉とし鋭く行動しているつもりではあるが、バルメのような本当に大切な者には素顔晒す事もあるという可愛らしい一面もある。 ヨルムンガンド発動させるとともに強制的世界平和実現するための新世界構築する力を得ることができる(キューバ国境付近での戦闘時ヨルムンガンドの力の極一部実際に実験的にではあるが使用し電子機器撹乱することに成功している)。 作者同人誌空中楼閣4」では、デビュー作である『Ordinary±』主人公伊万里に、ココがポリゴナル・バレルを渡すという短編掲載されている(頒布されたのは連載決定のかなり前、2003年夏のコミックマーケット64である)。 ヨナ(Jonah/本名:ジョナサン・マル) 声 - 園崎未恵 / 田村睦心 隊の新参として加わる、銀髪浅黒い肌をした西アジア系の少年主人公1人で、口数少ない元少年兵。左目の下切り傷の痕がある。 常に無愛想無表情むっつりとしていて感情起伏を示すことは少ないが、稀に子供らしい表情見せたり笑い声上げたりするなど、感情欠落しているわけではない様子ココメンバー達からは「ヨナヨナ」「ヨナ坊」などの愛称可愛がられている。 西アジア某国山岳部隊出身部隊の中では孤児達世話役をしていたが、HCLI社員ガスードと部隊副司令官によって孤児1人であるマルカ殺された事に激昂して、たった1人部隊全滅させるその後ガスードの上司であるキャスパー後述)とその私兵達によって確保され要人警護プロとしてココ分隊入隊する基地育ちであるため学校教育受けておらず、ココ分隊入隊して以降各隊員から授業を受ける。「英語はなかなかのもの」と評される反面理数系は嫌いで2同士掛け算にも苦戦し、よく授業脱走し担当者を困らせている。しかし本来の知能自体優れていて、敵軍作戦練度即座に見抜くことも。また、バルメ復讐支援して連れ戻すためにたった1人エジプトから隣国まで国境超えて旅するなど、子供離れた行動力もある。 過去兵器両親殺されたことから、武器とそれに携わる者を激しく憎む一方で武器に頼らなければ生きていけなかった境遇から、その恐ろしさ頼もしさを共に理解している。戦闘能力経験値はともに高く、特に山岳戦夜戦ではその能力フル発揮する反面大人の兵達に比べると体格差カバーしきないため白兵戦には対処出来ずバルメとのゴムナイフを使った訓練や敵との格闘戦はもちろん、戦闘要員ではないスケアクロウにも蹴られ吹っ飛び、海に突き落とされていた。 「手術が怖いわけじゃないけど注射が怖い」ため長らく尻の中の弾丸放置していたが、「ヨルムンガンド計画」が本格化して世界中慌ただしく飛び回るのに「空港金属探知機反応するのが面倒」(ココ談)という理由摘出された。 「計画」について明かされた際はココに銃を向けるほど拒絶示しそのまま脱走に近い状態で隊を離脱2年の間キャスパーのもとに身を寄せる。 だが、武器商人という生業肯定的に享受するキャスパーのもとでの任務対しストレス限度達し、袂を分かって荒野放浪していたところでココに再び拾いあげられる。そして「計画」は発動した。 入隊儀式(「全て一新したタマゴ君」ということで、タマゴ料理を作る)では、人によって味の変わる珍妙な卵焼き作った第1集の「ムンムンガンド」にて詳しく記述。味は言及されているだけでも、苦い(レーム)、辛い(ココ)、酸っぱい(バルメ)、甘い(ヨナ)。噛みしめていても味が変わるらしく、ココはだんだん美味しく感じバルメはだんだん幻覚見えてきた)。アニメでは前述の4人以外の分隊員達も食べており、ヨナ以外はマズさのあまり悶え苦しんでいた。 愛銃はFN FNCFN ハイパワー Mk.3。 レーム(Lehm/本名:レーム・ブリック) 声 - 石塚運昇 / 同左 ココ分隊リーダー格である壮年白人男性。元デルタフォース古参兵の風格漂わせ実戦における司令塔として分隊員に指示を出す立場に回る事も多い。9巻でワイリの回想するデルタ時代には「レームブリック」と名乗っている。年齢設定は「40近い」とのこと(これに関して連載開始時に変更され模様)。 飄々とした性格と「実にオッサンくさい物腰特徴喫煙者で、嫌煙家バルメにはたびたび嫌な顔をされる。 ソマリア内戦及び湾岸戦争従軍経験がある。普段は自らを「超神兵」と不自然に讚えるなど、分隊中でも人一倍ひょうきんな性格だが、それに見合うだけの実力持ち一度戦闘となると長年経験裏打ちされ冷徹さと熟練した戦闘術を発揮する。特に狙撃に関する技術ルツ一目置くほど。本人曰く相手反撃する暇も与えないような一方的な殺し」こそ兵士としての理想だという。 かつて少年少女兵士仲間殺されたことから、敵が子供であろうとも引き金を引く覚悟をしており、戦い殺し快楽見出すタイプの敵には愛想尽かすなど、戦場で過ごす者の壮絶な人生垣間見せる人物である。 前述キャラによれば「何でもソツなくこなす傭兵」。ココついていく理由を「おもしろいから」と語っているが、真偽不明。チェキータとは、結婚と離婚繰り返しているという。 湾岸戦争後少佐に昇進したにもかかわらずなぜか軍を退役HCLI社においてフロイド・ヘクマティアルのボディガード務めた後、フロイド指示によりチェキータと共に幼いココキャスパー部下護衛転属する。 ヨナに対して概ね寛容兵士としても高く評価するが、唯一入隊間もないヨナ捨て身攻撃仕掛けた際には、上述理由から彼を止めその戦術咎めたココの「計画」を知ったヨナが彼女に銃を向けた時は素早く反応し、自らもヨナに銃を向けた。だがその後ココの「計画」やヨナ離脱などに関して1人だけ何も意思表明することなく無表情に空を眺めながら紫煙吐いていた。 米系銃器愛用コルト M733、レミントン M24H&K Mk.23など。 バルメ(Valmet/本名:ソフィア・ヴェルマー) 声 - 藤村歩 / 大原さやか 黒髪のフィンランド出身女性見た目年齢20代前半から30代前半くらいのいわゆる「誇るべき綺麗な姉」である。黒髪直髪で、過去負傷により常に右目に医療用眼帯着用している。作中何度も言及されるほどの豊満な胸を持ち、左肩から肩胛骨にかけて翼とナイフを握る手のタトゥー彫り込んでいる。元フィンランド軍少佐であり、確かな戦闘技術基本的に冷静沈着性格から、分隊面々からは「アネゴ」と慕われている。その身体筋肉質で、ココ私兵の中では一番マッチョウゴよりも格段にちからもち」である。背も高く、体が女性として比較大きい。 祖父の代から続くフィンランド軍家系生まれであるとされ、フィンランド国防軍急展開部隊(FRDF:英語版)・機械化猟兵隊に所属していたが、海外派遣先のアフリカで「銃剣付けた二挺拳銃の男」によって部隊壊滅自身その際負傷し長らく右眼を失う。 生き残って基地収容された彼女のもとに突如現れココによりスカウトされココ分隊に加わる。ココ対す第一印象は「最悪」だったが、現在では分隊の誰よりもココ親しくヨナ部隊加わった当時唯一の女性隊員と言うこともあって、彼女の身辺警護務めることも多い。ココから見ても、バルメ護衛親族教師超えた存在ある様子。ココあらゆる言動肯定的で、彼女に反対批判的な全て敵視する。レズビアンではないらしいが、ココ接する際には顔を赤らめ鼻血を出すこともあるなど、以前見せなかったほどの強い愛情抱いているようだ。そのため、当のココヨナべったりである事にずいぶんジェラシー感じているらしいとは言うもののヨナ個人に対して他のメンバー同じく親しく接しており、甥のように可愛がっている。 戦闘経験非常に豊富で、特にナイフ戦では右に出る者がいないほどの最高の腕前誇り立体視できないはずである隻眼という大きなハンディキャップ感じさせない一方でココと共に過ごす時間他のメンバーより多くまた、近接距離での戦闘が多いせいか劇中では負傷率は分隊内でもっとも高い。ナイフ戦に関して一家言あることから時折説教モード」に入ることもある。 匂いがつくのが嫌という理由大の煙草嫌い、そのため、レーム車内煙草を吸うのを咎めるシーン複数ある。 ココの「計画」に対する自らの考え語ろうとしたが、その場にいたメンバー全員から「聞くまでもない」(要約)とあしらわれた。 戦闘はほぼナイフ戦。主にオンタリオ Mk.3いわゆるマーク3ナイフ)を使用している。グロック17ステアー AUG A1ミニミ軽機関銃などの銃器使用している。 ルツLutz) 声 - 江口拓也 / 羽多野渉 金髪ドイツ系白人男性20代後半で、元警察対テロ部隊狙撃手普段軽口が目立つお調子者もっぱらからかわれ役に回ることが多い。 狙撃の腕を買われて主に精密狙撃担当している。「ムジカ・エクス・マキーナ」ではブレイザーR93強装弾使った900mの長距離射撃により標的である「師匠」への連続狙撃不注意に路上現れたところでハートショット→膝をつき崩れたところにヘッドショット)を冷静に達成し、「モンド・グロッソ」では不安定な船上から川幅270m先にいる敵の銃器のみを破壊。「Pazuzu」でエクスカリバー社交戦状態に陥った際は、先制攻撃受けたにもかかわらず速やかにトレーラー連結器部分脱出した上でバイポッド固定狙撃により丘上に潜んでいる狙撃手の右目をスコープごと撃ち抜いた他のメンバーとは毛色異な警察出身であるためか野戦を苦手としており、森林元山岳兵のヨナから特訓受けた時などは散々に打ち負かされている。専任狙撃においても「女子供を撃つために狙撃の腕を磨いたわけではない」と主張しており、実際女性少年兵相手にした際は攻撃躊躇うなど、警察官として信条捨て切れない一面を持つ。また、南アフリカカレン部隊戦闘した際に尻に被弾してから物語終盤まで、本人も「呪われているのか」と思うくらい何度も同じ所を負傷している(銃創以外にも様々な傷を負っているが、いずれも命に別状はない)。 「計画」が本格化するにつれ、変容していく任務ヨナ同様困惑示していたが、その内容明かされた後は一転して賛同したヨナ離脱して間中、ずっとイジられ役にされていたらしい出自のためか、ドイツ系ブレイザーR93H&K MP5等の銃器愛用するマオMao声 - 高英則 / 四宮豪 浅黒い肌のアジア系男性35歳温厚実直な性格分隊では唯一の家族持ちで、祖国に妻と一男一女残している。アジア某国砲兵部隊出身で、事故により部隊解散クビになったところをココ拾われたという。家族には軍の仕事のために国外飛び回っていると嘘をついており、現在でこそ落着いているものの、それを負い目感じていた。 自身を「レームのような精鋭違って、普通の兵士」と語っているが、レームが「後片付け」を実施する際に度々彼を同行させていることから、十分信頼される実力備えているとみられる。またプラニナ空港から脱出作戦時、輸送機貨物室からの緊急対地砲撃というイレギュラーな状況ありながら高度で精密な計算に基づき時限拡散弾(フレシェット榴散弾)を目標手前起爆拡散させ「バルドラ」勢力対空部隊への攻撃成功させており、砲兵としても非常に高度な技倆示している。 ヨナへの「授業」では理科担当するが、話をはぐらかされ授業が捗らなかったり、船内逃亡される場面もある。 「計画」には完全にビジネスとして参加故に態勢ブレないとのこと。 愛銃はグロック17H&K G36KウゴUgo) 声 - 小野友樹 / 勝沼紀義 筋骨たくまし白人大男キャラによれば年齢30歳くらい」とある。分隊では唯一軍属警務関連以外の出自(元マフィア)という経歴を持つ。 かつてイタリアンマフィアの下で運転手をしていたが、所属していたグループココとの取引代金として麻薬提示したため交渉決裂。他の構成員その場皆殺しにされるも、弟を麻薬失っているウゴの「麻薬出したときの嫌そうな顔」がココの目に留まり1人だけ助命され運転手としてスカウトされる腕力優れ、同じぐらいの体格大男押しのけて建物の壁をぶち破っている。 自動車運転の卓越した技量持ち各種車両ハンドルを握る。カーチェイスでは曲芸さながらの運転で危機脱することもしばしばで、ココ送迎ボディーガード専ら彼の仕事である。車好きであるため、好み新車与えられる子供のように喜び愛用ボルボ南アフリカ置き去りになった際は、ひどく意気消沈していた。 「計画」に対す立ち位置はワイリと同じく支持不支持超えて自らの能力生かす場所とした。 分隊小銃統一した後も、ミニミ軽機関銃腰だめ持って火力支援をする場面がある。オートマチック拳銃としては世界最大口径を誇るデザートイーグル片手使いこなしていることからも、その腕力伺える。 アールロメロ=R/本名:レナート・ソッチ) 声 - 樋口智透 / 小西克幸 白人の若いイタリア人男性いかにもイタリア人らしく酒好き女好きで、よくバルメちょっかいを出して蹴り飛ばされたり投げ飛ばされたりしていた。第2集の「ムンムンガンド」ではココ裸踊り目当てに酒を飲ませたが、バルメ漁夫の利かっさらわれ失敗。『GX本誌ハシラでの紹介文によれば、「二枚目担当」。 元イタリア陸軍情報担当少尉(「と、いうことになっている」)。ベルサリエリ軍曹時代ボスニア駐留その際CIAのジョージ・ブラック(後述)に公式に協力、さらに情報提供者生命ブラック救われたことから彼に心服、後にCIAエージェントとなりやがてブラックが「右腕」と頼むまでの人材となる。 ココ監視篭絡任務とする「アンダーシャフト計画」の重要な駒として、ブラックの命を受けて戦死したエコー補充要員という形でココ私兵に加わる。以後分隊としての任務果たしながらココヒューミント一環として浸透エコー最後の言葉知らなかったこともあり、「お嬢何を考えているのか解り辛い、いつも笑っている必要はない」という意見ココ直言し、彼女の心を大きく揺るがす。しかし彼らも知らぬ水面下ブラックの「左腕」であるヘックス暴走チェコ市街へとココおびき出す。彼女が目論むヨナ暗殺が「ヨルムンガンド計画」に対す破壊繋がりかねないこと、さらにアール自身ココ分隊員にエージェント超えた思い入れいつしか抱いていたことから、立場的に分隊員・CIA双方援護頼れないまま、アール単身ココヨナ救出試みる。ブックマン警告されても攻撃の手休めないヘックス麾下のパラミリ部隊との銃撃戦最中ココ負傷したヨナを逃がすため、自らCIAスパイであることをココ明かしたうえでヘックスとの一騎討ち持ち込むも、相討ちの形で頭部致命弾を受けてしまうアール最期彼の脳裏よぎったのは(みんな……。)という、私兵隊員達への想いであった分隊ムードメーカーだった故、その死に際レームをして「君が居なくなるのは辛い」と言わしめた。彼がスパイであったことを知るのはココのみであり、分隊員には伏せられたまま母国イタリア葬られた。 CIAエージェントとして、またココ護衛としてその任務を命と引換え果たしたアールであったが、皮肉なことに彼もまたヨルムンガンド計画であった事実を知ることはなかった。 なお、TVアニメヨルムンガンド PERFECT ORDER』において彼が死亡した回である「Dance with Undershaft phase.2」はエンディング特殊バージョンとなっており、テーマソングとして流されやなぎなぎの「真実の羽根」はアールエジプト神話の「アアル」とをかけたバラードとなっている。 ココ私兵としてはステアー AUG A1軍時代ベレッタAR70/90それぞれ使用。 トージョ(Tojo/本名東條 秋彦(とうじょう あきひこ)) 声 - 興津和幸 / 箭内仁 日本人若い男性で、眼鏡着用している。生真面目そうな風貌だが、アールルツ一緒にバルメちょっかいを出すなど意外とスケベかつては自衛官であり、事故死扱い諜報組織SR班所属していたが、力を持て余して妄動繰り返すSR班キューバ情報提供者見殺しにして撤収した事に激発辞職した20分後、あからさまに狙いすましていたキャスパージャカルタ食堂ヘッドハントされ、彼の分隊経てココ私兵となる。SR班以前中央システム管理隊北部方面隊電子隊に所属していたことがあることから情報処理担当することが多くかつてはキャスパーの下でも同様の仕事をしていたという。ココに代わって交渉担当することもある。SR班時代に「怖気づいたオタク」とバカにされたことがあったが、バルメの「トージョは自分戦える」という評価や、東欧某国山岳兵バルメ一緒に音もなく制圧チェコ市街ではCIAのイリーガルエージェントに対しウゴマオとともにマグプル MASADA連射しながら並列進撃SR班とのカーチェイス及び銃撃戦ヨナ指示しながらハンドルを握るなど、他の分隊員に劣らぬ技量示している。 「嘘の城」において、敵対することとなったSR班について「ヨナにもわかるようにかいつまんで説明するように」とココから命じられた際には故意詳らかに説明し(5ページ強、アニメでは2分以上)、他の部隊員たちを閉口させるとともにヨナ至って立ったまま居眠りに陥らせてみせた。 35歳とのこと。彼もバルメ同様設定変わったのか、連載準備段階横顔よりも若干若く見えるヨナへの「授業」では算数担当するが、理数系が苦手なヨナには巧妙に逃げられている。 「計画」には素直に賛同日野木(後述曰く、「(ココに)振り回されるのが楽しくて仕方がない様子ベレッタ 92ステアー AUG A1愛用。 ワイリ(Wilee/本名ウィリアム・ネルソン) 声 - 田中一永 / 乃村健次 丸眼鏡姿の黒人男性38歳)。こめかみ剃り入れたクルーカット特徴工兵出身で、トラップ解除並びに爆弾解体再構成特技とする。ルツコンビ組んで長距離狙撃スポッター観測手)役を務める事もある。マオ同じくレームの「後片付け」によく同行するメンバーで、最古参分隊員の1人回想でワイリ、チェキータ、レームの3人が幼き日のココと共に描写されている)。 ヨナへの「授業」では語学担当ヴァージニア大卒で、祖父の代から関わりのある建築学専攻していたが、何の因果米軍所属湾岸戦争にも第18空挺軍第20工兵旅団戦闘工兵として参戦していた。当時デルタフォース大尉であったレーム建築爆破学の腕を買われ化学兵器工場爆破要員としてデルタ作戦参加要請を受け、爆薬不足する状況手近な化学薬品連鎖爆発させることにより任務達成する一方で、その作戦デルタ見惚れて数年後デルタフォース一員になったその後憧れレーム追ってココ出会い、その魅力惹かれ分隊となった。耳の上剃り込み爆破作戦爆弾設置中に流れ弾が掠ったのが原因本人曰く「毛が生えなくなったから反対側も剃り込んだ」らしい)。 前述通り爆薬扱い米軍軍中から一流で、当時異名は「ワイリー・コヨーテ」。ココ護衛になってからは様々な爆弾魔全てクールに爆破見せる」事を信条しながら迎え撃っていた事により「何故かココ狙った爆破テロ全て失敗し、しかも常に爆発物設置者自分爆弾により自滅している。爆破事故周辺では必ずウィリアム・ネルソン目撃されておりどう考えて怪しいのだが、彼が爆弾仕掛けた形跡一切ない」という不可解な状況が相次ぎ最終的にFBIブラックリストに(分隊員ではココ除いて唯一記載されるほど危険視されている。前述のとおり、爆弾再構成して設置者爆殺する戦術好みレーム曰くそのまんま返し」)またレームからは「爆破で遊ぶ悪い癖」があると言っており、最もこの癖はレームは「湾岸戦争時にべた褒めしたのが発端だと思っている」とヨナ語った。なお、この「クールな爆破」は当時感情表現乏しかった幼少期ココをも大い喜ばせたとも言う。バルドラとの戦闘では「後片付け」として使い残したフレシェット再利用し、即席地雷作成車列前後のみを爆破することで人質の救出とバルドラの身柄確保行ったエクスカリバー社襲撃の際には敵中真っ只中での自動車爆弾無力化とその爆薬用いて敵陣壊滅人間爆弾無力化および社長へ仕掛け直して起爆等、ワイリの手口を一通り見たヨナ心底から脅えさせた。我に返ったワイリは「これのせいで普段からサボりがちなヨナ自分授業を一層まともに受けてくれなくなってしまうかもしれない」と内心恐れたものの、逆にヨナは「ワイリの授業だけはちゃんと受けないと。ヤバいから」と普段以上に抑揚失せた口調呟いたちなみにアニメでこのエピソード放送された際、作中レーム台詞真似た「ワイリヤバい」という言葉インターネット・ミームとして流行した)。 「計画に関して自分職人気質である事を自覚し、その技術ココ役に立てるべく「計画」に参加したコルト M4A1愛用エコーエッカート) 声 - 浜田賢二 白人若い男性回想シーンにのみ登場するアールヨナココ私兵となる以前部隊参加していたが、ヘックスCIA部隊襲撃受けた際にココ守って被弾し死亡する常日頃からココに対してボスとはどんな時でも笑っているべきだ」と諭しており、エコーの死以降ココは常に笑顔でいるようになったデルタフォース出身で、湾岸戦争においてはレームと共にワイリを連れて化学兵器工場爆破作戦参加していた。当時階級少尉自称エコー」がNATOフォネティックコードの「E」と被るため、レームからやめるように忠告されていたが、聞く耳を持たなかったらしい。ワイリがデルタフォース入隊資格得たあとに訪ねてきた折にはレーム退役したことを告げている。 デルタフォース時代コルト M733、ココ私兵時代ベクター CR21それぞれ使用している。

※この「武器商ココ・ヘクマティアルとその私兵」の解説は、「ヨルムンガンド (漫画)」の解説の一部です。
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