あぶな・い【危ない】
読み方:あぶない
[形][文]あぶな・し[ク]
1 災いが起こりそうである。危険だ。「—・い遊び」「—・い目に遭う」
2 すぐにだめになりそうである。消滅・破産・死などの状態が近い。「経営が—・くなる」「命が—・い」
3 見通しが暗い。あてにならない。「明日の天気は—・いようだ」
5 不安定だ。「—・い足どり」
[派生] あぶながる[動ラ五]あぶなげ[形動]あぶなさ[名]
[用法] あぶない・あやうい——「危ない」は、「夜のひとり歩きは危ない」のように悪い結果になる可能性が高い場合に使われ、「危険だ」も同じ意味で使われる。◇「危ない」には、信頼度が低い、確実ではない、の意もある。「合格できるかどうか危ないものだ」など。◇「危うい」には、気がかりだ、不安だ、の気持ちが込められる。「危うい立場」と「危ない立場」には微妙なニュアンスの違いがみられる。◇「ところ」などを付けた形「危ないところを助かった」「危ういところを助かった」の場合では、両者とも用いられる。
アブナイ
- 九ツノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・香川県〕
- 九。
- 露店商人、行商人、魚店、青物屋、馬車輓等が金銭又は数量の九を「がけ」又は「きわ」と称す、九を何故「がけ」とか「きわ」とか云ふ語を用ひたかと云ふと九は基本数字の最後に位するものであるから〓とか際とかと云ふ物の最後を意味したものでそれより〓は一歩辷べらせば命はないから「あぶない」と云ひそれを略して「あぶな」とも云ふ様になつた。
- 九。〔菓子商〕
- 露店商人、行商人、魚店、青物屋等が金銭又は数量〔九〕を「がけ」又は「きわ」と称す。そのわけは、〔九〕は基本数字の最後に位するものであるから涯とか際とかいう物の最後を意味したものでそれより涯は一歩辷らせば命はないから「あぶない」といい、それを略して「あぶな」ともいうようになったのである。
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