三省堂 大辞林 |
いかに-も 2 【〈如何〉にも】
(1)どう考えてみても明らかに。非常に。
「―痛そうだ」「―高くて手が出ない」
(2)常識や予想の通りであるさま。また、相手の言葉に答えて、肯定・同意を表す感動詞のようにも使われる。まことに。おっしゃるとおり。
「―学者らしい話し振り」「―、そのとおり」
(3)(状態・理由などが)どんな風でも。どうでも。
「あしくもあれ、―あれ、便あらばやらむ/土左」
(4)(下に打ち消しの表現を伴って)どのようにしてみても。どうしても。
「東国北国のいくさ―しづまらず/平家 7」
(5)願望を表す。ぜひとも。
「今は、― ―かけて言はざらなむ/源氏(宿木)」
どうにも 0 【〈如何〉にも】
(1)(下に打ち消しの語を伴う)どうしても。まったく。
「―手の施しようがない」
(2)困りきった気持ちを表す。何とも。
「―困った」
» (成句)如何にもこうにも
» (成句)如何にもならない
「いかにも」の用例一覧
堀辰雄 初秋の淺間 (青空文庫)
( わ ) か 去 ( さ ) れ——に立つて眞白な花ざかりの蕎麥畑などの彼方に眺めやつてゐると、いかにも穩かで、親しみ深く、毎日見慣れてゐる私の裡にまでそこはかとない旅情を生ぜしめる。往昔、遠く...
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子規の画 (青空文庫)
この画に、東菊活(い)けて置きけり火の国に住みける君の帰り来るがねと云う一首の歌を添えて、熊本まで送って来たのである。 壁に懸(か)けて眺めて見るといかにも淋(さび)しい感じがする。色は花と茎と葉と硝子(ガラ...
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夏目漱石 明治座の所感を虚子君に問れて (青空文庫)
忠弥とかいう男が、酒に酔いながら、 濠 ( ほり ) の中へ石を 抛 ( な ) げて、水の深浅を 測 ( はか ) るところが、いかにも大事件であるごとく、またいかにも 豪 ( えら ) そうな態度で、またいかにも...
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